忍たま乱太郎キャラクター紹介
リカちゃん(本名:香山リカ。忍術学園に新入してきたくのたま。香山一家の長女。優しく美人でしっかり者。くノ一のリーダー的存在。だが、伊賀崎孫兵の毒入りのペットが大嫌い。食堂のおばちゃんを尊敬している。生ぬるい生き物は大好き)
ミキちゃん(本名:香山ミキ。姉と同様忍術学園に新入してきたくのたま。香山一家の次女。リカちゃんの妹でマキちゃんの姉。芯が強い性格。姉のリカちゃんと同様毒入りの生き物を怖がっているが生ぬるい生き物好き)
マキちゃん(本名:香山マキ。双子と同じく忍術学園に新入してきたくのたま。双子とは対照的にとても甘えん坊で、ホームシックが激しい。山本シナ先生が嫌いであり、双子の姉と同様、毒入りの生き物が大の苦手で怖くて泣きながら逃げ出してしまうなどかなり臆病。けど生ぬるい生き物は大好き)
一年は組
乱太郎(本名:猪名寺乱太郎。忍たま乱太郎の主人公。ボサボサの赤毛であり、ひどい乱視を避けるためメガネをかけている。保健委員会)
きり丸(本名:摂津のきり丸。戦で家を焼かれ両親を亡くされ、ひとりぼっち。アルバイトを頑張っている。小銭が好きだが、タダや安いというのが弱い。図書委員)
シンベエ(本名:福富シンベエ。のんびりやで大きな食いしん坊で、堺の豪商の息子。用具委員)
庄左エ門(本名:黒木庄左エ門。一番成績が良く沈着冷静。幼い弟がいる。学級委員長)
伊助(本名: 二郭伊助。とても気がつく性格で、掃除が大好きで綺麗好き。マキちゃんがホームシックだという事に最初から気づいており、自分もホームシックの経験あると話して諦めずに勉強すればママとパパと会えると教えている。火薬委員)
喜三太(本名:山村喜三太。風磨流忍術学校からの転入生。ナメクジが大好きで、ペットにしていて一匹ずつ見分けている。ミキちゃんに憧れている。用具委員)
金吾(本名:皆本金吾。お侍の国の出身で、剣術師範の戸部新左衛門先生を尊敬している。まっすぐな性格。体育委員)
団蔵(本名:加藤団蔵。おおらかでしっかり者だが字が汚い。馬術が得意。会計委員)
虎若(本名:佐武虎若。火縄銃が大好きで、山田伝蔵先生から火縄銃を習うために忍術学園に入学した。佐武村の鉄砲隊の首領の息子。生物委員)
兵太夫(本名:笹山兵太夫。カラクリが大好きで、ちょっぴり強情な一面も⁉︎作法委員)
三治郎(本名:夢前三治郎。優しくて明るい性格で、いつもニコニコ。兵太夫と同様カラクリ好き。走るのが得意で、新入生のくのたま香山マキちゃんに想いを寄せるようになる。生物委員)
一年い組
黒角伝七(秀才で、プライドが高い。任暁佐吉と共にしており、甘えん坊のマキちゃんをいじめる。作法委員)
任暁佐吉(成績優秀だが、うぬぼれが強く、甘えん坊のマキちゃんに憎悪感を抱き、目の敵にしている。会計委員)
今服彦四郎(一年い組のまとめ役だが、ちょっと頼れない一面もある。リカちゃんを尊敬している。学級委員長)
上ノ島一平(一年い組には珍しく、おとなしくて目立たない性格。伝七と佐吉とは反対に甘えん坊のマキちゃんの良き理解者。生物委員)
一年ろ組
鶴町伏木蔵(マイペースな性格で「すごいスリル〜」が口ぐせ。タソガレドキ忍者の雑渡昆奈門に懐いている。マキちゃんを怖がらせてしまうがマキちゃんを慰めたり励ましたりしている。保健委員)
二ノ坪怪仕丸(おとなしくて真面目な性格。冷静だが暗い。図書委員)
下坂部平太(人一倍怖がりで、ビビってしまう性格。ホームシックが激しい香山マキちゃんと大の仲良し。用具委員)
