10年ぶりに日本に帰国した一希東は訳も分からぬままに、ブブキ警察に追われることになってしまう。捕らわれの身となった東を助け出したのは、幼馴染の朝吹黄金と右手の形をしたブブキだった。ブブキの存在を初めて知った東は、ブブキ使いの野々柊、扇木乃亜、種臣静流たちと出会う。自分も心臓のブブキ使いだと知った東は、柊たちと共に新宿の地下、ブランキの牢獄に眠るブランキ“王舞”を復活させるために動き出すのだった。
骨と化した王舞を呆然と見上げる東の元に、的場井の足止めに成功した柊や黄金たちが合流する。今が王舞を復活させる絶好のチャンスと考えた柊は、王舞復活のカギである心臓のブブキを渡せと東に迫る。自分はそんなものは持っていないと、柊を苛立たせるだけの東。東は心臓のブブキを持っているのかいないのか・・・・・・。東が心臓のブブキを持つなら、ブブキは主人の危機に反応するはずだと考えた柊は、イワトオシを手に東に襲い掛かる!
10年前、東京に落下した無数のデラシネは万流礼央子とブランキ“炎帝”によって一体残らず倒された。燃え盛る炎のなかで狂気の笑みを浮かべる礼央子の姿。その日から炎帝と礼央子の恐怖による統治が始まった。時は現在、東たちが新宿からの逃走の先で出会った堀野と名乗る女性は、東の母・一希汀がかつて礼央子に勝利した唯一の存在であることを東に教える。さらに知るべきことがあると告げる堀野は、東を「一希文庫」のある資料館へと導くのだった。
えぐってやる!怒りにかられ、右手ちゃんをふりかざして的場井に戦いを挑む黄金だったが、的場井の圧倒的な攻撃力の前になす術もなく地面に沈む。助けようと飛びかかる東にも、的場井は容赦なくブブキの銃弾を撃ち込むが、心臓のブブキがそれを受け止めはね返す。王舞で戦うしかない。そう判断した東は心臓をかざして王舞を呼ぶが、反応がない。戸惑うばかりの一同をあざ笑う的場井が取り出したのは、ブランキ“炎帝”の心臓だった。
宝島に向かって走る王舞運搬列車の上で、つづくブブキ戦。新走と対峙する木乃亜は、新走の指輪のブブキが放った光を浴びてしまう。一瞬、自分の過去の姿を垣間見て戸惑う木乃亜。加勢に入ろうとする東を制止し、木乃亜は新走とは自分が白黒つけると言い放つ。木乃亜の言葉を信じて見守ろうとする東。一方、柊は、木乃亜と新走の関係が気になって仕方ない様子。一体、木乃亜と新走の過去に何があったのか?
辛くもブブキ戦2勝目をあげた東たち。しかし次の対戦相手は、堀野という仮の姿に化けていた、礼央子の四天王である間絶美だった。信頼していた堀野の正体が宿敵の腹心と知り愕然とする柊たち。裏切りの理由を問い詰める木乃亜だったが、ひょうひょうとした絶美に、はぐらかされてしまう。怒りに任せて攻撃をしかける柊だが、絶美のブブキの能力に翻弄されてしまう。相手の力を見極めろ。東の声に一度は冷静になる柊だったが・・・・・・
小松未可子
Shizuru Taneomi
石上静香
Kinoa Ougi
小澤亜李
KoganeAsabuki
小林裕介
Azuma Kazuki
斉藤壮馬
Hiiragi Nono