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F-03D dalvik-cache を移動して容量を空ける【長文注意】

(枕の話)
データ通信と通話でSIMをわけて使う二台持ちに移行して半年が過ぎた。
データSIMはiijmio、サービスも対応も向上して不満なし。
通話用端末には防水ガラケーSH-11Cを購入したが、主にWiFi環境に居るためF-03Dに通話SIMを入れ日常的にはこれを通話機(兼WiFiデータ機)にしている。もともとセルスタンバイにならない(欠陥w?)機種であるが、通話SIM入れておけばその心配すらない。
通話用にスマホを使えばセルスタンバイのことは気にする必要が無くなるので、WiFiメインな自分のような人にはむしろお勧め。

一時rootしたF-03Dもシステムアプリや不要アプリを削除したところで元が少ない(260MB)ので空き容量はいつも少ない。
アプリもSDカードに移せば良いというわけでもなく、実行コードファイル Dex はその少ない領域 /data/dalvik-cahe/ に置かれる。apkファイル本体がどこに置かれようと Dexファイルはこの場所を食ってしまう。また、使っていれば徐々に空き容量は少なくなっていく。
アプリをシステム領域に移動しても同じ事。SDカード上よりは起動が速いかもしれないが根本的な容量不足は解決しない。

システム領域は100MBほど空いていたのでココに Dexファイルを移動して元の場所にはシンボリックリンクをおいて見た。
具体的には(Google Playストアを例に)
1) /system/dex/ フォルダを作り
2)/data/dalvik-cahche/system@app@Vending.apk@classes.dex を1のフォルダに移動(コピーして元ファイル削除)
3)/system/dex/ には system@app@Vending.apk@classes.dex -> /system/dex/system@app@Vending.apk@classes.dex というシンボリックリンクを置く

あまり活用方法のなかったシステム領域の空き部分にDexファイルを移動して空き容量のバランスを改善することができた。
アプリの起動や端末の再起動を繰り返してみたが特に現時点で不具合は無さそうである。
アプリのアップデートを行うときにはちょっと面倒だが、しばらくこの方法で「空き容量がありません」的なメッセージからは解放されそうである。

上記の操作は、パソコンに繋いで手動でターミナルを叩くほうが楽でしょう。
Android Terminal emulatorなどで端末上でも一応できます。

【追記:2013/06/03 17:17 JST】
具体的にどうやるか不親切なメモ
0)USBケーブルで開発環境のあるパソコン(自分はMac)とF-03D(設定>アプリケーション>開発>USBデバッグにチェック)を繋ぎ、 adb shellと入力して $プロンプト、 suと入力して #プロンプト出します。
F-03D上で行う場合はAndroid Terminal Emulator起動してsu、そして/system ディレクトリをRW(書き込み可)で利マウントします。

1)予めLink2SDなどでDexファイルの大きいモノをチェック。ファイル名なども確認しておきます。
2)例としてマップ(バージョン 6.14.4)のDexファイルを移動、リンク作成することにします。Dexファイルは /system/dex/というフォルダを作成してそこに置くことにします。

# mkdir /system/dex/
# cd /data/dalvik-cache/
# cp system@app@Maps.apk@classes.dex /system/dex/
# rm system@app@Maps.apk@classes.dex
# ln -s /system/dex/system@app@Maps.apk@classes.dex system@app@Maps.apk@classes.dex

【追記:2013/06/03 17:27 JST】
何がどうなっているのか?普通に使うにはどの程度空き容量があれば良いのか…など
〜お手すきの方はお読み下さい。

本体内の保存領域が260MBと少ないF-03Dですが、ここさえ何とかできれば(その容量の少なさから)クソ携帯と言われているだけあって、おさいふ+ワンセグ+赤外線+防水+置くだけ充電+小型+当然FOMAプラス対応+800万画素メインカメラ+フラッシュ+とりあえずインカメラ…と、普通仕様には充分な端末にして安く入手できます。女子向けデザインですがプレシャスホワイトは男が持っていても変じゃないです。

