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テクニック/AlbumJacket+の設定


長すぎてひとつのページにできないためFAQはページを分けております

目次

基礎編まえがき


  • 解説尻侍 さんにも設定方法 が載っているのですが、残念ながら更新が止まっているため、幾つか説明と食い違う場所や設定が増えた箇所があり、初めての方が混乱しているようなので、とりあえずどう設定するのか簡単に説明します。
  • SamurizeはデフォルトのC:\Program Files\Samurize\にインストールされていることが前提条件になっています。
また、多少のズレはありますが基本的にこの解説で使用しているAlbumJacket+は最新版です。あれ?こんな項目無いよ?とかこんなファイル見あたらない…という方は、まず自分の使っているAlbumJacket+が最新版なのかを確認してください。最新版はこちらから。

AMIPをダウンロード/インストールする


  • AMIPのサイトに行き、AMIPをダウンロードしてください。
英語サイトですが特に難しいことはなく、メニューのdownloadという項目をクリックすれば、ダウンロードエリアに行けます。
どれを落とすかは、使用するプレイヤーによって違います。各自で判断してください。
  • インストールの際に必要な設定項目等は特にありませんので、基本的な知識としてのダウンロード、解凍、インストールといった項目に関してはここでは細かく触れません。
  • AMIPをインストールする際は、該当するプレイヤーを終了させておいてください。
  • AMIPのインストーラを起動させたあとに"the archive is either in unknown format or damaged"とエラーメッセージがでる場合、ダウンロードに失敗してファイルが破損しています。再度ダウンロードしてください。何回落としても破損している場合、ブラウザのキャッシュから同一のファイルを持ってきているだけだと思われるので、キャッシュを削除するか適当なダウンロード補助ソフトを使ってダウンロードすることを勧めます。
また、一部の解凍ソフトで上手く解凍できない報告もあります。解凍してもフォルダが出来るだけでファイルが出来ない等の症状が出た場合、別の解凍ソフトを試してみてください。
  • iTunesを使われている方は必ずしもAMIPは必要ありません。AMIPでも動作しますがAAC関連ファイルが文字化けするそうなので、AMIPをインストールせずにAlbumJacket.ini内にある「共通設定」のIsiTunesをFalseからTrueに変更してください。スクリプト側でnp.txtを生成してくれるようになります。ただしスクリプトの実行タイミングによって、iTunesを終了させても再起動する場合があるそうです。根本的な解決にはなりませんが、スクリプトの実行間隔を長めに取ることで軽減はされます。
既にiTunes用のAMIPをインストールしてしまったという人はアンインストールするか、AMIPの設定から実行を停止させてください。この場合以降のAMIPの解説は読み飛ばし可。
  • foobar2000の0.9系を使用されている方は、AMIPを使うよりもNow Playing Simpleを使用した方が動作が美しい(具体的にはプレイヤー上では正常なのに出力テキストが化ける、あるいは空白等で正常に表示されないことを回避出来る)かもしれません。ただ、仕様の限界からAMIPと挙動が違う箇所があります(停止時にアーティスト名が消える等)。
一応以下に設定を書いておきます。
    • Filename: C:\Program Files\Samurize\AlbumJacket\np.txt
    • Encording: ANSI
    • Formatting string:
 %artist%$char(10)
 %album%$char(10)
 %title%$char(10)
 %_path%$char(10)
 $if(%isplaying%,$if(%ispaused%,paused,playing),stopped)$char(10)
    • On exit: (空白にしておいてください)

  • ちなみに$char(10)は改行コードなのですが、メモ帳だとこれを改行コードと認識してくれず、5行のテキストが横一行のテキストとして出力されてしまいます(そこそこ気の利いたテキストエディタだとちゃんと改行してくれる)。Samurize上でもAJ+上でも$char(10)を改行コードと認識してくれるので実用に問題はないのですが、どうしても気になるという方は$char(10)を$crlf()に置換してください。
また、四行目の%_path%は%path%でも可。前者は0.9以前の旧書式、後者は0.9からの新書式です。0.9系ならどちらの書式も使えます。

AMIPを設定する


  • 01.設定画面へ。
使うプレイヤーによって違いますが、ここでは日本語化したWinamp5を例に使います。
Winampの適当なところを右クリックしてメニューを出し、オプション→設定で設定を開け、左のツリーでプラグイン→General Purposeと行き、右の画面に出てきた項目の中からAdvanced mIRC Integranation Plug-in(gen_irc.dll)を選択してください。
AMIP_1.jpg

