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アウトサイドヒッターとは?オポジットとの違いも紹介!【バレーボール】

昔と今では大きく変わっているバレーボールのポジション名。
以前のポジション名はレフト、センター、ライト、セッターというものでしたが、いつの間にか変化。
よく分からなくなったという方も多いのではないでしょうか?
特に難しいのが、アウトサイドヒッター。中でもオポジットとの違いが悩ましいところです。
今回は、バレーボールのアウトサイドヒッターについてご紹介。
オポジットとの役割の違いや代表的な選手についても解説します。

【バレーボール】ポジションの種類

まずバレーボールのポジションについては、位置を表すポジションと役割を表すポジションがあることに注意が必要です。
なお今回は一般的な6人制バレーについて解説します。

位置

位置を表すポジションは、単純に選手がどこにいるかを表します
バレーボールの位置のポジションは、ネット寄りが前衛(フロントまたはフォワード)で、後ろ側は後衛(バック)。
さらに左右と真ん中でレフトセンターライトに分かれ、前衛の右側ならフロントライト、後衛の左側ならバックレフトなどと表現します。

役割

役割を示すポジションは大きく分けて5つ
アウトサイドヒッター(OH)、ミドルブロッカー(MB)、セッター(S)、オポジット(OP)、リベロ(L)で、選手プロフィールや試合の実況で使われるのはこちらになります。
なおバレーボールで混乱しがちなのは、選手たちがローテーションしてポジションを変えていくこと。
ラリーが始まる際の選手たちの立ち位置が毎回変わるため、役割のポジションも毎回変わっていくと考えがちです。
しかしそのようなことはなく、ラリーが始まったら選手たちは本来の自分のポジションに戻って試合を進めるのです。

アウトサイドヒッターとは【バレーボール】

では今回のテーマであるアウトサイドヒッターとはどのような役割なのでしょうか。

アウトサイドヒッターの役割

アウトサイドヒッターはかつてレフトライトと呼ばれていたポジション。
ウイングスパイカーとも呼ばれます。
テレビ中継では左右両サイドからアタックを打つことが多いポジション。高めのオープントスバックアタックなどの攻撃も行います。
ただし攻撃専門ではないところがポイント
サーブレシーブ強打レシーブブロックなどすべてのプレーを高いレベルでこなせることが必要で、チームのエースが置かれるポジションとなります。
またあえてレフトと呼ばれることも。その理由にはオポジットが関わってきます。

【関連記事はこちら】⇩
【バレーボール】セッターとは?役割や意味について解説!
【バレーボール】リベロとは?役割と必要な能力について解説!

アウトサイドヒッターとオポジットの違い【バレーボール】

役割で混乱することが多いアウトサイドヒッターとオポジット。
それは役割的に重なる部分があるからです。

オポジット

オポジットとは「対角」という意味。
何の対角かというと、セッターの対角です。
オポジットはセッターの対角、主にライト側に配置される選手のこと。
それだけでなくとにかくスパイクを打ち、攻撃して点を取る役割を持つ選手のことをオポジットと呼びます。
つまり完全に攻撃専門スーパーエース
レシーブなどの守備には参加せず、強烈なスパイク、バックアタックで攻撃をする専門家です。
位置が主にライト側となるため、左利きの選手がほとんど
そのため該当する選手がいないチームも多く、現実的にはオポジット=スーパーエースとなるのはVリーグレベル以上のチームとなるのが一般的です。

オポジットとアウトサイドヒッター

オポジットもアウトサイドヒッターも左右から攻撃する役割は同じ。
その中で特に右からの攻撃で得点を重ねられるために守備を免除されるスーパーエースが特にオポジットとなります。
一方のアウトサイドヒッターはレシーブやブロック、トスも求められるのが大きな違い
つまりレフトとライトは基本的にアウトサイドヒッターと呼ばれ、その中でライトに攻撃専門の選手を置ける場合のみ、その選手をオポジットと呼ぶイメージです。
チームにオポジットがいる場合、アウトサイドヒッターはレフト2枚とライト1枚で構成されることになります。

日本代表のアウトサイドヒッターとオポジット【バレーボール】

明確に役割が分けられるアウトサイドヒッターとオポジット。
2023年9月時点の日本代表チームの選手を例に、その特徴をご紹介します。

アウトサイドヒッター

男子日本代表のアウトサイドヒッターといえば、石川祐希選手
FIVBバレーボールネーションズリーグ2023では、ベストアウトサイドヒッターに加えて得点王ベストアタッカーにも選ばれました。
強烈なアタックだけでなく、ブロック、サーブレシーブ、ディグでもチームに貢献。日本の不動のエースとして活躍し続けています。
女子日本代表のアウトサイドヒッターで注目は、キャプテンの古賀紗理那選手です。
かつては「守備が課題」と言われたこともあった彼女ですが、その後、圧倒的な攻撃力と共に守備力も強化。今も大きく進化し続けています。

オポジット

男子日本代表のオポジットといえば、西田有志選手です。
古賀紗理那選手との結婚でも話題になった西田有志選手は身長187センチとオポジットとしては小柄ですが、最高到達点はなんと346センチ
驚異的なスピードとサウスポーからのパワフルなアタックで得点を重ねます。
一方、女子の日本代表は試合によってはオポジットを配置しないことも
2023年のネーションズリーグファイナルラウンドのアメリカ戦では、右利きの古賀紗理那選手がオポジットとして起用されるということもありました。
これは攻撃力をさらに強化するため。
攻撃を重視するため、あえて守備の役割を外してオポジットにするということもあるのです。

まとめ

ポジションの位置は重なりながら、役割が大きく違うアウトサイドヒッターとオポジット。
プロ以外では、ほとんどの試合で全員が守備に参加しますから、左右で主に攻撃をする選手はアウトサイドヒッターと考えて間違いありません。

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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