初島孫次郎(マイペースで暗めな性格。毒生物が大嫌いなマキちゃんとミキちゃんとリカちゃんを見抜いている。近づかせないように守っている。自分が落ち込んでいる時はマキちゃんたちに励まされる事も。生物委員)
二年い組
池田三郎次(何かと乱太郎たち一年生をからかったりジャマしたりする。ミキちゃんとマキちゃん双子にもからかってしまうが、根はお姉ちゃんのリカちゃんと同様真面目でしっかり者。リカちゃんにいつも叱られている。火薬委員)
川西左近(三郎次と一緒に一年生とミキちゃんとマキちゃんを絡んでくるけど、優しい一面を持っている。困っている人を放ってはおけない。保健委員)
能勢久作(性格は几帳面で、頑固で融通が効かない。生真面目すぎてキレてしまうのがたまにキズ。図書委員)
二年は組
時友四郎兵衛(地味で真面目な性格。のほほんとした顔と話し方が特徴。体育委員)
羽丹羽石人(真面目で物腰柔らかな性格。カワタレドキ城に仕える父の言いつけで忍術を学ぶことになり、忍術に編入した。ミキちゃんに想いを寄せている他、マキちゃんを優しく励ます)
三年い組
伊賀崎孫兵(毒ヘビのジュンコ、毒トカゲの大山兄弟、毒チョウの花子と花男などなど、危険なペットをたくさん飼っている。ペットが逃げ出し、大騒動になることも。香山三姉妹にかなり怖がられている。生物委員)
三年ろ組
神崎左門(決断力のある方向音痴。無鉄砲で、どんなに失敗しても自分の決断を信じ切る、一本気な性格。いつもリカちゃんに怒られている。会計委員)
次屋三之助(知らないうちに迷っている、無自覚な方向音痴。よく行方不明になっており、そのお陰でよくお姉ちゃんのリカちゃんに怒られている。体育委員)
富松作兵衛(マイペースだが、責任感が強いしっかり者。用具委員)
三年は組
浦風藤内(自主トレや予習を進んで行う、真面目な性格。作法委員)
三反田数馬(影が薄く、たまに存在を忘れられそうになる不運なところがある。リカちゃんにいつもツッコまれている。保健委員)
四年い組
平滝夜叉丸(いつも「戦輪を使わせたら忍術学園No. 1!」と言っている。成績はトップクラスだが、うぬぼれが強すぎるのが難点。リカちゃんに惚れてしまった。体育委員)
綾部喜八郎(マイペースでひょうひょうとしている。穴掘りが得意で、仕掛けのワナの名人。作法委員)
四年ろ組
田村三木エ門(いつも「過激な武器を扱わせれば忍術学園No. 1!」と言っている。「忍術学園のアイドル」と豪語する。似た者同士の滝夜叉丸とは、仲の悪いライバルでリカちゃんに惚れてしまったため三角関係にあたる)
浜守一郎(家は先祖代々マツホド城忍者であったが、その城は70年前に落城された。忍術の知識は祖父から学んだが、火薬に弱い。ダジャレや親父ギャグに対する笑いの沸点が低い。用具委員)
四年は組
斎藤タカ丸(元髪結い。父は人気のカリスマ髪結いだが、代々忍者の家柄。編入生のため、六年生と同じ15歳でリカちゃんの同級生。火薬委員)
五年い組
久々知兵助(頭が良く、成績優秀。豆腐が大好物で、豆腐に詳しい。リカちゃんとミキちゃんとマキちゃんにその作り方を教えてもらうことも。火薬委員)
尾浜勘右衛門(性格は天然ボケで巻き込まれ型。リカちゃんにいつもツッコまれる。学級委員長)
五年ろ組
不破雷蔵(穏やかで面倒見がよく、後輩たちに慕われている。真面目で優秀だが、何かにつけ“迷ってしまう”優柔不断さが弱点。図書委員)
はちや三郎(成績優秀。特に変装に関しては、忍術学園で一、二を争う名人。普段は不破雷蔵の顔に変装しており、素顔は謎。学級委員長)
