「タルムード」から学ぶユダヤ人の成功哲学

石角完爾『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』集英社ビジネス書、を読みました。

ユダヤ人の著名な成功者って多いですよね。

ユダヤ人の著名な成功者
  • ラリー・ペイジ(Google創業者)
  • マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)
  • スティーブン・スピルバーグ(映画監督)
  • アルベルト・アインシュタイン(物理学者)

ロスチャイルドやゴールドマンサックスもユダヤ系。

そんなユダヤ民族は子供の頃から各家庭でタルムードによる教育を受けます。

著者は自身もユダヤ教に感化され、ユダヤ人になったそうです。

そんな著者がタルムードに紹介してあるエピソードを紹介、解説する本です。

ユダヤ人成功者の成功の基礎となった考え方を学びたい方はぜひ手にとってみてください。

そのエッセンスがぎっしり詰まった本だと感じます。

目次

とてもためになる多くのエピソード

本書には日本人サラリーマンとしても非常に役に立つエピソードがふんだんに盛り込まれています。

とても全部は紹介しきれないのですが、自分が特にいいなと思ったエピソードを3つご紹介します。

難破船の3人の乗客

適正リスクの取り方を教えてくれる話です。詳細は割愛。

ちなみに僕は2人目の乗客タイプかな。

七匹の太った牛と痩せた牛

豊かさの後には必ず貧しい時代が来るからそれに備えよ、乗り切ることができるのは備えたものだけである、ということを教えてくれる話です。詳細は割愛。

金の冠をかぶった雀

財産を見せびらかすと身を滅ぼすという話です。詳細は割愛。

たまに資産を公開しているYouTuberさんやブロガーさんいらっしゃいますが、狙われないかと他人事ながら心配です。

自分が実践に生かしたいと思ったこと

自分が実践に生かしたいと思った考え方は以下の部分です。

大多数のユダヤ人は「最小リスクの最小成果」を選ぶ。一回のチャレンジでは僅かな成果でいいので、リスクが少ない方がいいと考えるからだ。少しの成果を得られれば、再チャレンジの機会は必ず巡ってくる。そう考えて欲張らずに次のチャンスを待つ。これを繰り返せば成果は積み重なって大きくなっていく。

石角完爾『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』集英社ビジネス書

投資でも事業でも、再起不能のダメージを負ってしまうのが一番痛いとよく言います。

大きくリスクをとってハイリスク・ハイリターンを目指すのではなく、小さなリスク、適正なリスクをとり、小さくてもいいから少しずつ成果を積み重ねていく、つまりリスクを取れる環境に如何に長くとどまることができるかが最も重要だということと理解しました。

タルムード金言集の、「ここはちょっとどうもなあ」

基本的には良質のタルムードの教えを日本人に分かりやすく解説してくれた良書ではあるのですが、宗教とか根元的な価値観に関わる部分でもあり、著者の考え方が色濃く出ている箇所も多いので読みづらいなと感じることも多々ありました。

例えば日本や欧米の文化や価値観をバカにするというか、ちょっと蔑んだような視線での記述があり、こういう表現に心象を害する読者もおられるかもしれません。

例えば細かい表現は忘れてしまいましたが「美食は人を馬鹿にする。エビは美食の食材の代表格で、日本のエビの消費量は戦後増え続け世界第2位の消費量、第1位はアメリカ。日本がこれからどんどんバカになっていくことが心配」というような記載です(原文ままではありません。また内容に齟齬があるかもしれません)。

僕自身は美味しい食事は人生の彩りとして重要と考えているので、ここは著者の価値観とは相入れませんでした。

まとめ

とはいえ、多くの著者の様々な価値観に触れることができるのが読書のメリットです。読書を通じて自分が世界を見る視野を広げたり、自分の価値観について深く考えたりすることができます。しかも千数百円のお金でそれが可能というのが本の魅力。

価値観が近い人の例
  • 家族、恋人
  • 会社の同僚
  • いつも連れ立っている友人や仲間

自分の周囲は自然と自分と価値観が近い人たちばかりになっていきます。

そういう意味ではいつも自分の価値観ですんなり理解できる本ばかり読むんではなく、違った価値観の人の書いた本を読んだ方が自分の考え方や視野を広げてくれていいんではないかと感じます。

それでは、また。

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