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「将来は専業主婦になると思っていた」鈴木亜美さん、仕事と育児を両立し続ける理由

「love the island」や「BE TOGETHER」を聞くと青春時代を鮮明に思い出し、今でもカラオケでは絶対に歌っているというSTORY世代も少なくないはず。ショートカットが可愛くて、真似をしていた!そんな声もよく聞きます。私たちにとっての憧れの存在ですが、最近ではお子さんの子育てに奮闘する姿に親近感が持てるとママ達の間で評判です。そんな鈴木亜美さんに、子育てや夫婦の関係のことを聞いてきました。こちらのインタビュー記事は前半です。後半もあわせてお読みください。

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鈴木亜美さん「20代、30代にもがいたからこそ、いい40代を迎えられたと実感します」

鈴木亜美さんProfile 1982年2月9日生まれ (41歳) 神奈川県出身。歌手、DJ、作詞家、女優、タレント、YouTuberと活動は多岐にわたる。6歳と3歳の男の子と、もうすぐ1歳になる女の子の母。

1998年「love the island」でデビュー。シングル 「BE TOGETHER」が自身最大のヒットを記録し、同曲で第50回NHK紅白歌合戦に初出場。 2004年12月30日、エイベックスへ移籍後、第一弾シ ング「Delightful」をリリース。 2007年には様々なアーティスト、ミュージシャンとの コラボレーション企画アルバム「join」シリーズを発表し、新たなクラブミュージックにも挑戦。音楽以外にも、フードアナリスト2級の資格を取得し、食に関しての知識を生かした、商品開発や料理番組などにも出演。 結婚後、様々なバラエティ番組で、現在活躍中。また番組で激辛料理をペロリと食べることから「激辛女王」と言われ、2021年には激辛をメインとした YouTubeチャンネル「あみーゴTV」を開設。現在、YouTubeでは、子どもとのありのままの日々や簡単時短料理などを投稿し人気を集めている。プライベートでは2017年に第一子、2020年に第二子 を出産、2022年に第三子を出産

今年デビュー25周年を迎え、マルチな活動を展開中。
【INDEX】 娘はもちろん、妹の前では素敵な兄でいようとする息子たちも可愛くて♡
兄弟の喧嘩は、間に入って一緒にやるorママの「お願い作戦」で収めます
子育てにはとにかく体力が必要!と思って入会したジムが、唯一の息抜きに
夫はもう一人の息子とは思いながら、子育ても家事もバランス良く!
子どもって思っている以上に自立していて、良い意味でママを求めてないみたい(笑)

娘はもちろん、妹の前では素敵な兄でいようとする息子たちも可愛くて♡

2022年に女の子を出産し、2男1女の母となった鈴木亜美さん。お子さんが2人から3人になって感じる違いや、男の子、女の子の子育ての違いを聞いてみます。

—3人目が生まれて何が変わりましたか?

子どもが2人から3人に増えたことで、もちろん忙しさや大変さは増しましたが、上2人の成長をより感じるようになりました。お兄ちゃんたちが妹に優しくしようとしていて、それを見ると嬉しくなりますね。男の子だけのときは、男同士、互いに尊敬されたいという想いが強かったのですが、妹に対しては優しさというかフォローをする姿勢を感じます。お兄ちゃんたちが妹に話しかけるときは、声も赤ちゃん言葉になっていて微笑ましいです(笑)。上2人が喧嘩をしてるときにわざと娘を抱っこして入ると不思議とピタッと喧嘩が止まるんです。お兄ちゃんたちは妹の前では素敵でカッコいいお兄ちゃんのままでいたいようです。妹がお話しできるようになったらお兄ちゃんたちを叱ってくれるような子になってほしいと思います(笑)。

—もともと子供は3人産む予定でしたか?

私は当初、子どもは1人でもいいかなと思っていて、2人目のときもう体力も限界かなと思っていました。ですが、夫が3人兄弟で育ってきたということもあり、子どもは「3人欲しい」となんとなく言われていたんです。それに「どうしても1人は女の子が欲しい」という願望が夫にはあったので、もし3人目が男の子だったら4人目も挑戦していたと思います。なので、3人目の性別がわかった時はすごく喜んでいて、いま夫の娘に対する激愛具合がすごいです!(笑)。

—どんな子になってほしいですか?男の子と女子は育て方、方針が違いますか?