竹谷八左エ門(明るく正義感が強い。「いったん生き物を飼ったら、最後まで面倒を見るのが人としての当然」がモットー。生物委員)
六年い組
潮江文次郎(「ギンギン、ギ〜ン」が口ぐせの熱い性格で、常に鍛錬を欠かさない。似た者同士の食満留三郎とは「犬猿の仲」。重さ10キロのそろばんを使っている。会計委員会委員長)
立花仙蔵(学園一クールな優等生だが、怒ると怖い。火薬や火器の扱いが得意。シンベエと喜三太と一緒に行動すると、なぜか振り回されてしまう結果に・・・。リカちゃんの幼き頃からのボーイフレンド。作法委員会委員長)
六年ろ組
中在家長次(学園一無口で無表情。笑っている時は逆に不気味で怖い。根は優しくて、後輩思い。図書委員会委員長)
七松小平太(「いけいけどんどーん‼︎」でいつもやたら明るく、元気。細かいことは気にしない豪快な性格で並外れた体力の持ち主。たまに調子に乗りすぎてしまうことも多くリカちゃんに咎められている。体育委員会委員長)
六年は組
善法寺伊作(穏やかで面倒見が良く、忍たまたちのお兄さんのような存在。ケガ人を見ると放ってはおけない、優しい性格。薬草に詳しい。保健委員会委員長)
食満留三郎(戦うのが大好きな武闘派。「学園一忍者している」文次郎とはライバルで、いつもケンカばかりしている。リカちゃんとミキちゃんとマキちゃんにケンカやめろといつも言われている。用具委員会委員長)
香山三姉妹と同じくの一教室
ユキちゃん(元気でイタズラが大好き。一年後輩の乱太郎・きり丸・シンベエをいつもからかっていては楽しんでいる。その様子をリカちゃんとミキちゃんとマキちゃんはとてもうんざりしている)
トモミちゃん(気立てが優しく、料理が上手。得意の空手は、男の子も敵わない程。剣術師範の戸部先生に憧れている。悲しんだりイライラするなど香山三姉妹の相談相手でもある)
おシゲちゃん(学園長先生の孫娘。のんびり屋さんで、シンベエとは大の仲良し。シンベエの鼻水を誰よりも上手く「チン」することができる。ホームシックが激しいマキちゃんの良き理解者の一人)
一年生の担任
土井半助(一年は組の教科担当教師。火薬や兵法に詳しいが、カマボコやチクワなどの練り物にめっぽう弱く、リカちゃんにいつも叱られている。一年は組の忍たまたちにいつもヤキモキさせられ、胃がキリキリ。忍たまたちの信頼は厚く、きり丸とは家族のような深い絆で結ばれている。マキちゃんが憧れている存在。火薬委員会顧問)
山田伝蔵(一年は組の実技担当教師。火縄銃から変装まで忍術の腕は抜群で、女装に自信アリ。授業は厳しいけど、忍たまたちへの愛がいっぱいの父親みたいな先生。忍術学園に単身赴任してすでに10年、なかなか家に帰らない。教え子たちは全国で活躍している。マキちゃんからの憧れが強い)
安藤夏之丞(一年い組の教科担当教師。何かと成績優秀な「い組」を自慢しては、「は組」にイヤミを言う。古いダジャレと寒〜い親父ギャグが得意。リカちゃんとミキちゃんとマキちゃんの大の苦手な存在。会計委員会顧問)
厚木大逸(一年い組の実技担当教師。自分にも他人にも厳しい、教育熱心な先生。いかにも実技の先生といった、熱血教師だが、渋い魅力もある。体育委員会顧問)
斜堂影麿(一年ろ組の教科担当教師。日陰が大好きで、いつも暗〜く、不気味な雰囲気を漂わせている潔癖なまでの綺麗好き。マキちゃんに怖がらせ、泣かせてしまうが以外に優しい先生。作法委員会顧問)
