中国軍 音速の3倍の速さで飛行する偵察用無人機を開発

CC BY-SA 4.0 / Infinty 0 / WZ-8 at Airshow China Zhuhai 2022 (cropped photo)中国製の無人偵察機「WZ-8」
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中国軍は、音速の3倍以上の速さで飛行する高高度偵察用無人機を近く採用する可能性がある。これにより、中国が台湾周辺の監視活動を行う能力が大幅に強化されることになる。米紙「ワシントン・ポスト」が、米国家地理空間情報局(NGA)の機密文書を引用して報じている。
その機密文書には、2022年8月9日付の衛星画像が掲載されている。その画像には、中国の上海から約560キロ離れた空軍基地にある2機の中国製の無人偵察機「WZ-8」が写っている。この基地は、中国人民解放軍の中でも台湾に対する主権を主張する部隊に属している。以上のことから、NGAは中国が最先端の同偵察機を用いて、台湾周辺の米国の軍艦や、この地域の米軍基地における標的の位置情報を修正するつもりだとみている。
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中国政府は2019年、建国70周年を記念する軍事パレードで「WZ-8」を初めて公開した。この軍事パレードで、石炭色のドローン2機が天安門広場の上空を飛行したが、当時、超音速のWZ-8が運用されていると考えた外国の軍事専門家はほとんどいなかったという。
しかし、その機密文書によると、NGAは、WZ-8は最先端の監視システムであり、中国は同偵察機を使ってリアルタイムで地図データを収集し、そのデータを将来の地域紛争での戦略作りや、ミサイル攻撃の実施に役立てるとみている。
スプートニクは先日、米国が対無人機用のレーザー短距離防空システムの試験を行ったと報じた。
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