Simutrans

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空港を作る
By punipuni
Simutransでは最も初心者には難しい飛行機について、
最小構成の空港の作り方から少しずつ広げていくことで、立派でリアルで効率的な空港を作れるようにする
   
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空港に必要なもの
simutrans上必須のもの
  • 滑走路:飛行機は必ず滑走路に着陸し、滑走路から離陸する。平坦な直線が必要。
  • 誘導路:誘導路は滑走路と駐機場を地上でつなぐ。スロープはできない。
  • 駐機場:誘導路末端に重ねて設置する。単独では属性がないため、乗客や貨物を収容できない。
  • ターミナルビル(旅客/貨物/郵便など)必要な属性に応じて、旅客または貨物を収容する。
  • これらは乗り換え先の交通機関同士で同一駅扱いにすればよい。
    • 例:旅客機=旅客ターミナルビル=空港駅
    • 貨物機(郵便)=空港郵便局=郵便トラックターミナル
  • 格納庫(マップ全体で1つは必須)必要な飛行機をここから出す。

その他
  • 管制塔:見た目上1つはあるとリアルになる。大きな空港にはランプコントロールとして2つあることも。
  • レーダー:空港周囲の飛行機を電波で確認する。見通しの良いところに作るとリアル。
  • 着陸支援装置:滑走路に確実に着陸できるように支援する。あるとリアル。

空港アクセス手段
  • 空港駅
  • バスターミナル
  • 貨物駅
  • トラックターミナル
など
飛行機の動きについて
飛行機は以下の挙動を示す。
  1. 飛行機が滑走路に到着する。すでに着陸している他の飛行機がある場合は、滑走路近くで旋回飛行する。
  2. 飛行機が滑走路に着陸する。駐機場が不足している場合、滑走路末端で待機する。
  3. 飛行機が滑走路から脱出し、誘導路にタクシングで移動する
  4. 飛行機が誘導路から駐機場に到着する。同一駅扱いの駐機場で、そこから離陸することなく行ける駐機場のうち、空いているどれか1箇所の駐機場に到着する。
  5. 飛行機が旅客または貨物の搭乗を完了し、誘導路へ動き出す
  6. 飛行機が誘導路を滑走路まで移動する。離陸中の飛行機がいる場合は停止する。
  7. 飛行機が滑走路で離陸する。

これをスムーズに実行するため、前章に挙げられた施設に対して、
これらを以下のように接続する。
滑走路=誘導路=駐機場(滑走路末端に重ねて設置)=ターミナルビル=他交通機関
この基本さえ守られていれば、以下に挙げられる変則的な設置も問題なく行われる。
例1:滑走路1つに、ターミナルが複数(例:旅客と貨物)
例2:滑走路2つ(離陸用と着陸用)に、ターミナルが1つ
チュートリアル1:最小サイズの空港を作る
以下のようにして、最小サイズの空港を作りましょう
本項は以下のページを元にしています。
https://japanese.simutrans.com/index.php?%A5%C1%A5%E5%A1%BC%A5%C8%A5%EA%A5%A2%A5%EB%2F%B6%F5%B9%C1%A4%CE%B7%FA%C0%DF%CA%FD%CB%A1

  1. 滑走路を3マス分敷設する。
  2. 滑走路に直角に誘導路を2マス敷設する。
  3. 誘導路の終端に駐機場を建設する。
  4. 旅客/貨物の属性に合わせてターミナルビルを建設する。
できた空港は以下のようになります。
チュートリアル2:誘導路付きの空港を作る
Simutransにおいて、飛行機はマップ左側、下側から着陸し、マップ右側、上側に離陸します。

離陸は滑走路の左端または下端に一度停止し、加速して離陸します。
この時、滑走路の長さが十分であれば、滑走路途中で離陸します。
一方、着陸は滑走路左端または下端から着陸し、滑走路の右端または上端まで必ず到達してから、誘導路に向かいます。高速誘導路は存在しません。
そこで、誘導路は滑走路両端から1マス離れた場所に設置し、以下のような進行方向制限を加えることが定跡となります。
  • 滑走路の左端または下端:滑走路に入る向き
  • 滑走路の右端または上端:滑走路から出る向き
チュートリアル3:着陸用滑走路と着陸用滑走路を分ける
前項では、一つの滑走路を離着陸両方で用いていましたが、今回は離陸用滑走路と着陸用滑走路を分けて作ります。
滑走路と誘導路の接続点は、前項と同様、以下のように決めます。
滑走路の左端または下端:滑走路に入る向き
滑走路の右端または上端:滑走路から出る向き
実例は下の図で、左が着陸用滑走路、右が離陸用滑走路です。
滑走路中に離陸できるようにしたい場合、以下の長さを参考にしましょう。
長さ(マス)
離陸用
着陸用
プロペラ機
5
5
ジェット機(満載)
13~15
7~8
ジェット機(空荷)
6~8
6~8
コンコルド
15以上
8~10

滑走路が長すぎることによるデメリットは、離陸用滑走路にはほとんどないですが、着陸用滑走路は処理能力が減少するため、着陸用滑走路は最小限にして、すばやく誘導路に脱出できることを優先しましょう。
チュートリアル4:駐機場が複数ある空港を作る
駐機場を複数設置することで、多くの飛行機を同時に扱うことが出来るようになります。
駐機場は、飛行機ごとにスケジュール選択でどの駐機場を利用するかを指定する必要が有ります。
ただし、実際に飛行機がどの駐機場を用いるかは、着陸後に滑走路を脱出するタイミングで、
スケジュールによって選ばれたターミナルビルと同一扱いされるターミナルの内、誘導路のみで向かうことができる駐機場すべてのうち、実際に空いている駐機場があれば、そのうちの1箇所が選択されます。
この仕組みは、鉄道におけるチューズシグナルと同等です。
チュートリアル5:滑走路が3つ以上ある空港を作る
滑走路の処理能力のうち、
  • 離陸用滑走路は混雑しても待機列が滑走路手前にできるだけであり、前便が離陸後すぐに次便が離陸し始める一方、
  • 着陸用滑走路は混雑しだすと空中で飛行機が旋回しだし(この旋回分だけ運行費が余分にかかる)、前便が着陸終了後に次便が着陸態勢をとるまでに時間がかかる
ため、1つの離陸用滑走路を2つの着陸用滑走路で共有することが好ましいと考えています。
この実例が以下の空港です。この空港は中央に離陸用滑走路を構え、左と右に着陸用滑走路を有しています。

この方式のメリットは、駐機場を設定するだけで、自動で離陸用滑走路と着陸用滑走路を分けてくれる点です。
この空港では、
  • スケジュールでスポット1を指定するだけで左の滑走路に着陸し、中央の滑走路から離陸します。
  • スケジュールでスポット2を指定するだけで、右の滑走路に着陸し、中央の滑走路から離陸します。
そのため、必要な滑走路の割り振りを自動でやってくれるので、プレイングを容易にでき、おすすめです。