日向墨男(一年ろ組の実技担当教師。太陽のように明るく元気。教科担当の斜堂先生とは正反対の性格。ママとパパに会われないために悲しんでいるマキちゃんをホームシックだと言う事を気づいており勇気づけて励ましている。体育委員会顧問)
二年生の担任
松千代万(二年い組の教科担当教師。見た目のいかつさとは違って、穏やかで優しい先生。極端な恥ずかしがり屋さんだが、優秀な忍者。ホームシックなマキちゃんを優しく接している。図書委員会顧問)
野村雄三(二年い組の実技担当教師。いつも格好つけたがる、キザな先生。ラッキョが大嫌いで、いつも好き嫌いがないリカちゃんに怒られがち。元忍術学園教師の大木雅之助とは永遠のライバル)
五年生の教師
木下鉄丸(五年い組の実技担当教師。パワフルな熱血教師。忍たまたちにも頼りにされている。新しいくのたまの香山三姉妹の相談相手でもある。生物委員会顧問)
忍術学園関係者
大川平次渦正(通称:学園長先生。若い頃は天才忍者として大活躍!年は70歳まで数えたが、あとはよくわからない。謎も多いけど、いつも忍たまのことを第一に考えてくれる。時々、突然の思いつきで先生たちや忍たまたちを困らせる事も多く、リカちゃんに呆られている。マキちゃんにホームシックの原因を作ってしまったなど責任を抱く)
ヘムヘム(学園長先生と大の仲良しの、不思議な忍犬。学園長先生といつも一緒にいたいと目立たない鳴き声を猛特訓し、ヘムヘムと鳴けるようになった。お掃除、お茶だし、忍術のお手伝いまで学園長先生の身の回りの事をなんでもこなす。忍術学園の時を告げる鐘つきもヘムヘムの大切なお仕事。ホームシックで泣いているマキちゃんを慰めてもらうなど優しい一面もある。香山三姉妹に懐いている)
食堂のおばちゃん(いつも美味しい料理を作ってくれる忍術学園の食堂のおばちゃん。「おのこしは許しまへんで〜!」が口ぐせ。普段はとても優しいけれど、「おのこし」をすると無茶苦茶怖い。忍術学園最強のおばちゃん。時々リカちゃんがお手伝いに来てくれることも)
戸部新左衛門(剣の腕前は超一流。一年は組の金吾も慕う、ニヒルでカッコいい先生。でも、「ユラ〜り・・・」と言いながらお腹が空くと全く力が出なくなってしまうことも)
新野洋一(忍術学園の医薬品を管理し、忍たまや先生たちの健康管理や怪我の手当てをする。おっとりとした優しい性格。保健委員会顧問)
吉野作造(まるでだまし絵のような、不思議な顔をしている。ヘッポコ事務員の小松田秀作にはいつも怒ってばかりだが、何だかんだ言って良いコンビ。用具委員会顧問)
大木雅之助(陽気な性格で、「ど根性〜!」が口ぐせ。杭瀬村で、ラッキョを作っている。生卵と納豆が苦手。野村雄三とはライバル同士で、よくリカちゃんに怒られている)
黒古毛盤蔵(日々、新しい忍者食を開発している。でも彼の忍者食はゲテモノを使った物が多く、忍たまの評判が良くない。「食えるだけでありがたや、腹にはいれば皆同じ」が口ぐせ。ミキちゃんとマキちゃんにリカちゃんに教えてもらえと言われたため、リカちゃんに忍者食を教えてもらう事に)
小松田秀作(のんびりとした性格だが、出入りチェックには厳しく、入門表と出門票のサイン確認は欠かさない。ドジを踏んだり、失敗することが多いけど、人柄が良いので許されてしまう。忍者になるのが夢。ホームシックなマキちゃんが勝手に逃げ出そうとしたのを止めて叱ることもあるが、彼女がホームシックのために脱走起こさせようとした事を明かされ驚いた)
他のキャラクターも登場します!