で、容量の少ないのにてんこ盛りなアプリを消す…などのために別掲記事や関連ブログを参考に一時rootを取るわけです。
一時rootではSDカードにext3などのパーティションを切っていても起動時にマウント(使える状態に接続)ができません。Link2SDのメインな機能ですが残念ながら使えません。

rootになって、/system領域を読み書きできる状態にして不要なアプリを消します。
/data領域の不要アプリに引き続き/system領域の不要アプリも消したりします。
削除すると基本機能が使えなくなるアプリもあるので注意。また、意味がないので削除するのは容量の大きいモノだけにしましょう。
小さきけど勝手に起動して電池が減るんじゃないかと思うアプリは削除ではなく「凍結」。

容量が空いたところで、必要なアプリを入れていくわけですが、ゲームなど無駄に大きいモノは当然SDカード上へ置くわけです。
モノによってはせっかく明けた領域ですから /system領域に置くのも良いでしょう(Link2SDでは「システムアプリに変換」)。
最初はこれでめでたしなのですが、しばらく使っていると微妙に容量が減ってきます。
アプリはいくつかのファイルで構成されていますが、Dexという実行ファイルはかならず/data/dalvik-cache/フォルダに置かれます(つまり、美味しい部分を喰っているわけです)。
アプリの使うデータも多くが/data/data/に置かれています。

/system領域を整理して100MBほど空けてあったで容量が少ないというメッセージが出たのを機にDexファイルを移動できないかとやってみたのが上の記事です。
Dexファイルの大きいモノを選び今のところ、何事もなく動いています。現時点では/data領域に90MB以上の空きがあります。/system領域の空きは70MBほど。

該当するアプリをアップデートするたびに作業を繰り返さなければなりませんが、どうにもならない容量に悩むよりはかなりマシです。

こんな事を気にせず使うには/data領域として1GBは欲しいところです。
不要アプリの削除で動作がキビキビするのと電池が若干長く持つようになることでだいぶ使いやすい端末になっています。
F-03Dを5000円以下で何台か買ってたりするとSONYの端末がかなりの旧機種でも白ロムで高価なのでびっくり。

【追記:2013/06/07 10:57 JST】
ちなみにアプリをアップデートすると /data/dalvik-cache/にある該当するdexリンクはアップデートされたdex実体ファイルに上書きされるのでそのまま起動して使う分には問題ない。
ただ、/system/dex/にある旧dex実体ファイルが無駄になるので時間があるときに実体ファイルのコピー(移動)とシンボリックリンクを作り直せば良い。

root後、/system/app/の不要アプリを削除することで100MB以上の空き領域を作ることができる。面倒な手法だが上記のような方法でこの領域を再活用することができる。apkファイル、dexファイルを/data/ から追い出すことで260MBしかないF-03Dも使える端末になる。不要なアプリを消すことでバッテリーの保ちも良くなり動きも速い。無駄なアプリが動いていなければF-03Dで充分。F-11D(ルート無し)でも不要アプリを削除、凍結することでシングルコア1GHzでももっさりが解消できる。タブレットは4コア歓迎だが、スマホの大きさでやることは電池が保つなら2コアもあれば充分で、動作条件が良ければ1GhzシングルコアでもOKということがわかった。

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おくだけ充電(Qi チー)滑り止め

全くテクニカルなトピックではありません。
F-03Dは表題のワイヤレス充電対応です。
しかし、これが良く滑ると不評です。実際良く滑るので振動やちょっと触っただけで動いてしまい載ってはいるけど充電されてないこともあります。

写真のように100円ショップなどで売っている「滑り止めシート」の切れっ端を貼るなどすると劇的に改善します。
表面が滑らなくなれば良いので、ビニールテープを貼っても良いでしょう。
ちなみに、置き方は縦横だけでなく斜めでも充電されます。

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F-03Dの話をしよう(まとめ-その2)

2年縛りが開けるのを機にSoftbank Phone4からガラケーとスマホの2台持ちにしました(家族全員)。
・音声はドコモバリューSS(980円、1000円分無料通話付き)。
・データはiijmio(ドコモMVNO)ファミリーシェア1GBプラン(SIM3枚、1GB/月まで速度制限無し)2940円(一人あたり980円)。
一人あたり月額費用が2000円以下になりました。データは使い放題、1Gまで制限ありませんが家ではWiFiなので3人で使って充分。1G超過すると速度が128kbpsに制限されますがそれほど不便なく使えます。

