【第23回】御徒町から日暮里駅:谷根千下町タイムスリップウォーク
■ルート概要:御徒町ー>根津ー>千駄木ー>谷中商店街ー>日暮里駅
■タイトル:御徒町から日暮里駅:谷根千下町タイムスリップウォーク ■ルート概要:御徒町ー>根津ー>千駄木ー>谷中銀座商店街ー>日暮里駅 ■スタート地点:御徒町駅 ■中継地点:根津駅 ■中継地点:千駄木駅 ■ゴール地点:日暮里駅 ■歩行距離:約3.7キロメートル(約46分)+寄り道歩き約1.6キロ(全約2時間) ■歩数:約8,800歩(歩幅60センチとして計算) ■想定消費カロリー量:約350キロカロリー(100歩約4キロカロリーとして計算) ■今回のご褒美:谷中銀座でお買い物 |
大きな地図で見る
自分のオリジナルルートを楽しむのが「スマスリウォーク」。さて新年ムードも終わり、少しづつ暖かくなってきたこの時期に、ぜひおすすめしたいのが「谷根千ウォーク」。谷根千とは、谷中・根津・千駄木周辺の文京区および台東区に位置する、いわゆる東京「山の手」の一角。未だ江戸の下町としての風情を残す、歴史と情緒が溢れる地域でもあります。
東京大学や東京藝術大学にも近いこともあって、夏目漱石や森鴎外などの文士たちや、棟方志功など芸術家が多数集う町でもありました。また、谷中墓地は15代将軍の徳川慶喜ら著名人の墓もあります。なぜ、昔の町並みが残っているかというと、戦災をあまり受けず、大規模な都市開発も免れたためだと言われています。そんな下町風情に今回は見も心もタイムスリップしてみましょう。
googleマップの設定は、スタート地点に「御徒町駅」、続いて経由地点として「根津駅」「千駄木駅」、そしてゴール地点に「日暮里駅」を入力。スマートフォンの場合はいくつかに分けてコース設定してください。コースを確認したら早速スタートしましょう。
(So-net モバイル WiMAX『Aterm WM3600R』モモピンクルータ)
ところで2月1日から、私がウォーキングしながら原稿を書くときに使っている「So-net モバイル WiMAX」向けルータが一新。新たに、モバイルルータ「Aterm WM3600R」、ホームルータ「Aterm WM3450RN」がラインナップ。今回もSo-netのマスコットキャラクターであるPostPetをデザインモチーフとした「モモピンク」「モモグラム」が選べますよ。興味ある方はぜひこちら(<-ここをクリック)をご覧ください
(御徒町駅)
まずは山手線の御徒町駅から湯島天神に向かってスタート。上野広小路交差点越え、天神下交差点を右折して不忍通りを行きます。左手に横山大観記念館、右手には上野動物園の中に両生類爬虫類館が見えます。その先通り沿いの「華陽堂」は絵の具や書道の道具屋さん。関東で手に入るどの店の岩絵具より安く良いものが手に入るそうです。さすが東京芸大近く。
(横山大観記念館)
(華陽堂のウインドウ)
さあ、根津駅に到着、ここから文京区になります。ここからは、マップのルートに関係なく寄り道をしながら谷根千の人気スポットめぐりです。
(はん亭)
まずは、根津一丁目交差点の言問通りを右折したすぐ裏側にある「はん亭」(http://www.hantei.co.jp/nedu.html)。総ケヤキ造りの木造三階建てという日本家屋としても珍しいこの建物は、関東大震災にも耐えた価値ある建物。串揚げを食べるだけでなく、建物を見るだけでも価値があります。
(つばめや)
その先には居酒屋「つばめや」。ここも青タイルのレトロな店構えが楽しいです。
(根津とうふ屋須田)
言問通りに戻って「根津とうふ屋須田」(http://nezutofu.jp/)。ここも老舗。豆いなりをお土産に。
(カヤバ珈琲:最後に行ったのであたりが暗くなってしまいました)
