悪ノP_mothy氏のボカロストーリー、「七つの大罪シリーズ」ことエヴィリオスシリーズのwikiです。

ルシフェニア王国王女
リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュ
詳細情報
生年E.C.485年
死亡E.C.500年(公的)
E.C.562年(実際)
国籍ルシフェニア王国
無国籍 ↓
ルシフェニア共和国?
出生地ルシフェニア王国、王都ルシフェニアン
年齢77歳没
モチーフ鏡音リン
概要
ルシフェニア王国の王女にして最後の統治者。
後世、悪ノ娘と呼ばれ、童話に残るほど忌み嫌われている暴君王女として知られる人物。彼女の圧政による被害者は数多く、三英雄レオンハルト=アヴァドニア?も王女の命令によって殺されたとされる。
E.C.500年にマーロン国?国王カイル=マーロン?がエルフェ人の女性に一目惚れしたことを理由に婚約を破棄。怒り狂ったリリアンヌは緑髪を持つエルフェ人の国であるエルフェゴート国?への侵略及び同国女性の虐殺命令、『緑狩り令』を発令してエルフェゴートを一時的に占領した。
しかし、圧政に苦しむ国民が国中で蜂起したことでルシフェニア革命が勃発、ジェルメイヌ=アヴァドニア?を中心とする『レジスタンス』との数週間にわたる内戦で敗戦し、E.C.500年12月26日、首都の広場で公開処刑された。

※ネタバレ注意

生涯

幼少期

幼少期のリリアンヌとアレクシル
民衆の期待と教会の鐘が祝福する中、アレクシル?の双子の姉として誕生。
父王アルス1世?亡き後、自分とアレクシルのどちらを王位に擁立させるかで、周囲の大人たちは後継者争いを展開していたが、本人たちはそんなことは露知らずに2人で海岸を訪れて遊んでいた。
しかし、プレジ大臣の依頼を受けたアビス.I.R.によって傀儡の君主にする為に悪食の悪魔を取り憑かされてしまった。

その後、悪魔に取り憑かれている事に気付いた三英雄エルルカ=クロックワーカーによって悪魔は祓われるも、その代償にアレクシルが弟であったことや、遊んだ時などの幼少期の記憶のほとんどを失ってしまった。
アレクシルは表向きには後継者争いで死亡したという事にし、アレクシルから名前を『アレン=アヴァドニア』に変え、三英雄レオンハルト=アヴァドニア?の元へ養子に出した。また父王の跡は母君であるアンネ?王妃が王位に即位したことで収束した。

『悪ノ娘』

『悪ノ娘』リリアンヌ王女

E.C.499年にアンネ王妃が病死。
唯一無二の後継者であるリリアンヌが君主となるが、リリアンヌが15歳を迎えるまでは王位には即位しないことになっていた。
宮廷魔導師にして三英雄であるエルルカがこの時確認した時、リリアンヌには傲慢の悪魔が取り憑いていた。この時既に精神の奥まで悪魔が取り憑いており、普通の魔術ではもう祓うことは出来なくなっていた。(傲慢の悪魔に取り憑かれたことが後の圧政に繋がっていく。)

E.C.499年に新しい王女付きの召使いとしてアレン=アヴァドニア?という少年が王宮にやって来ると、彼が双子の弟ということを忘れていた彼女は自分と似ている彼を早速気に入り、自身の忠実な召使いとなった。

当時のルシフェニア王国では隣国ベルゼニア帝国?の風土病であるグーラ病が流行っており、大飢饉が発生していた。三英雄レオンハルト=アヴァドニア?はリリアンヌに対し直訴して「国民に王宮の食料庫を解放すべき」と進言したが受け入れられず、リリアンヌによる暴権は次第に酷くなっていった。

彼女は自分に逆らう者や気に入らない者などを全て粛清し、次第に彼女はこう呼ばれるようになる。嗚呼彼女はまさに『悪ノ娘』と。

さらにこの頃、リリアンヌの命令によって三英雄レオンハルト=アヴァドニア?が殺害されている。
エルフェゴート国侵攻
エルフェゴートへの侵略を命じる王女。

幼少期に、アンネ王妃とマーロン国?の王太后プリム=マーロン?の間でリリアンヌとマーロン国王カイル=マーロン?の婚約が決められており、リリアンヌが15歳になった時に結婚する予定であった。
しかし、E.C.500年にカイルがエルフェ人(エルフェゴートの単一民族)の女性?に一目惚れをした事を理由にリリアンヌとの婚約を破棄した。