音声は家族間通話は24時間無料。1000円分(約25分)無料通話付きで、余った分は2ヶ月繰り越しとそれを越えた分は家族で分け合えるので携帯から掛けることが少ないウチの家族としては今のところライフスタイルに合った運用です。

2台持ちは当初家族の抵抗こそありましたが、実際使ってみると
・スマホを見ながら通話できたり
・スマホの電池が切れても通話できる
・ガラケーの電池がすごく保つ
・ダイヤルしやすく話もしやすい
と本来こうあるべきではなかったかと思えるほど快適。

自転車でロングライドをするのでガラケーもスマホも防水必須。
ガラケーは白ロムが安かったという理由だけでSH-11C。
スマホはSamsung Galaxy Nexus(SC-04D)、F-11D、F-03Dを用途によって使い分け(普段使いはF-03D)。

F-03Dを使い始めた理由は以前のエントリーで書いたとおり。
アプリを入れる容量が少ないのと、それを起因とされる不具合などで酷評されている端末です。
・が、rootを取ることでプリインストールされているアプリを削除するなどして容量を確保、
・ユーザーアプリをシステムアプリに変換(できないものもある)とか
・ユーザーアプリをSDカードに移動とか
で自分的には必要アプリはすべて入れることが出来、しかも100MBほど空きがあります(システムアプリの方は130MBほど空いてます)。

私が入れているアプリ一覧「内部ストレージ」 /data/app のアプリ(4個だけ)
f03d_app1 f03d_app2 f03d_app3 f03d_app4 f03d_app5 data_app

上記アプリを入れた状態での空き容量は次の通り
2013-01-07_23_19_26

使いたいアプリさえ入れば、死角がなくなり結構良い端末です。
特にデータSIMで運用しても
・圏外にならずセルスタンバイ問題が起きない(バッテリーが普通に保つ)
・アンテナピクト、3Gピクトが正常に表示される
さらに
・F-11Dと比較してもGPS補足が速い(GPS Statusは入れてます)
・防水、おサイフ、赤外線、にワンセグ(要らないけど)付き
・インカメラとメインカメラ(しかも800万画素)、フラッシュ付き
・軽い(約118g)
・安い(投げ売りされていて4000円前後)

スペアバッテリーが3800円ほどするので予備機を兼ねてもう一台買ってもよいほど安い。

・液晶サイズは480×800と標準的で
・Android2.3.5
と特筆すべきモデルではないが、シングルコアながらCPUクロックが1.4Ghzと
F-11Dの1Ghzと比べてもサクサク使える、F-11Dはメインカメラのみでフラッシュもない
ゲームメインではない大人にはちょうど良い。
F-11Dはもさもさしている分、電池の保ちは良い(が、F-11Dではセルスタンバイ問題が発生するので、AMCTアプリなどで通信を制限しないと電池の保ちはそうそう期待できない)。

2台持ちのスマホ(SIMはデータ通信のみ)としてはセルスタンバイ問題が起きない点は極めて大きなメリット。
同じメーカーで後発のF-11Dがアンテナピクト、3Gピクトが表示されるにも関わらず内部的には圏外、セルスタンバイ問題が起きていることを考えると、この開発チームだけその部分に手を入れたのだろうかと感謝してしまう。

Fusion SMART-IPという050番号のIP電話サービス、月額固定費が0円。
というサービスがあるが、
設定>通話設定>インターネット通話を使用>すべての通話
でIP電話をスマホの(音声通話の)メイン回線に設定できる
しかも固定電話、携帯電話問わず30秒で8.4円。Fusionや提携050番号へは無料だ。
SIPアプリを入れずにデフォルトのダイアラーで通話できるのは便利。

そんなF-03Dも基本的に女子向けにデザインされたピンク2種、白1種の3モデルがあり
男子が使うなら白一択か。
アマゾンで送料込み300円のケース(自分も使っています)を使えば黒多めになり全面ピンクから逃れられそうです。

