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計算式のタイプ
フィールド、チャート、およびレポート内では、2 種類の計算式(アイテム内の計算式とアイテムの計算式) を作成して計算を実行することができます。
アイテム内の計算式
アイテム内の計算式では、単一アイテム内の Windchill RV&S フィールド間で計算が実行され、その結果が読み取り専用の計算フィールドに格納されます。計算フィールドには、計算式も格納できます。たとえば、フィーチャーアイテムの「QA Estimated Time」フィールドと「Development Estimated Time」フィールドの値を加算し、「Total Estimated Time」フィールド (計算フィールド) の値を生成するアイテム内計算式を作成できます。
計算フィールドは、Windchill RV&S Administration Client の管理者によって作成されます。計算フィールドは、ユーザーにはアイテムの読み取り専用フィールドとして表示されますが、管理者はフィールドの表示に関する構成を行うことができます。また、管理者は、計算フィールドの計算の方法とタイミングも構成することができます。
アイテム内の式では、外部情報関数を使用してアイテムの情報を取得することもできます。たとえば、CPECount() 外部情報関数は、アイテム内の変更パッケージ エントリの数をカウントします。外部情報関数は、ワークフロー データ (たとえば、カスタマ要求アイテムがSubmit 状態となっている時間の長さなど) を取得する場合に役立ちます。
Windchill RV&S Administration Client の計算フィールドの計算式 (左)と、アイテムの 「アイテムの詳細」ビューに表示された計算フィールド (右)
外部情報関数を使用してアイテム内の式を定義すると、クエリ、チャート、レポート、およびダッシュボードを使用して、メトリック データを収集し、それをレポートできます。
アイテムの計算式
アイテム間の計算式 (または集計式) では、一連の Windchill RV&S アイテムの Windchill RV&S フィールドに対して計算が実行されます。この計算を実行するには、sumaverage などの集計関数を使用して計算式を作成します。たとえば、レポート内で sum(field) 集計関数を使用して一連のプロジェクトアイテムの「Estimated Cost」フィールドの値を加算し、新しい「Total Estimated Cost」フィールドの値をレポート内に生成するアイテム間計算式を作成できます。
Windchill RV&S Client または Windchill RV&S Administration Client のすべてのユーザーが、チャートやレポート内で集計式を作成することができます。アイテムの計算式は、レポート内やチャート内の Windchill RV&S フィールドから集計データを生成する場合に役立ちます。
チャートのプロパティの集計式 (左) と生成されたチャートでの計算結果 (右)