3-13.管理不要になった端末をユーザーコンソール上から削除する

本サービスで管理する必要がなくなったクライアントを運用休止状態にすることができます。

休止したクライアントは、インベントリ収集や禁止ソフトウェアの起動制御など、すべての機能が使用できなくなりますが、必要に応じて復活することができるためライセンスを消費しています。復活処理をしたクライアントは、管理対象クライアントに戻ります。

本サービスの管理下から外す場合は、休止クライアントをユーザーコンソールから削除します。

対象クライアント: ISM600U_Windowsアイコン_大きめ.png ISM600U_Macアイコン_大きめ.png ISM600U_Androidアイコン_大きめ.png ISM600U_iOSアイコン_大きめ.png ISM600U_プリンターアイコン_大きめ.png ISM620U_オフラインデバイスアイコン_大きめ.png

MEMO.png   オフラインデバイスの場合

[オフラインデバイス(Windows/Mac/Android/iOS)]として登録しているデバイスはライセンスを消費しているため、休止した場合も引き続きライセンスを消費します。[オフラインデバイス(プリンター/その他)]として登録しているデバイスは、ライセンスを消費しません。

 

3-13-1.クライアントを休止する

クライアントの休止方法について説明します。

MEMO.png   休止したクライアントの動作について

クライアントを休止すると、インベントリ収集や禁止ソフトウェア制御などの全機能が使用できなくなります。(*)

なお、休止したクライアントは、24時間ごとにシステムサーバーと通信します。これは、休止したクライアントを復活した際に、インベントリ収集、禁止ソフトウェアの制御などの機能再開に備えて、クライアントの状態をシステムサーバーで検知する必要があるためです。

ふるまい検知機能を利用している場合は、ふるまい検知ライセンスも無効になります。クライアントを復活後に設定同期を行うと、ライセンスが有効になります。

重要.png   QSエージェントがインストールされている場合

クライアントを休止すると、対象クライアントに配布されているQSエージェントはアンインストールされます。(*)

また、LogAnalyticsコンソール/DefenderControlコンソール/ふるまい検知コンソール/ソフトウェア配布コンソール(ISM720U_別ウィンドウアイコン_メインメニュー.pngが表示されているメニューから開く専用コンソール)からクライアントが削除されます。

休止の設定がクライアントに適用されるのは、ユーザーコンソールで休止にしたあとの設定同期時です。

重要.png   休止すると強制ログアウトされる場合

クライアントを休止しようとするとユーザーコンソールから強制ログアウトされる場合は、対象のクライアントからQSエージェントをアンインストールし、次のファイルを削除してください。

Windowsクライアントの場合:C:\ProgramData\QualitySoft\QSE\QSEAgent\Config\AgentID.dat

Macクライアントの場合:Library/Application Support/com.qualitysoft.QSEAgentディレクトリ内の
“AgentID.dat”と“InitConf.dat”

QSエージェントのアンインストールについては、以下を参照してください。

参照.png   付録-13-11. QSエージェントをアンインストールする

その後、QSエージェントが再配布されてからクライアントを休止してください。

QSエージェントの配布については、以下を参照してください。

参照.png   10-12-2. QSエージェントを再配布する

1クライアントを選択する

(1)

メニューから、[ハードウェア]を選択します。

(2)

左メニューから、[ハードウェア一覧]を選択します。

クライアント一覧が表示されます。

(3)

休止するクライアントのチェックボックスにチェックを入れます(複数選択可)

機能アイコンが表示されます。

2クライアントを休止する

(1)

ISM600U_オレンジ...アイコン.pngから、[休止]を選択します。

ISM600U_006(650加工).png

(2)

確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。

選択したクライアントが休止し、休止クライアント一覧に移動します。

3休止したクライアントを確認する

(1)

ISM600U_休止アイコン.pngをクリックします。

ISM600U_007(710加工).png

(2)

休止したクライアントが表示されていることを確認します。

MEMO.png   プリンター情報と関連付けされている場合

プリンター情報と関連付けされている場合は、関連付けが解除されることを確認するメッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると、プリンター情報との関連付けが解除されます。

 

3-13-2.休止クライアントを削除する

クライアントの削除方法について説明します。

重要.png   削除したクライアントの動作について

ユーザーコンソールからクライアントを削除すると、本サービスの管理対象クライアントではなくなります。削除したクライアントを再び管理対象にする場合は、対象のクライアントからクライアントプログラムをアンインストールし、OSの再起動後に再度インストールしてください。