男の子はとにかく強い子になってほしいなと思ってます。長男はそのまま育っていってくれそうですが、次男は少し甘えん坊なのでもっと強く、意見もはっきり言える子になってほしいという希望はあります。将来結婚するかもしれないお相手に失礼のない自立した男性に2人とも育ってほしいですね。逆に女の子はいつまででも甘えてていいかも(笑)

兄弟の喧嘩は、間に入って一緒にやるorママの「お願い作戦」で収めます

—娘さんはまだ小さいので喧嘩はしないと思うのですが、上の子同士が兄弟喧嘩をした場合の対処方法はありますか?

息子たちが喧嘩を始めたら、わざと喧嘩中に遊びとして入ったり脇をコショコショしたりしています。男の子同士って喧嘩中に手が出るので、手が出始めたら、そのタイミングで「はい、休憩!」と言って気をそらします。そうすると子どもたちも「ふうー」なんていいながら水分補給をしていて、怪我をせず済んでくれたり…ママも体力がいるなと感じるところです(笑)。

あとは、「お願い作戦」ですかね。次男の方がなんでもかんでもお兄ちゃんがもっているものがほしい、お兄ちゃんがやってるものがやりたい、手に取るもの全てお兄ちゃんのがいいという性格で。長男はいいよって言って渡してあげるんですが、自分が絶対大事なものや、納得がいかないことは譲らない・・そうすると次男は大泣きするのでママの「お願い作戦」に走ります。これは異性の特権ですかね。お兄ちゃんに手を合わせてお願いをしてなんとかその場を収めることもあります。

怒っても逆効果だなと思ったときは、泣き真似をして弱いママを見せたりもします。「ママは女の子」と思われているようで、泣いていると「ごめんごめん」と理解してくれます。

子育てにはとにかく体力が必要!と思って入会したジムが、唯一の息抜きに

—子育てをするなかで、気づいたことはありますか?

長男が4歳になったくらいから重くて抱っこができなくなって、このままだと、まずいぞと感じました(笑)その頃から子供との遊びが活発になってきて、キャッチボールやサッカーを始めたり、突然「ママ走ろう!」と言ってきたり、「懸垂どっちができるか競争ね」と挑戦してきたり。このときにとにかく子育てには体力がいる、このままだと2年後の40歳のとき、本当にヤバいかも!と気がつき、すぐジムへ入会しました。ジムでひたすら筋トレ→サウナのメニューを黙々とこなし、多い時で週3くらいでしょうか。今ではジムでの時間がストレス解消になっていて行ける時は1時間でも必ず行くようにしています。唯一、その時間が自分に向き合える大切な時間なんです。

お子さん3人とお出かけ中の鈴木亜美さん

夫はもう一人の息子とは思いながら、子育ても家事もバランス良く!

—家の中でのパパの存在は?

休日はパパが子供たちを公園へ遊びに連れて行ってくれたりします。ただ、パパって帰ってきてからの「疲れたアピール」がすごくないですか?(笑)。どれだけ疲れていてもママって途中で急に寝ることなんてしないでしょ?うちの夫はそのまま「疲れた〜」って言いながらソファーでいびきかきながら本気で寝ちゃうんです!母親って疲れていても、なんとか頑張ろうとするので夫の「すごいだろ俺!」のアピールにいらっとしつつも「パパは大きな息子だな〜」って思って寝かせてあげています(笑)。

—それで喧嘩になったりしないですか?

ブツブツは言ってるんですけど、夫は7個下なので息子だと思って接しています。こっちがムキになって怒るのは違うかなと。息子が何か言ってるな~という感覚で聞いて、いい感じに受け流しています(笑)でも、本当に私が怒っている時はヒドイ形相ですごい音を立ててお皿を洗っているので本人もわかると思うんですが、うちの男3人は、そんなときでも仲間になって「なんかママ怒っているよ〜」とちゃかしてくるので「なに!?」となりますよ(笑)でも正直、夫にやってもらって助かっていることも沢山あるので、感謝しています。

—旦那さんとは家事の分担はされてますか?