嫉妬に怒り狂ったリリアンヌは、そのエルフェ人女性を特定する為、エルフェゴート国?への侵略及び同国女性への虐殺命令である『緑狩り令』を発令。

ジョルジュ=オーズディン?将軍率いるルシフェニア軍がエルフェゴート国へ侵略を開始し、両国国境間にある千年樹の森を行軍進路の邪魔となることから放火されて半分が消失した。ルシフェニア軍はエルフェゴートを瞬く間に制圧し、同国女性は王族を除いてほぼ全滅した。
リリアンヌが目標としていたエルフェ人女性は殺害され死亡したことで目的は達成された。(ちなみにエルフェ人女性殺害も侵略の一因であるが、リリアンヌは『国がひとつになれば争いはなくなる。』とアレンに語っているので、嫉妬だけが原因ではない模様。)
しかし既にルシフェニア王国中は怒りの炎に包まれていた。

ルシフェニア革命

ルシフェニア革命

王女リリアンヌの圧政、そして『緑狩り令』などに苦しんだ民衆たちが国を変えようと立ち上がり、レオンハルトの娘、ジェルメイヌ=アヴァドニア?を中心とする『レジスタンス』(革命軍)を組織。
ルシフェニア国内全域で一斉蜂起し、怒りの炎が国を包んだ。
王宮の王国政府は当初、各都市に駐留する軍の部隊だけで対処しようとしたが、多勢に無勢で各個撃破され、宰相ミニス=ステュープの指揮の元、革命への対処を始めた。『アスモディンの悪魔』と呼ばれる剣士、ガスト=ヴェノム?率いる傭兵団も首都ルシフェニアンでの革命軍へ応戦にあたったが、苦戦を強いられ、ミニスは仕方なくベルゼニアとの国境にある重要拠点、レタサン要塞の駐留軍を首都へ呼び戻したが、既にレタサン要塞はレジスタンスの『仮面の男』カーチェス=クリム?によって落とされていた。
仕方なく同盟国であるマーロン国へ援軍要請をするが、これを拒否されたことで四面楚歌の状況になってしまう。
エルフェゴートへ出兵していたオースディン将軍率いるルシフェニア軍も革命の報告を聞いて直ぐに帰還しようとしたが、エルフェゴート軍の地形を生かした戦術の妨害を受けて苦戦していた。

既に傭兵団も首都から撤退し、ミニスは残存する全ての兵力を王宮防衛に命令し、三英雄マリアム=フタピエ?やガスト=ヴェノムが王宮防衛にあたった。

本音を暴露するリリアンヌ

その頃、リリアンヌは王宮の自室にてブリオッシュを食べながら、その時にこの状況になっても自身のそばにいてくれる召使いのアレンに対し、本音を暴露している。
リリアンヌは、『私は本当はお母様のようになりたかったの。気高く美しかったお母様のように。』と暴露し、かつて女手一つで大国ルシフェニアを統治したアンネ王妃の喋り方や仕草を真似した結果が革命を招いてしまったのであった。(悪魔に取り憑かれたことも一因である。)

数週間が経ち、既にレジスタンスはルシフェニア王宮を包囲していた。
しかしレジスタンスの前に三英雄マリアムが最後まで残った忠臣達を率いて立ちはだかった。レジスタンスは苦戦を強いられたが、徐々に押し返し、マリアムは負傷して撤退した。

王宮に突入したレジスタンスは、王宮鏡の間にてガスト=ヴェノムに遭遇、レジスタンスのリーダーであるジェルメイヌが一騎打ちでガスト=ヴェノムを撃破すると、王宮音の間にて王女リリアンヌを捕縛、投獄したことで終結した。


王女リリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュは、E.C.500年12月26日、首都の広場にて公開処刑され死亡した。リリアンヌの死によってE.C.399年から続いていたルシフェン王朝は断絶し、ルシフェニア王国は滅亡した。

