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Linux版LabViewをインストールする

Last updated at Posted at 2018-06-15

はじめに

以前wineを使ってLabViewをLinuxで動かす記事を書いたが、
その後Linux版LabViewの試用版が入手できることを知った。

さらに、この試用版はフル機能で評価期間の制限がないらしい。

インストールに幾つかハマリどころがあるのでまとめておく。

Linuxディストリビューション

LabViewはrpmで配付されているので、RHEL系のディストリビューションを使う。今回はCentOS7を使う。

alienを使ってUbuntuにもインストールできたが、Visaドライバのカーネルモジュールのインストールができなかった。

VISAドライバのインストール

VISAのisoをNIのサイトからダウンロードする(要ユーザー登録)

カーネルモジュールを作るので、gccとカーネルソースをインストールしておくこと。カーネルソースは、

kernel-plus-3.10.0-862.el7.centos.plus.src.rpm

のようなパッケージ名である。起動しているバージョンのソースを選んでおくこと。

isoをマウントしてrootでインストールスクリプトを走らせる。

sudo ./INSTALL

ライブラリが足らないと文句を言われたら、32bit版のライブラリ(i686)を追加インストールする。(/lib64ではなく/libの方を見ている)

ライブラリの依存関係が満たされると、Visaのrpmパッケージのインストールがはじまる。

インストールが終わったら、UpdateNIDriversをrootで実行する。

sudo /usr/local/bin/updateNIDrivers

カーネルモジュールのコンパイルが始まる。
しかし、nikalモジュールのコンパイルで失敗するので、ソースを修正する。
/var/lib/nikal/3.10.0-862.el7.centos.plus.i686/nikal/nikal.cを編集する。バージョンに注意。修正は三個所。

return do_munmap(mm, addr, len);

を、

return do_munmap(mm, addr, len, NULL);

と書き換える、また、

#define NLNIKAL_CMD_SEND 1
#define GENL_ID_GENERATE 0 <<追加

static struct genl_family nikal_netlink_family =

#ifdef nNIKAL1400_kHasFamilyGenlOpsGroups
//if ((status = genl_register_family_with_ops(&nikal_netlink_family, nikal_n$ <<コメントアウト
#else
//if ((status = genl_register_family_with_ops(&nikal_netlink_family, nikal_n$ <<コメントアウト
#endif

と修正しておく。

再度 sudo /usr/local/bin/updateNIDrivers を実行すると、nikal, nipalk, niorbkなど10個ほどモジュールが作られるはず。

モジュールのコンパイルが終わったら、visaconfを実行して、問題なく起動することを確認する。

LabViewのインストール

Niのサイトからisoをダウンロードし、isoをマウントしてインストールスクリプトを実行すると良い。

LabViewのisoにはMacOS版も含まれている。また、Full development とProfessionalの二つのバージョンがあるが、Professionalでのみ、スタンドアロンのアプリがビルドできる。

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