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福島第1原発2号機の汚染水漏れ 圧力抑制室に9㎠程度の穴がある可能性推定(各紙)

2014-01-31 00:17:00

福島第一原子力発電所 2号機S/C(サプレッションチェンバ)内水位測定器
福島第一原子力発電所 2号機S/C(サプレッションチェンバ)内水位測定器
福島第一原子力発電所 2号機S/C(サプレッションチェンバ)内水位測定器


東京電力は30日、福島第1原発2号機で原子炉格納容器下部の圧力抑制室内の水位を超音波で測定した結果、室外とほぼ同程度だったと発表した。圧力抑制室の水位が判明したのは初めて。また汚染水が漏れ出ている可能性がある圧力抑制室に開いている穴の大きさは8~9平方センチとの推定結果も公表した。


東電は今月14日から16日にかけて、ロボットを使って、外側から2号機の圧力抑制室の水位を測ったところ、底部から5.7~5.76mだった。本来水がないはずの外側の水位は1~3㎝程度高かったもののほぼ同じで、圧力抑制室が収まるトーラス室の水位と連動していることが分かった。

つまり、圧力抑制室に破損部分があり、水がトーラス室に漏れている可能性だ。圧力抑制室の破損部分の総面積は約8~10㎠と見積もられた。抑制室内外の水位差や圧力差を基にして試算したという。ただ、漏えい箇所自体は依然不明で、1カ所か複数かも分かっていない。漏えい箇所の特定にはなお時間がかかりそうだ。

 

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