Dragon Ash @ 代々木公園野外ステージ

Dragon Ash @ 代々木公園野外ステージ - Dragon AshDragon Ash
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ニュー・アルバム『FREEDOM』のリリースが3月4日(なのでCDの店着日は3日)を記念して行われた、代々木公園野外フリーライブ。以前から当サイトのニュースコーナーでもお伝えしてきたように、なんと撮影自由、撮った映像をYoutubeの「Dragon Ash CH」にアップしてコンテストをやる、という企画でもある。というわけで、せっかくなので私も撮りました。今、RO69 スタッフに編集してもらっています。明日には投稿できると思います。「RO69」という名前で投稿するので、よかったら観てみてください。

で。ブログにも書きましたが、その撮影フリー&Youtubeにアップ推奨、という企画のありえなさにすっかり気をとられていたんだけど、現場に行ってみて、もっとありえないことがあったことに気付いた。

こんな季節に野外でやるバンド、いません。下手すると史上初かも。

とにかく、寒い! 今にも雨もしくは雪が降りそうな天気。にもかかわらず、フロントエリアで観るための整理券を求めて、朝から1000人以上が行列を作ったという。数千人が集まった開演5分前=15:35、アントキの猪木(この企画のMCとして「Youtubeへのアップのしかた講座」とか「リハーサルスタジオ潜入」とかに声で出演していた)による陰アナで注意事項・告知が流れる。大ウケ。で、始まるかと思ったら、普通にスタッフの声で、もう一度陰アナが流れていた。なんだ。

で、スタート。ニュー・アルバム『FREEDOM』の1曲目「Intro」が流れ、メンバーが登場、そのままタイトル・チューン「Freedom」になだれこむ、というアルバムそのまんまの始まり方でスタート。無意識に身体が動くようなラテンの高揚感、Kjメロディの心地よいメランコリア、シンガロングし両腕を掲げたくなる一体感、でも決してぬるい連帯には流れないピッとした緊張感――ここ数作でDragon Ashが追求してきたことの完成形みたいな曲がこの「Freedom」であり、最初に聴いたとき「なんちゅう『これ以上ない曲』なんだ」とびびったものだが、さらにびびったのは、人前で初めてやるはずのこの曲が、既にツアー10本くらいこなしたあとみたいな、完璧な仕上がり方をしていたこと。

2曲目以降も同じくで、これまでライブでやったことがあるのは「Velvet Touch」と「La Bamba」だけのはずなのに、全曲がもうすごいグルーヴ。最高。1週間くらい前にコメントをもらった時、Kjは「まだリハーサル1回もやってないんですよねえ」と言っていたのに。とにかく、ライブ・バンドとして異様に優れている。って別に今日知ったわけじゃないが、改めて思った。

「せっかくこういう機会を作ってもらったんで、ゲストで友達も呼んできました」というKjの紹介で、5曲目「EpisodeVI」で、SBKのSHUN&Shigeoも登場。全6曲、30分ちょっとのステージだったが、10分くらいに感じた。この短さで、この寒さでこの高揚感なんだから、3月18日からはじまるツアーは、さらにすごいことになると思う。

で。全曲撮影してみて思ったこと。
やめときゃよかった。
撮っていると、楽しくない。いや、「撮る」という行為は楽しいけど、それによってライブを楽しむこと自体が、2番に下がってしまう。あと、ファインダーに切り取られた部分しか見ることができないので、ATSUSHIが踊っているとこを撮ってると、同じタイミングでIKUZONEがフロントに出てきたのに気付けなかったりする。すばらしいライブだっただけに、もっと好き勝手にあっちこっち観ながら楽しみたかった。踊れないし。画がぶれちゃうから。以前、自分でライブ写真を撮ったことは何度もあって、その時はいつも「これは楽しい作業だなあ」と思ってたけど、映像は大変でした。肩凝るし。なんか損した気がする。

でも、誰にも何も言われてないのに、勝手に撮ったので、誰も責められない。始まる前、某音楽サイトの知り合いにばったり会って、「あれ、撮らないの?」「撮りませんよ」「なんで?こんなネタ振られてるのに撮らないって、音楽サイトの人間としてそれでいいの?」とか言ってたんだけど、彼女の方が正しかったです。(兵庫慎司)

Intro
1.Freedom
2.繋がりSUNSET
3.Velvet Touch
4.La Bamba
5.Episode6
6.運命共同体
Outro
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