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テーマ:今日聴いた音楽(73789)
カテゴリ:音楽
1.INTRODUCTION 2.フワフワ・ブランニュー 3.マーチングマーチ 4.ストロベリーチップス 5.晴れ時ドキ 6.OBOROGE COPY VIEW 7.HISTORY 8.芝生 feat.谷川俊太郎 9.若草DANCE feat.宇多丸 (RHYMESTER) 10.BABY BLUE ! 11.伝説の2人 12.コンティニュード ■谷川俊太郎さんの「夜中に台所で僕は君に話しかけたかった」、30年前にその詩集を読んで、今でも時々思い出すことがある。あの本の装丁がすごくかっこよかったからかもしれない。詩人という肩書きの人はみんな自殺してしまうんじゃないかと思ったことがある。何でも言葉にすればいいってもんじゃないと思えるようになったのは、割と最近のことだ。 ■Poetry Readingなんて言葉がもてやはされたのも、やはり割と最近のことだと思う。それ以前にはそういう形式のことをこう呼んだ。「セリフ」 しかし、この「セリフ」っていう間の抜けた感じは何だ。そこでは「幸せだなぁ」とか「僕から逃げようったってだめだよ」なんて、アホらしいことばっか想像してしまうぞ。 ■ただまあ、そういうアホらしさと実はそんなに変わらないことをいわゆるヒップホップはやっているわけで、「セリフ」との違いはおそらくリズムに乗っているか、韻を踏んでいるか程度のことではないかい。あ、それから腰をくねらせてるかどうかってのも重要なポイントではあるか。 ■で、HALCALIである。脱力系のヒップホップ女子2名である。少し踊るパフィー。まだまだ素材であるという印象が強い。寄ってたかってリップスライムやらDJ系の人たちがいじくり回している感じだ。ただ、私はこういうの好きなんである。80年代のたとえばプラスチックスあたりを思い出すのである。 ■そんでもって、谷川さんの話だ。M8は前述の詩集のオープニングの「芝生」が取り上げられている。しかも本人のセリフ、じゃなくてPoetry Reading付きだ。 「芝生」 谷川俊太郎 そして私はいつか どこかから来て 不意にこの芝生に立っていた なすべきことはすべて 私の細胞が記憶していた だから私は人間の形をし 幸せについて語りさえしたのだ 詩人の声で読まれる「詩」はやはりなんとも魅力的だ。素敵な詩は音楽を限定しない。たとえば、この彼のReadingの部分は全く同じトラックを使って、10通りの音楽をつけて一枚のアルバムを創るって発想もアリではないか。 ■このアルバムジャケット(アートワーク)、まるでヒプノシスのようで素晴らしい。と思ったところ、ある作品にそっくりであるという情報を読み、チェック。そしたら会田誠さんの「あぜ道」という作品を見つけた。これは明らかに似すぎている。でもこのアルバムが販売中止になったり、ジャケットがかわったという報告は聞かない。 「あぜ道」会田 誠 ← please vote! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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