不要なアプリを削除しても常駐してくるアプリがうっとおしいときは
Link2SDなどで「凍結」してしまうことで勝手に起動してくることを抑制できます。

rootを取ってアプリを削除してしまうと端末から消えてしまいます。
間違って削除することで使えなくなる機能も出てくる可能性があります。

#tar czf /sdcard/system_app.tar.gz /system/app

などとして操作する前に必ずバックアップを取っておきましょう。
自分は最初削除しすぎて赤外線が使えなくなりました(バックアップを戻せば復活します)。
Link2SDなどを使って削除する場合は容量順に並べ替えて容量の小さいものは削除するリスクに比べてメリットは少ないので大きいもので不要なものだけ削除すると良いでしょう。容量小さくて常駐してくるものは「凍結」で対処。

なお /system/etc/preinstalled_app に復元したときに書き戻されるプリインストールアプリが入っています(14.7MB)。
これも同じ要領で tar などして/sdcard/へバックアップしておけば中身を削除してその分の容量をあけることができますね。

ドコモのスペックで言うところのROM 1GBの内訳は
/system 528M
/data 260M
/persist 30M
/cache 100M

ユーザーアプリはプリインストール分含めて260MBしかありません。
SDカードに移動しても内部ストレージを一部消費します。
やはりシステムアプリを削除して容量を確保し、そこへユーザーアプリを移さないと早晩容量は枯渇します。
rootを取るとメーカーの保証が効かなくなる等の懸念はありますが、保証云々の前に狭い場所にアプリを詰め込む方が運用上問題が起きやすいのである意味この端末をまともに使うには必須かと思います。

幸い、rootを取る(一時root)のは先人が紹介しているとおりにやることで比較的簡単確実にできるので敷居は低いと思います。suやsuperuserをしかるべきところに仕込んだ後は
「端末エミュレータ」アプリから
$su
#insmod /data/local/tmp/mountbreak_2.ko
#mount -o,rw remount /system /system

などとすることでF-03Dのみで(PCとの接続無しで)再び /system を書き込み可でマウントできます。
つまり、あとでアプリの移動もできます。

Link2SDのせいかどうかはわかりませんが、ユーザーアプリをシステムアプリに変換したり、その逆をやることで動作しなくなるアプリもあります。
また、しない方がよいモノもあります。SDカードに移す場合も同様です。
内部ストレージ上のアプリは4つしかありませんが経験的にこれらはこの場所にあった方が良かったアプリです。

システムアプリ、プリインストールアプリのウチ削除したのは以下の通り(参考までに)
1. ・手書きメモ-20,75MB
2. ・落書き盛りフォト -Odex- 18.00MB
3. ・GraffitiPhotoCommonResourece.apk-13.16MB
4. ・オリジナル手書きフォント -Odex-
5. ・NX!Input -8.10MB
6. ・スケジュール&メモ-5.99MB
7. ・Document Viewer -4.21MB *(あっても良いかも)
8. ・手書きダイアリー 3.96MB
9. ・docomo Palette UI 3.9MB
10. ・Backup 3.37MB
11. ・盛りフォト帳 3.16MB
12. ・NX! comfort UI 3.16MB
13. ・NX!Input中国語 2.12MB
14. ・NX!Input韓国語 2.00MB
15. ・お役立ちアプリ帳 1.67MB
16. ・Abstract 1.62MB
17. ・災害用キット 1.56MB
18. ・メール -Odex- 1.50MB
19. ・docomo Wallpaper 1.33MB
20. ・盛りフォト一覧 973KB
21. ・ドコモ位置情報 948KB
22. ・Theme Beach -Odex- 882KB
23. ・お天気アプリ-Odex- 846KB
24. ・静止画ウィジェット 813KB
25. ・Contents Headline 809KB
26. ・パーソナルエリア 789KB
27. ・オートGPS 745KB
28. ・Photo Collage -Odex- 726KB
29. ・dマーケット 726KB
30. ・Airportウィジェット 699KB
31. ・OpenHealth 661KB
32. ・Theme Relax -Odex- 632KB
33. ・Theme Flower -Odex- 549KB
34. ・Wallpaper MoiMoi -Odex- 531KB
35. ・DecoEmojiManager 481KB
36. ・Peachy News Widget 420KB
37. ・取扱説明書 403KB
38. ・ホーム切替 391KB
39. ・電話帳ピックアップメンバー 386KB
40. ・エリアメール 385KB
41. ・ウルトラ総合検索 -Odex- 378KB
42. ・フォトスクリーン -Odex- 371KB
43. ・おまかせロック 370KB
44. ・Butterfly 300KB
45. ・ソフトウェア更新 -Odex- 298KB
46. ・スケジュール&メモ 273KB
47. ・Theme White
48. ・Theme Simple
49. ・Theme Pink
50. ・ホーム画面のヒント 94KB
51. ・Fイチ押しApps
52. ・Theme MoiMoi
53. ・BOOKストア マイ本棚
54. ・はじめに
55. ・dメニュー