参照.png   付録-13. クライアントプログラムのアンインストール

参照.png   10-3. クライアントを導入する

なお、ユーザーコンソールからクライアントを削除したあとに再登録を行った場合は、クライアントに新しいクライアントIDが割り振られ、新規のクライアントとしてサーバーに登録されます。

参照.png   付録-7. Windowsクライアントの個体識別

MEMO.png   端末がリモートロックされている場合

端末がリモートロックされている場合は、クライアントを削除したあと設定同期時にリモートロックが解除されます。端末がリモートロックされているかどうかは、共通メニューの[(ログイン名)]→[コマンド実行結果確認]から確認してください。

MEMO.png   QS版オプション製品を利用している場合

クライアントを削除した場合、LogAnalyticsコンソール/DefenderControlコンソール/ふるまい検知コンソール/ソフトウェア配布コンソールで非表示になるまで時間がかかることがあります。

1休止クライアント一覧を表示する

(1)

メニューから、[ハードウェア]を選択します。

(2)

左メニューから、[ハードウェア一覧]を選択します。

クライアント一覧が表示されます。

(3)

ISM600U_休止アイコン.pngをクリックします。

休止クライアント一覧が表示されます。

ISM650U_100(710加工).png

2クライアントを選択する

(1)

休止クライアント一覧から、削除するクライアントのチェックボックスにチェックを入れます。

機能アイコンが表示されます。

ISM610U_007.png

3クライアントを削除する

(1)

ISM600U_オレンジ...アイコン.pngから、[ハードウェア削除]を選択します。

ISM610U_008(650加工).png

(2)

確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。

選択したクライアントが削除されます。

4クライアントが削除されたことを確認する

(1)

休止クライアント一覧で、削除したクライアントが表示されていないことを確認します。

 

3-13-3.休止クライアントを復活する

クライアントの復活方法について説明します。

休止していたクライアントを再び管理することが必要になった場合は、復活させることができます。

MEMO.png   休止クライアントの復活

休止クライアントからの復活について、次の注意事項があります。

スタンダードクライアント/リンククローンクライアント、またはMac/Android/iOSクライアントを復活したあと、システムサーバーに接続されるまで最長で24時間かかります。その間は、クライアントを制御できません。

オンデマンドクライアントは、復活直後からシステムサーバーに接続できます。

リンククローンクライアントでログオン状態の場合は、設定同期後システムサーバーに接続されるまでに最長で24時間かかります。ただし、再ログオンした場合は直ちに運用状態になります。

Androidクライアントを復活したあと、即時実行処理(インベントリ収集など)を行うと、すぐにシステムサーバーに接続できます。即時実行処理を行わない場合、システムサーバーに接続されるまでに最長で24時間かかります。

iOSクライアントを復活したあと、システムサーバーに接続して、JailBreak診断、位置情報の取得、アプリケーションポータルの機能が利用できるようになるまでに最長で24時間かかります。

重要.png   QSエージェントがインストールされている場合

クライアントを休止すると、対象クライアントに配布されているQSエージェントがアンインストールされます。

そのため、休止したクライアントを復活させる場合は、QSエージェントの再配布が必要です。

参照.png   10-12-2. QSエージェントを再配布する

1休止クライアント一覧を表示する

(1)

メニューから、[ハードウェア]を選択します。

(2)

左メニューから、[ハードウェア一覧]を選択します。

クライアント一覧が表示されます。

(3)

ISM600U_休止アイコン.pngをクリックします。

休止クライアント一覧が表示されます。

ISM650U_100(710加工)_1.png

2クライアントを選択する

(1)

休止クライアント一覧から、復活させるクライアントのチェックボックスにチェックを入れます。

機能アイコンが表示されます。

ISM610U_007_1.png

3クライアントを復活させる

(1)

ISM600U_オレンジ...アイコン.pngから、[ハードウェア復活]を選択します。

ISM610U_008a(680加工).png

(2)

確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。

選択したクライアントが復活します。

4クライアントが復活したことを確認する

(1)

ISM600U_運用中アイコン.pngをクリックします。

ISM683U_004(710加工).png

(2)

クライアント一覧に、復活したクライアントが表示されていることを確認します。