カラフルな木造建築が立ち並ぶかわいらしい世界遺産の町ラウマ旧市街

カラフルな木造建築が立ち並ぶかわいらしい世界遺産の町ラウマ旧市街

フィンランドの西岸に位置する小さな町、ラウマ。歴史ある木造建築の家が建ち並ぶラウマ旧市街は、世界遺産に登録されています。今でもおよそ600軒の木造家屋が建ち並び、ほとんどの家は18世紀にルネサンス様式で建てられたカラフルでかわいらしい造りです。

鮮やかな美しい色が目を引く木造家屋の中には、今でも一般市民が暮らしています。絵本に出てくるようなかわいらしい街並みは、歩いているだけで楽しい気分になれます。また、大自然に恵まれたフィンランドの小さな世界遺産の町は、優しい雰囲気に包まれ心が温まります。北欧の洗練されたセンスが光る、美しい世界遺産のラウマ旧市街の魅力をたっぷりご紹介します!

目次

カラフルな木造建築が立ち並ぶかわいらしい世界遺産の町ラウマ旧市街

ラウマ旧市街とは?

北欧のフィンランドにあるラウマは、トゥルク、ポルヴォーに次いで3番目に古い町です。カラフルな色が特徴的な、木造建築群が美しいラウマ旧市街は世界遺産に登録されていて、世界中から観光客が訪れる人気の観光地です。1442年が起源の歴史ある町ラウマでは、伝統工芸のボビンレースが盛ん。

そんな歴史と伝統を今に伝えるラウマ旧市街に訪れたら、やはり世界遺産の建造物は見逃せません!18世紀に建てられた木造建築の家々は、訪れる人を魅了する美しさがあります。ラウマ旧市街には、おしゃれなカフェやショップ、ギャラリーに博物館と、見どころが盛りだくさん。街を散策するだけで、あっという間に時間が過ぎていきます。

現在も美しい姿を残す木造建築の街並みですが、過去には幾度か火災によって焼失したことも。1682年に起きた大火では、ラウマの町はほぼ全焼してしまったと言われています。その後、古地図を元に当時の姿が忠実に再現され、現在の美しい姿を取り戻しました。およそ600ある木造家屋は、すべてが異なるデザイン。色も様々ですが、不思議と一体感がある街並みは圧巻です。

ラウマ旧市街へのアクセス

日本からフィンランドへは直行便が出ているので、ヘルシンキまでおよそ9時間30分で行くことができます。ヘルシンキからラウマまでは鉄道が便利。トゥルクの駅で一度乗り換えが必要ですが、所要時間はおよそ3時間半です。

おすすめポイント3

聖十字架教会

ラウマ旧市街の中でもひと際目を引く建物は、聖十字架教会です。ラウマの世界遺産を代表する建物でもあるこの教会は、もともとはフランシスコ修道院だった建物。15世紀末に建てられたこの素朴な建物は、石造りの部分と木製の部分に分かれていて、その見事な調和が美しい世界遺産にふさわしい建造物です。

特に目を引くのは、美しい屋根瓦。木にタールを塗った屋根瓦は、ラウマの大自然にぴったり。シンプルな建物の内部に足を一歩踏み入れると、世界遺産の中でも見逃せないフレスコ画が目に飛び込んできます。天井に描かれたフレスコ画は、16世紀初頭のもの。キリストの生涯が描かれていて、ほぼ完全な状態で残されています。豊かな自然に囲まれた歴史ある聖十字架教会は、一見の価値がありますよ!

マレラ

ラウマ屈指の富豪だったとも言える船主が、3世代に渡り住んでいた木造家屋が、現在は博物館として一般公開されています。ラウマ旧市街に軒を連ねるほかの世界遺産の家屋と比較してみると、その大きさからも裕福だったことが一目瞭然。その後、家屋はオークションにかけられて一旦は別の家主のものになりますが、最終的にはフィンランド政府が買い取ることになり、現在の博物館が完成しました。

真っ白な外壁に木枠の茶色が映え、とても目を引く美しい外観。世界遺産の風格が漂う建物内には、実際に使用されていた豪華な調度品などがそのまま残されていて、当時のラウマの暮らしぶりを垣間見ることができる貴重な博物館です。世界遺産の町の歴史に少し触れてから町を散策すると、より一層興味深く見て回ることができますよ!

ラウマミュージアム

世界遺産のラウマ旧市街の中心にあるマーケット広場。地元の人や観光客で賑わうこの広場の一角に、ひと際大きな建物が建っています。もともとはラウマ旧市庁舎だったこの建物は、18世紀に建てられた世界遺産の木造建造物。現在はラウマ博物館として、観光客に人気のスポットになっています。

1階にはラウマの特産品でもあるレース博物館が入っていて、美しいアンティーク・レースは必見!ほかにも600種類にもおよぶ様々なレースが展示されています。建物の正面に広がるマーケット広場では、地元の食材などが売られた市場が開かれているので、時間があればそちらも覗いてみてくださいね。世界遺産の街の中で飲むコーヒーは、格別ですよ!

@まとめ

フィンランドのかわいらしい小さな町、ラウマの旧市街をご紹介しましたが、いかがでしたか?かわいらしさだけではなく、歴史的にも重要な木造建築群は、世界遺産に指定されるのも納得の美しさ!ラウマの町を彩る北欧らしい温もりのある色使いやデザインセンスは、訪れる人の心を和ませます。

豊かな自然に囲まれ、のどかな雰囲気に包まれた世界遺産のラウマ旧市街は、散策しているだけで明るい気分になりますよ!かわいらしい世界遺産の町に、ぜひ足を延ばしてみてくださいね!

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