ちなみにLink2SDは使っているのですがSDカードにex2/ext3のパーティションは切っていません。
つまりex2/ext3パーティションは使っていません。root取っても起動時にマウントできないからです。
とはいえ、ex2/ext3パーティションは無くても困っていません。大きなアプリはSDカードへ、あとは内部ストレージとシステム領域(システムアプリに変換)に入れることで足りています。
欲を言えば100MBもcacheは要らないかなぁ。50MB分を/dataに出来れば良いのに…とは思います。

最後に、 GOランチャーEX を入れていますが
・1画面にアイコンを多めに入れることが出来る
・スクリーンショットを簡単に取ることが出来る(たぶん root 化は必要なのかもしれないですが)
ので使っています。この辺は好き好きでしょう。

知っている方がいらっしゃればコメントかツイッターで教えて欲しいのですが
F-09D ANTEPRIMA
と言う機種があります。スペックはF-03Dの容量アップ(倍増)とAndroid4.0搭載しただけのモデルのようですが
これもデータSIMでセルスタンバイ問題は起きないのでしょうか?
4.0なのでChromeが入るのがちょっと羨ましいですが、電池の保ちは短くなっていますね。

そもそもF-09DのファームウェアをF-03Dに書いて使うことは出来ないんですかね…?
Androidを突っ込んで勉強していないのでその辺の事情はよくわからないのですが。

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F-03Dまとめ

11月下旬に家族全員でdocomoに乗り換え、しかも音声とスマホの2台持ちへ。
長女が気に入ったのがF-03D girls’ ガチピンク。防水、赤外線、ワンセグ+伝言メモ(簡易留守電)なガラスマ。タイミング良く送料込みで4000円の未使用品が手に入った。
シングルコアながらクロックが速いせいか後から発売されたF-11Dよりも動作は軽快。容量が少ないのが玉に瑕で早晩容量不足で泣きつかれることを想定してF-03D中古品を別途入手してrootを取りプリインストールアプリの削除(の練習)をやってみた。

F03D_1 F03D_1n F03D_2n F03D_4

ただ、永久rootはとれず一時的にだけ。それでもアプリ削除はできた。
テザリング制限の解除もsqliteのdbにtether_dunなんちゃらを4つ追加してみたがその方法ではうまくいかない。
framework-res.apkを再構築したが歩数計アプリなど削除後で/systemをrwで再マウントできなくなり、そこまで追求する気力もなく断念。ただ、件の “config_tether_dun_required” は “false” でした、念のため。

自転車(アウトドアスポーツ)用にF-11Dをちょっと使っていたがその辺と比べた印象など。
空き容量以外は自分的には充分Goodな端末です。
<長所>
GPS補足が速い(GPS Statusというアプリを入れています。F-11Dは入れてあっても遅い。)
・割と軽快に動く。プリインアプリを削ればなお軽快。
・安い…docomoが投げ売りをしているせいで2012年11〜12月現在で4000円前後(新品)。自分は目的がアレなので本体のみ(中古)で3100円。
・軽い(118g)、800万画素メインカメラ+インカメラ、防水、赤外線、お財布、ワンセグ(要らんけど)付いてる。