ある日、忍術学園に新入生が入ってきました。彼女たちは香山リカちゃん、香山ミキちゃん、香山マキちゃんです。三姉妹は入学金を既に払っています。
リカちゃん「わあ、ここが忍術学園ね」
マキちゃん「わあ私、一年は組に入ってみたいな」
ミキちゃん「マキちゃんったら、一年は組憧れまくってるよね」
マキちゃん「そんなこと言わないでよミキちゃん。一年は組はいじめもないし、自由そうだしイタズラもない。私のようなかよわい美少女を分かってくれるからだもん!」
マキちゃんはウットリしながら妄想に入っているように両方の手のひらを握りしめて言いました。
リカちゃん「はいはい」
ミキちゃん「マキちゃん分かったから入るよ」
マキちゃん「はーい!」
門を開けて入ると事務員の小松田秀作が掃除をしていました。
小松田秀作「やあ、君たち、新入学生?」
リカちゃん「はい!」
小松田秀作「僕は忍術学園、事務員の小松田秀作。無断侵入しないように、入門表にサインするんだよ」
ミキちゃん「サインて自分の名前書けばいいんですね!」
小松田は頷いた。三姉妹は一人ずつサインを書く練習をしました。
ここは、忍術学園、一年は組の教室。教科担当教師の土井半助が生徒たちに話しかけました。
土井半助「諸君!今日から新しい忍たまが来るぞ!仲良くするように!」
生徒たち「はーい!」
学園長室に呼ばれたリカちゃんとマキちゃんとミキちゃんは、学園長先生事大川平次渦正と忍犬ヘムヘムに迎えられ、くのいち教室入学許可を宣言されました。プロマイドを渡されて、裏を見るとくのいちと書いています。そして学園長先生からくのいちのたまごくのたまの制服を与えました。制服は渦巻模様の袖なしの着物の下に黒い半袖のアンダーウェアもあります。全般着物には濃いピンクになっています。
マキちゃん「すごい、お姉ちゃんとマキの好きなピンク色だ!」
ミキちゃん「マキちゃん、一年は組に憧れてるんじゃなかった?」
マキちゃんはハッとした。
学園長先生「マキ、心配しなくても良い。一年は組は、休み時間や、食堂で会えるからのう」
マキちゃん「そうですね、分かりました」
マキちゃんはため息を一つ漏らしました。
マキちゃん『一年は組に入りたかったけど仕方ないよね。私とお姉ちゃんとミキちゃんは女の子、くのいち教室に相応しいから我慢するしかないな』
くのいちの制服着替えている中一年は組の教室では『忍たま乱太郎』の主人公猪名寺乱太郎が生徒たちに話しかけています。
猪名寺乱太郎「きりちゃん、シンベエ、みんな、香山三姉妹が忍術学園に来てとても心強いね」
摂津のきり丸「そうだな」
福富シンベエ「僕、絶対に仲良くなりたい!」
黒木庄左エ門「僕たちも一緒だよ。みんな、忍術学園に案内してあげようよ」
皆本金吾「いいね!」
みんなは大賛成して、土井先生は一年は組の喜んでいる姿を見て微笑みました。
休み時間が来て、一年は組たちが張り切って庭にやって来ると濃いピンク色のくのいちの制服姿のリカちゃんとミキちゃんとマキちゃんは一年は組たちを見て笑います。
乱太郎「わあ、香山三姉妹さん、くのいちの制服ですね?」
リカちゃん「そうよ」
ミキちゃんとマキちゃんはお姉ちゃんと笑い合いました。
リカちゃん「私は香山リカ!香山一家の長女なの!この子達は私の妹のミキちゃんとマキちゃん!」
ミキちゃん「香山ミキです」
マキちゃん「一年は組大ファンな香山マキでーす!」
マキちゃんは大きな声で言いました。
乱太郎「マキちゃん、本当は一年は組に入りたかったんでしょ?」
マキちゃん「え?何故知ってんのー?」
マキちゃんはびっくり仰天!