その後(ネタバレ注意)

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実はレジスタンスが王宮を包囲し、ガストやマリアムと戦っている間にアレンの手引きによって愛馬ジョセフィーヌに乗って王宮を脱出していた。
王宮から脱出する前、アレンから『自分はリリアンヌの双子の弟』だと明かされたリリアンヌは、アレンを「弟」として認識はしていなかったが、孤独だった王女に本当に理解してくれる人物と出会った瞬間に孤独になってしまった。
アレンと服を交換し、自身の部屋の抜け穴から外に出て愛馬ジョセフィーヌとともに逃げ出したのであった。
つまり、王女として捕まったのは召使いであり、弟であったアレンであった。
逃げ出したリリアンヌは、愛馬ジョセフィーヌと共に海辺の修道院に辿り着き、そこの修道女クラリス?と出会う。

懺悔中のリリアンヌ

暮らし始めた最初は我儘な性格が抜けず、他の修道女達も手を焼いていたが、クラリスの親身な指導もあり、徐々に本来の性格を取り戻していった。
また修道院での自身の行いを懺悔していたところをクラリスに聞かれてしまい、クラリスにミカエラの仇として殺害されそうになるが、クラリスはこれを思いとどまって中止し、本当の意味でクラリスとリリアンヌは分かりあったことで親友となる。

またE.C.505年にはクラリスと共に苗木になったミカエラを飢えている。

その後、レヴィン教エルド派に改修し、エルド派修道女「リン」として洗礼を受けると、42歳の頃に自身の住む修道院の院長に就任する。
またこの頃にクラリスは修道院を出ており、各地のネツマ族迫害を解決するため、「クラリス修道会」を設立し、「シスター・クラリス」として歴史に名を残した。

また、リリアンヌはE.C.500年-505年以内に『海辺に伝わる伝説』をたよりに海に向かって手紙を入れた小瓶を流している。

最期

E.C.562年頃に「リン」として登場。(楽曲『待ち続けた手紙』より)
自身の修道院に大勢の孤児たちを引き取って育てており、『いつも笑顔を絶やさない優しい年老いた修道女』と言われている。
年老いたリリアンヌは、「もしも罪が許されるなら、もしもあの日に戻れるなら、"あの"手紙の返事が欲しい。」とあの頃のことを後悔していた様子。

リンはE.C.562年に大勢の孤児たちに囲まれながら息を引き取った。
自身の正体を知るクラリスとは生涯を通じて親友であり、クラリスが修道院を出たあともその交流は続いた。晩年まで文通もしていた様子。

死後(ネタバレ注意)

『円尾坂の仕立屋』

三六燐と禍世

E.C.842年の蛇国、円尾坂にて登場。
「三六燐」として転生したが、父の悔に黄色のかんざしを買ってもらっていた所を、カヨに目撃されてしまう。
その後、リリアンヌとしての記憶を取り戻すと、黒檀童子として転生していたアレンと再開するため、再び傲慢の器『ルシフェニアの四枚鏡』に宿る傲慢の悪魔マリーと再契約し、海辺でカヨを待ち構えていたが、マリーは既に力を失っており、嫉妬の悪魔と契約していたカヨによって鋏で切り刻まれ、一撃で殺された。
最期の際にはアレンへの謝罪の言葉を並べながら事切れていった。
彼女の遺体は海に流された為、見つからなかったという。

『Master of the Heavenly yard』

E.C.1000年の世界の崩壊によって、冥界と天界、地上の境界線が壊れると、リリアンヌの魂も地上に戻る。
アルス1世?、母アンネ?と再会し、かつての家臣であるレオンハルト?マリアム?とも再会し、幻想のルシフェニア王宮でパーティーを開催していた。

しかし、パーティー中にリリアンヌ以外の人々が眠らせ姫?の『gift』によって強制的に眠ってしまうと、『大罪契約者』であるリリアンヌを捕らえるべく現れたタサン・エルフェゴート軍のトニー=オースディン?将軍に捕まりそうになっていたところをジョセフィーヌに乗ったクラリスによって助けられる。