言問通りを少し下ったところの「カヤバ珈琲」(http://kayaba-coffee.com/)は、昔ながらの喫茶店。ホームページによれば、大正5年に建てられた出桁造り(だしげたづくり)の建造物を、元のご主人の榧場(かやば)さんの奥様からNPO法人の「歴史都市研究会」が引き継いで、平成20年にリニューアルスタートさせたものだそうです。
(みかどパン)
根津の究極のレトロショップは、言問通りから妙行寺に向かって入っていったところの樹齢うん百年のヒマラヤ杉のたもとにある「みかどパン」。
(大名時計博物館)
(根津神社)
そのほか妙行寺の横から王林寺の裏手の路地を行くと「大名時計博物館」を通って、根津神社入口交差点に向けて、澤の屋旅館、そしてアイスモナカが有名の「芋甚」も見てゆきましょう。
(芋甚:行ったときはお休みでした)
(根津金太郎飴)
根津神社入口交差点で不忍通りを越えると、金太郎飴屋さんの「根津金太郎飴」も人気。不忍通り沿いの「根津のたいやき」もチェック。ちなみに不忍通りをちょっと戻って「不忍通りふれあい館」(http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_kumin_shisetsu_shinobazu.html)で谷根千マップが無料でゲットできます。
(へび道)
さて不忍通りに戻らず、北野屋酒店のところを谷中方面に右折すると、知る人ぞ知る「へび道」を通っていけます。へび道はその名の通りくねくね曲がる裏道。不忍通りと平行して走っています。
(菊見せんべい)
(あめ細工 吉原)
へび道を出たところが「菊見せんべい」。団子坂下交差点を越えると「森鴎外記念館」(http://www.ougai.com/)。現在工事中で閉館中、平成24年(鴎外生誕150周年)の開館をめざしています。すぐ横に「あめ細工 吉原」。ちょっと脱線して、その先「藪下通り」を左折して根津方面に戻ると裏路地の階段「千駄木だんだん」も体験できます。
(千駄木だんだん:谷中だんだんと共に人気スポット)
そのほかこの周辺だと、先ほどのへび道を出たところを先に進めば、すぐのところに割烹料亭「吉里」。そしてその先に指人形の館「笑吉」があります。日本で唯一指人形のショーが見られます。
(笑吉に行く路地:左手に吉里が見える)
(笑吉)
藪下通りを戻って「旧安田楠雄邸」「旧高村光太郎邸」なども視察してから狸坂を下ると、不忍通りの千駄木三丁目交差点。ここを通りを越えて谷中方面に行くのもいいでしょう。
(和栗や)
さあ、よみせ通りに戻って、谷中銀座商店街の入口が見えてくればお疲れ様でした。この商店街を通ってまっすぐ行けば、日暮里駅。ここからは以前「【第9回】江戸川公園から日暮里駅:江戸情緒と下町ウォーク」(http://sumawalk.blog.so-net.ne.jp/2011-11-07)でもご紹介しましたね。下町情緒あふれる谷中の商店街で運動したからだにご褒美をあげてください。今回わたしは、商店街を入ったすぐの「和栗や」(http://waguriya.com/index.html)さんで、モンブランとほうじ茶ラテをいただきました。
いかがだったでしょうか、今回の「谷根千下町タイムスリップウォーク」。古き良き日本の風情にタイムスリップできたでしょうか。まだまだ紹介したいスポットは山ほどあります。谷中商店街からゆうやけだんだんの横を下って谷中霊園方面に行った先にある、岡倉天心旧邸跡や「観音寺の築地塀(ついじべい)」なども時間があればぜひ見ておきたい場所ですね。
(観音寺の築地塀)
単にウォーキングするだけではなく、「視覚を刺激」しながらの運動は、健康と元気を取り戻すと共に、心からもスリムにしてゆきます。では次回のスマスリウォークでまたお会いしましょう・・・。
コメント 0