きり丸「知っている理由は聞かなくても、分かっているんだ。俺は摂津のきり丸。俺の両親は戦のせいで家を焼かれてもういないんだ」
リカちゃん「まあ、可哀想に。ひとりぼっちなのに寂しくないの?」
きり丸「寂しくないわけないよ。でも土井先生とアルバイト頑張っているからね」
ミキちゃん「きり丸君、アルバイト頑張っているなんて偉いね」
きり丸「ありがとうミキちゃん」
シンベエ「ぼくは福富シンベエ。食いしん坊で、美味しそうなものすぐ食べちゃうんだ」
マキちゃん「へえ、そうなんだ!シンベエ君、食欲旺盛だね。でもシンベエ君、体重たくなったら我慢してよ」
シンベエ「はーい!」
乱太郎「わたしは猪名寺乱太郎。実家は先祖代々由緒正しいヒラ忍者。父ちゃんと母ちゃんの期待にない、一流の忍者を目指して、忍術学園に入学した保健委員会です」
庄左エ門「僕は黒木庄左エ門。学級委員長です」
伊助「僕はニ郭伊助。実家は染め物屋で、庄左エ門と同室で、火薬委員だよ」
喜三太「僕は山村喜三太。風磨流忍術の編入生で、用具委員会でね、ナメクジさんが大好きなんだ」
リカちゃん「喜三太君、ナメクジさんが好きなんだね。私たちもナメクジ大好きなの!」
金吾「僕は皆本金吾です!喜三太と同室で、体育委員に入ってるんだ。そして、戸部新左衛門先生に憧れているんだ!」
リカちゃん「戸部新左衛門先生?」
金吾「戸部新左衛門先生は、剣の腕前は超一流で、僕も慕う、ニヒルでカッコいい先生なんだ。でも、「ユラ〜り・・・」と言いながらお腹が空くと全く力が出なくなってしまうこともあるんだ」
ミキちゃん「戸部先生、カッコいい人だろうな・・・」
団蔵「俺、加藤団蔵。実家は馬術で、俺がその若旦那。字が汚いけど、家族は分かっているんだ。ちなみに会計委員に入ってます!」
虎若「僕は佐武虎若。団蔵と同室で、火縄銃が大好きでそれを習うために忍術学園に入ったばかり。実家は佐武村の首領の息子で、生物委員に入っているんだ!」
兵太夫「僕は笹山兵太夫。カラクリが大好きで、作法委員です」
三治郎「僕は夢前三治郎。同室の兵太夫と同じくカラクリが大好き!生物委員で、走るのが得意なんだ!」
リカちゃん「へぇ、三治郎君が走るの得意だなんてすごいね!」
ミキちゃん「本当だよね。あれ?マキちゃん?顔真っ赤だよ?」
マキちゃん「え?あ、何でもないよ」
マキちゃんは赤面しながら首を横に振りました。ミキちゃんとリカちゃんにはすでに分かっていました。マキちゃんは三治郎に恋をしたようです。
乱太郎「さあみんな。リカお姉さんたちを忍術学園へ案内してあげようよ」
きり丸「そうだな」
シンベエ「じゃあ、香山三姉妹を忍術学園案内するぞ!」
みんな「おー!」
乱太郎たちはリカちゃん姉妹と一緒に案内しました。
乱太郎「ここが忍術学園の校舎です」
リカちゃん「へえ!校舎こうなってるんだ」