クラリスと再開すると、リリアンヌは「どうしてパーティーに来なかったの?」と聞き、クラリスは「賑やかな所は苦手だから。」と返された。

リリアンヌはその後、傲慢の悪魔マリー=アネットと再会。
マリーが再び契約しろと持ちかけると、リリアンヌは「あんた円尾坂の時に全然助けてくれなかったじゃない!」と怒り、クラリスと共にマリーを無視して行こうとすると、マリーはリリアンヌを始めとする悪魔と最も相性が良かった「大罪契約者」をタサン軍は狩っていると聞いたクラリスは、リリアンヌとマリーを連れて旧マーロン国へ向かった。

荒野と化したマーロンでは、セカンドピリオド時代の記憶を取り戻したセトとイブを除く4人の大罪の悪魔達*1、ミカエラと接触し、アレンはルシフェニアに向かったことを聞き、行き違いになったことを知る。
色欲の悪魔ジル=ドリエ?のことを見てからかったり、嫉妬の悪魔ラハブの推測を聞いたりと、悪魔たちと馴染んだ後、ミカエラと接触。ミカエラに500年前のことを謝罪する。
またこの際ミカエラから7つの大罪の器を譲り受け、悪魔たちやクラリスと共に冥界『Hellish yard』へ向かう。その旅の途中で『女性が困っていたら助けるのは当然』としてヴェノマニア公を、『あなたより強い』という禍世を仲間に入れ、眠らせ姫とガレリアン・マーロンと対峙する。

ヴェノマニア公と禍世の奮闘によって眠らせ姫、ガレリアンを退けたリリアンヌ達だったが、その際の衝撃で冥界から吹き飛ばされ、再び地上へと戻ることになり、『かつての故郷』である千年樹の森にある映画館『EVILS THEATER』へ乗り込み、ガレリアンとガモン=オクトと対峙。
ガモンとガレリアンの野望を『悪ノ娘』として打ち砕き、映画館へ来たアレンと再開する直前にMaがリリアンヌから浮上し、リリアンヌや他の大罪契約者達を取り込む。

映画館内部とその周辺で戦いが起きる中、父アルス率いるルシフェニアの軍勢と映画館へやってきたネメシス達の協力、そしてアレンがMaを撃破したことでついにアレンと再開することとなった。
そして全てを天界『Heavenly yard』で見ていた創造神シックルビヒモによって箱舟『クライムワン』へ案内され、世界の全てと悪魔と神々の正体を知った後、シックルから渡されたBLACK BOXに黄金の鍵をアレンと一緒に差し込み、『Re_birthday』を発動させて新たな世界フォースピリオドを創造した。

人物

  • 『大罪契約者』の1人であるが、リリアンヌ自身は契約しておらず、傲慢の悪魔に取り憑かれて契約状態になってしまっている。(実は『円尾坂の仕立屋』時代に初めて契約した。)
  • アレンの事を記憶を失ってから「弟」とは認識していなかったが、心の奥底では無意識のうちにアレンに教えてもらった「おまじない」などを覚えていた様子。
  • リリアンヌの許嫁であったカイル=マーロンは、本当のリリアンヌのことを「いい子であり、悪ノ娘などと言われるようになってしまったのは周りの大人のせい」と言っており、本来のリリアンヌは普通の女の子であった。
  • リリアンヌの口調は古風なものであるが、これは母のアンネ?女王の口調や仕草を真似したものであり、母のようになりたいと思ったリリアンヌは、意味もわからず権力を乱用した結果、『悪ノ娘』になってしまった。
  • 上記の通り、リリアンヌの本来の一人称は「私」で、口調も普通のものだった。
  • 愛馬ジョセフィーヌと共に王宮を脱出した後、海辺の教会の修道女であったクラリス?に拾われ、その後クラリスとは生涯を通じて友人であった。(晩年まで文通もしていた様子。)
  • リリアンヌは、晩年自らが引き取って育てていた大勢の孤児たちに囲まれながら息を引き取ったという。
  • 愛馬ジョセフィーヌとは教会での生活でも共に過ごし、ジョセフィーヌが老衰死するまで共に生活していた。

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