うちは洗濯はパパです。干すのも畳むのも子どもの保育園の用意まで担当です。実は以前、洗濯の仕方で文句を言われたことがあって、お洋服と台所のタオルは別に洗ってほしいなど希望があったみたいなんです。「文句いうなら全部やって!」と言った時から全部やってくれるようになりました。自分で言ったんだから仕方ないですよね(笑)。結果的に助かっています!。あとは、2階の掃除担当はパパって決まっています。2階の片付けや掃除機がけをこまめにやってくれていますね。

—パパは子供にとってどんなパパですか?

パパの接し方は女の子には甘々、男の子には厳しいなと感じます。パパは躾に対しては厳しいので、ママは怒る役より癒し役、息子たちの一番の味方になるというスタンスでいます。「もっとママも怒って」と夫に言われることもあるんですが、私は怒るべきポイントと怒らなくていいポイントを決めていて、ママとパパの2人で怒ることにならないようにしています。

例えば、「ご飯を残さず食べよう」と夫は言いますけど、私は小さい頃って嫌いなものなんていっぱいあったよなぁと思っているので、無理に食べる必要ないと思う派。「お腹いっぱいになってるなら、残してもいいよ」ってこっそり言ってます。「いつか食べれるようになるからね」って、共感して寄り添うようにしています。食べることが嫌いになるのが一番嫌なので、体型に問題なければ無理に食べさせなくてもいいと思うんです。食事の時間は家族でのコミュニケーションの時間にしておきたくて。だからパパに内緒でこっそり横から減らしてあげて「完食したね!すごい!」と言うことにしてます(笑)ママも協力するから、少しずつ食べれるようにがんばろう!を目指しています。

—YouTubeを拝見したところ毎日の料理はこだわっているように感じました。必ず自炊ですか?

はい、毎日必ず作っています。外食はほぼしたことがないですし、お惣菜を買ってくるというのもないですね。夫が手作りの料理で育ってきたので、私にもその通り、何品もおかずのある食卓を求めていたようですが、さすがにそこまではできません。できないものはできないと伝え、できる限り自炊は頑張っている感じです。基本和食で育ってきた夫と、中華が好きな私。中華多めの食事は譲れなく、夫に折れてもらったとこですね。一所懸命つくるから好きなもの作らせてもらいます!というスタンスで。子どもの苦手な食材も刻んでバレないように入れてつくっています。

子どもって思っている以上に自立していて、良い意味でママを求めてないみたい(笑)

—自分が思い描いていたお母さん像になれていますか?

全然なれていません、むしろ真逆かもです(笑)本当は寂しい思いをさせないように、いつも家にいるママを目指していて専業主婦になるつもりでした。自分の親が専業主婦だったので、家にママがいるのが当たり前な環境で育ってきましたし、そうなるのが素敵なママと思っていた部分もありましたが、実際は仕事で忙しいママになっています。でもその結果に後悔はなく、せっかく働くママになるなら「かっこいいママになってやろう!」と思っています。テレビに出て歌っている姿をみて子どもは喜んでくれるので、とことん頑張ります。

—専業主婦になる予定だったとは意外でした。理想通りになれてない自分を受け入れられましたか?

長男を出産したときは正直色々と1人で闘っていました。子どもを預けてまで働く必要があるのかという自問自答をしたりして。3歳になるまで母親が面倒をみるのが良いという風潮が日本にはまだあると勝手に思い込んでいて、当時はどこにも預けることなく、お仕事もセーブしていました。預けることで子どもに「寂しい想いをさせたくない」という気持ちと「やっぱり働きたい」という気持ちとが交差していましたね。でも両立していることでママが笑顔でいられることが多くて、私は仕事と子育てを両立するほうがいいタイプなんだと気づきました。そうなると、預けることに対して色々と罪悪感を持って考えるのではなく、割り切らないと子供にも悪いと思えるようになって。子ども自身も同じ園の子と遊んで!学んで!と、毎日刺激的に過ごしていることで成長していて、子どもには子どもの世界がって、親が思っている以上に子どもは自立していました(笑)

ニット¥6,930(SNIDEL)スカート¥53,900(SHE Tokyo/エスティームプレス)ミュール¥33,000(PIPPICHIC/ベイジュ)ピアス¥16,500バングル¥14,300右手リング¥29,700左手リング¥11,000(すべてアルティーダ ウード)★SHOP LISTはこちら

撮影/古水 良 モデル/鈴木亜美 ヘア・メーク/間 隆行(Lila) スタイリスト/MaiKo yoshida 取材・文/小出真梨子

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