乱太郎は、男子は6学年あり、一学年につき、い組・ろ組・は組の3組で構成されている。一学級に教科担当と実技担当の二名の担任教師がつく。女子生徒は「くの一教室」に在籍し、男子とは別々に授業を受けている。教科書は、男子用の「にんたまの友」と女子用の「くの一の友」がある、授業内容としては教科担当は忍具の説明や火薬の調合法、忍者の歴史のほかに一般教養の算数や国語なども教え、実技担当は実際に忍具を使った実習やジョギングなどを指導しており、時には合同で授業を担当し社会科見学として合戦場を見学したりと学園外で授業をすることもある。また教師陣は優秀な忍者達で山田先生や日向先生など戦忍をしていた者も多く教科担当、実技担当問わずその実力は多くの城の忍者からも一目置かれている、敷地面積は非常に広大で、敷地内には2つの運動場や食堂、浴場、池、忍たま長屋、食料庫、焔硝倉、用具倉庫、学園長の庵などがある。男子とくの一の教室・長屋は隔離されており、男子生徒がくの一の敷地に無断侵入することは禁止されている。ただし、男女共用の施設(食堂など)も存在する。無断外出は禁止されており、規則を破ると罰則がある。また、学園の裏には多くの山々(裏山・裏々山など)があり、近くの森は学園の練習場となっているなど話しました。
図書委員のきり丸、用具委員の喜三太とシンベエ、体育委員の金吾、生物委員の三治郎と虎若、作法委員の兵太夫、火薬委員の伊助、学級委員長の庄左エ門、保健委員の乱太郎とも別れました。後は団蔵だけですね。残った団蔵はリカちゃんたちを残りの場所を案内しました。
夕方になると、リカちゃんは団蔵にお礼を言いました。
リカちゃん「忍術学園を案内してくれてありがとう団蔵君」
団蔵「いえいえ、とんでもない」
ミキちゃん「そういえば、くのいちのくのたまってどこにもいなかったね。もしかして休み?」
団蔵「うーん、どうかな?」
乱太郎「団蔵!」
声がした方へ振り向くと、乱太郎とシンベエがやってきました。庄左エ門と伊助も喜三太もやってきました。
乱太郎「団蔵、準備はバッチリ!」
みんなが頷き合うとリカちゃんたちは驚いた。
シンベエ「リカお姉ちゃん、ミキちゃんマキちゃんこっちこっち!」
リカちゃんたちはシンベエに手を引っ張られて着いて行きました。
どんどん進んでいくと食堂まで来ました。きり丸に出迎えられてリカちゃんとミキちゃんとマキちゃんが入ってくると、忍術学園のみんながリカちゃんたちに笑顔を向けています。リカちゃんとミキちゃんとマキちゃんはびっくり仰天!
くのいち1「大歓迎!」
くのいち2「香山」
くのいち3「リカちゃん!」
くのいち二人「妹の香山」
くのいち3「ミキちゃんとマキちゃん!」
忍術学園たち「入学おめでとう!」
リカちゃん「あの、か、香山リカです!」
ミキちゃん「香山ミキです!」
マキちゃん「香山マキです!」
三人「これから宜しくお願い致します!」
くのいち1「私はユキちゃん!この子達はトモミちゃんとおシゲちゃんよ」
くのいち2事トモミちゃん「よろしくねリカちゃん、ミキちゃん、マキちゃん!」
くのいち3事おシゲちゃん「宜しくお願いしましゅよ」
リカちゃんたち「こちらこそよろしくね」
おばちゃん「おしゃべりはそこまでにして、早くお祝いのケーキ食べましょう。おのこしは、ゆるしまへんで!」
シンベエ「おのこしはしませーん!」
大きな食いしん坊のシンベエは豪華で美味しそうな大きなケーキを独り占めして食べようとしたが、乱太郎ときり丸に止められて、みんなは笑い合いながら、みんなでケーキをお腹いっぱいに食べて、リカちゃんたちの入学お祝いを楽しむのでした。
完。
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