ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.5
FUJITSU Software

9.6.3 iSCSI ターゲットの設定削除

サーバ間ミラーリングの構成をすべて削除する場合、すべてのノードで iSCSI イニシエータの設定を削除してから、以下の手順で iSCSI ターゲットの設定を削除します。

参照

iSCSI イニシエータの設定削除手順については、「9.6.2 iSCSI イニシエータの設定削除」を参照してください。

手順は OS のバージョンによって異なります。

RHEL6】

  1. 両ノードの iSCSI ターゲットの設定を削除します。

    両ノードの /etc/tgt/targets.conf ファイルの "#GDS netmirror definition start"の行から "#GDS netmirror definition end" の行までを削除します。

    # vim /etc/tgt/targets.conf

    [削除箇所の例]

    #GDS netmirror definition start
    <target target-0101>
      initiator-address 192.168.56.20
      initiator-address 192.168.56.10
      write-cache off
      <backing-store /dev/disk/by-id/scsi-3500000e111c56610>
        lun 1
        scsi_id SDX01
      </backing-store>
    </target>
    #GDS netmirror definition end

    以降の手順は、GDS 以外のプログラムが SCSI ターゲットを使用しているノードでは実行しないでください。

  2. SCSI ターゲットデーモン (tgtd) を停止します。

    # service tgtd stop
  3. SCSI ターゲットデーモン (tgtd) がシステム起動時に自動起動しないように設定します。

    # chkconfig tgtd off

RHEL7

  1. 両ノードの iSCSI ターゲットを削除します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    # targetcli /iscsi delete ターゲット名

    [実行例]

    # targetcli /iscsi delete iqn.2003-01.org.linux-iscsi.node1.x8664:sn.2613f8620d98
  2. 両ノードのストレージの設定を削除します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    ストレージが複数ある場合は、各ストレージに対して本コマンドを実行します。

    # targetcli /backstores/block delete ストレージ名

    [実行例]

    # targetcli /backstores/block delete storage1
  3. 両ノードで設定が削除されたことを確認します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    # targetcli ls

    [出力例]

    o- / ................................................................................. [...]
      o- backstores ...................................................................... [...]
      | o- block .......................................................... [Storage Objects: 0]
      | o- fileio ......................................................... [Storage Objects: 0]
      | o- pscsi .......................................................... [Storage Objects: 0]
      | o- ramdisk ........................................................ [Storage Objects: 0]
      o- iscsi .................................................................... [Targets: 0]
      o- loopback ................................................................. [Targets: 0]
  4. 両ノードでターゲット情報を保存します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    # targetctl save
  5. iSCSI ターゲットサービスの起動/停止順序に関する設定用のディレクトリを削除します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    # rm -rf /etc/systemd/system/fjsvsdx.service.d/
  6. iSCSI ターゲットサービスの起動/停止順序を反映します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    # systemctl daemon-reload
  7. iSCSI ターゲットサービスの起動/停止順序の設定を確認します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    # systemctl show fjsvsdx.service | grep "After="
    After=iscsi-shutdown.service iscsi.service ・・・

    ポイント

    target.serviceが出力されないことを確認します。

    以降の手順は、GDS 以外のプログラムが iSCSIターゲット (LIO) を使用しているノードでは実行しないでください。

  8. iSCSI ターゲットサービスがシステム起動時に自動起動しないように設定します。

    両ノードで以下のコマンドを実行します。

    # systemctl disable target.service