データSIMで使ってもセルスタンバイ問題が起きない(起きにくい?)※撮影時はDTIのデータ通信用SIM

<短所>
容量が少ない(カタログ1GBとあるが実際使えるのは260MB、これはプリイン含めて。)
・色、スタイルが女子向け

下記の方法で一時的にrootを取得、不要アプリ一掃しダウンロードしたアプリをSDカードに移動すれば通常使用にも充分使える。ただし、容量のあるゲームは無理(SDに追い出してもメインメモリも食うので厳しい)。

利用したのは「F-03D Girlsのルートツールキットを作ってみた。」のファイル群。
解凍して中にある説明をよく読んでその通りに行えばよろしい。
書いてあることが意味不明すぎる人は手を出さない方が良い。
ちなみにJavaのSDKとAndroid SDKが必要なので先だって入れておきましょう。docomoのSIMがある人はソフトウェアの更新もしておいた方がイイ。このモデルはどうしようもない不具合対策の更新以外はないでしょう。
Androidのバージョンが上がる可能性も無い…のである意味安心していじくれます。

自分はMac上でやりました。なぜなら端末を接続するのが簡単だから。
なのでbatファイルの中の必要部分をコピペしながらやりました。
Windowsでやる場合、F-03Dを無事に接続するまでの方が時間掛かって面倒だと思う。

ちなみに行った端末は Arrows Kiss F-03D。大量に出回っている girls’ ガチピンクとはちょっと違うがroot取得に関しては同様でOK。この端末、容量不足以外は(自分的には)軽い、防水、GPS速い…とナイスな端末なので欲張っていじくりすぎて文鎮化させたりしない方がイイですよ。
ちなみにF-03DとDTI 490円のデータSIM(docomoのMVNO)とFoxFiアプリでrootなしでもテザリングできました。へぇと思ってF-11D+iijmioでやってみたところうまくいきませんでした。

他の人も書いていますが、rootを取ってプリインアプリの削除とか無駄な作業です。
個人的にアプリのための空き容量は1GBもあれば充分です(音楽、動画はSDカード)。
容量が十分ならプリインアプリもrootを取ってまで削除することなど無いのですが、裏側で勝手に起動して無駄にCPUリソースやバッテリーを食うので不要なアプリは消すに限ります。購入した端末のアプリが消せないというのはおかしい仕様であると思います。

テザリング制限も同様。LTEでは無くなったようですがデータ総量規制を掛けているわけですから納得できない仕様です。SIMフリーにしても残るので海外でもテザリング出来ないとかわざわざ余計な設定で性能や利便性を落とすなどやり方がスマートでは無いと思う次第です。

(追記 2012.12.15)
【再マウント方法】
readme.txtにもあるとおりF-03Dをデバッグモードにチェック(設定>アプリケーション>開発>USBデバッグ)してSDKの入ったパソコンに繋ぎ
$adb shell
$su
#insmod /data/local/tmp/mountbreak_2.ko
#mount -o rw,remount /system /system

エラーが出ていなければこの状態でF-03D上でLINK2DやTitanium Backupなどで/systemに対して変更(rw)の操作ができる。mountbreak_2.koが無い旨のメッセージが出たときは

$adb push file/mountbreak_2.ko /data/local/tmp/
などのようにmountbreak_2.koをF-03D上のその場所に保存してから行いましょう。

やりたいことがすめば
#mount -o ro,remount /system /system
とするか
#reboot

自分はGscriptで上記コマンドを登録してみたが/systemをrwでマウントできなかったのでUSBケーブル繋いで上のように行っている。普段は/systemに対して書き込みをすることは無いので特に不便は感じない。

F-03DはデータSIM(IIJMIO)を入れ普段のメールチェックや、Twitter、ランや自転車でGPSを使った走行ログを取るなどに使っている。よく使うアプリを入れ、移せるものはSDcardに移動しているがアプリ一覧と空き容量は次の通り。快適です。
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(追記)F-03Dの話をしよう(まとめ-その2)
も併せてどうぞ

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