MySQL WorkbenchをUbuntu環境にインストールする方法としてはいくつかあるようで、1つはダウンロードページから「mysql-workbench-community_8.0.29-1ubuntu20.04_amd64.deb」といったdebパッケージをダウンロードしてインストールする方法。
もう1つは、snapコマンドによるインストール。
$ snap search mysql-workbench
Name Version Publisher Notes Summary
mysql-workbench-community 8.0.25 tonybolzan - MySQL Workbench
$ snap install mysql-workbench
今回とりあげるのは、aptコマンドによるインストール方法です。
といっても、 dev.mysql.com の「A Quick Guide to Using the MySQL APT Repository」に「Installing Additional MySQL Products and Components」として記載されている内容をなぞるだけなので、そんなに難しいことはありません。
まず、「MySQL APT Repository」をセットアップするために、ダウンロードページからdebパッケージをダウンロードします。
もしくは、curlコマンドによるダウンロードでもOKです。
$ curl -OL https://dev.mysql.com/get/mysql-apt-config_0.8.22-1_all.deb
次にダウンロードしたファイルを使って、MySQLのリポジトリのURLをaptのソースリストに追加します。
$ sudo apt install ./mysql-apt-config_0.8.22-1_all.deb
「パッケージの設定」画面が表示されるので、「Ok」を選択して「了解」で確定します。
インストールが完了すると、「/etc/apt/sources.list.d/」配下に「mysql.list」が追加されていることが確認できます。
$ ls -l /etc/apt/sources.list.d/ |grep mysql
-rw-r--r-- 1 root root 495 6月 7 11:27 mysql.list
aptのURLの情報を更新します。
$ sudo apt update
準備が整ったので、MySQL Workbenchをインストールします。
$ sudo apt install mysql-workbench-community
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
以下の追加パッケージがインストールされます:
libpcrecpp0v5 libproj15 libzip5 proj-data
提案パッケージ:
proj-bin libproj-dev
以下のパッケージが新たにインストールされます:
libpcrecpp0v5 libproj15 libzip5 mysql-workbench-community proj-data
アップグレード: 0 個、新規インストール: 5 個、削除: 0 個、保留: 2 個。
38.0 MB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 196 MB のディスク容量が消費されます。
続行しますか? [Y/n] Y
mysql-workbenchコマンドを実行すると、MySQL Workbenchが起動します。
$ mysql-workbench
Found /lib/x86_64-linux-gnu/libproj.so.15