  • 02.設定する。
必要な設定は
    • "Enable AMIP"にチェック。
    • "Write song info to file"にチェック。
    • "Write song info to file"以下のテキストボックスに
 File:C:\Program Files\Samurize\AlbumJacket\np.txt
 Play:%1^lb%4^lb%2^lb%fn^lbplaying
 Pause:%1^lb%4^lb%2^lb%fn^lbpaused
 Stop:%1^lb%4^lb%2^lb%fn^lbstopped
 Exit:%1^lb%4^lb%2^lb%fn^lbexit
 と記入。
    • "Encoding (for Cyillic)"はANSIに設定。
    • "Convert underscore to space"のチェックを外す。
 以上です。他のチェックはデフォルト状態でも構いませんし、全て外しても構いません。
 AMIP_2.jpg

    • そして、C:\Program Files\Samurize\内に新しいフォルダを作り、AlbumJacketと言う名前に変更してください。

    • 03.動作確認。
 ID3タグがちゃんと打ち込まれたmp3ファイルを再生し、 C:\Program Files\Samurize\AlbumJacket\np.txt を開いて
 五行のテキストが生成されているか確認してください。
 五行の内容は
 一行目:アーティスト名
 二行目:アルバム名
 三行目:タイトル名
 四行目:再生中ファイルのパス
 五行目:playingと書かれた文字列
 です。出来ていれば、AMIPの設定は終了です。お疲れ様でした。
 np.jpg

    • 04.補足。
 なお、日本語が化けている場合、Winampの設定でオプション→設定→タイトル表示と行き、"アンダースコアをスペースに変換して表示する"のチェックを外してください。
 それでもなお化けている場合は
 Q.Winampの再生リストでは正常に表示されているのに、np.txtが文字化けしている
 を参考に、ID3v2タグの文字エンコードを変更してください。

AlbumJacket+をインストールする


  • 01.AlbumJacket+の旧版を入手、解凍。
解説尻侍 さんから旧版のAlbumJacket+をダウンロードします。
わざわざ旧版をダウンロードする理由は、最新版には最低限のファイルしか同梱されていないからです。
ダウンロードしたら解凍してください。

  • 02.AlbumJacket+の最新版を入手、解凍。
こちらから最新版のAlbumJacket+をダウンロードしてください。ダウンロード後解凍します。
なお、Wikiの更新が間に合わずさらに最新版があったり、あるいはWikiの更新が早すぎて問題あるバージョンが最新版として登録されていることがたまにあります。
この辺の情報は2chのソフトウェア板にある最新のSamurizeスレッドで確認出来るかと思いますが、とりあえず気にしないで構いません。
また、最新版よりも新しい日付で公開された改悪版と注意書きがされたバージョンがある事があります。こちらを使う場合は「03.最新版を上書きする」の際にAlbumJacket+.vbsとAlbumJacket.iniに加えて、AJ+.vbsとAJ+STOP.vbsをScriptsフォルダに移動させてください。他に特に変更点はありません。

  • 03.最新版を上書きする。
02で解凍して出来たファイルを01に上書きします。
template.htmlをAlbumJacketフォルダに、AlbumJacket+.vbsとAlbumJacket.iniをScriptsフォルダに移動させてください。上書きするか否かを聞かれた場合ははいを選べばOKです。
終了後、AlbumJacketフォルダとScriptsフォルダをC:\Program files\Samurize\に移動、上書きしてください。
(ちなみにreadme.html、ImageMagick.txt、albumjacket+.ini(注:ScriptsフォルダにコピーしたAlbumJacket.iniとは別物です!混同しないように!)はコピーしなくても構いません)
(注:もしtemplate.htmlが最新版に同梱されていなかった場合、基礎編では使わないので無視して進めても構いません。必要だという方はこちらを参考にしてください)

  • 04.必要フォルダを作る。
C:\Program files\Samurize\AlbumJacket\の中に新しいフォルダをふたつ作り、名前をそれぞれalbum、lyricとしてください。
以上でAlbumJacket+のインストールは終わりです。お疲れ様でした。

AlbumJacket+を設定する(ジャケット編)


  • 設定開始、と言いたいのですが、実はデフォルトで動くので、弄らなくてOKです。
何をすればいいかというと、C:\Program files\Samurize\AlbumJacket\に新規テキストファイルを作成し、名前をcurrentjacket.txtに変更する。以上です。
  • ただし、np.txt(もしくはそれに匹敵するtxt)をデフォルトの「C:\Program files\Samurize\AlbumJacket\」以外の場所に生成されている方は、AlbumJacket.iniを設定する必要があります。
例えばSoundPlayerLilithと Album Jacket+ を Lilith で使いたくて、夜も眠れなくての組み合わせの場合、np.txtにあたるamip.txtは常にLilithをインストールしたフォルダに生成されます。
ですから、AlbumJacket.iniをメモ帳などのテキストエディタで開き、
Amiptxt = AlbumJacketDir&"np.txt"
の部分を該当するtxtへと書き換えてください。
あくまで一例ですが以下のようになります。
Amiptxt = ”C:\Program Files\Project9k\Sound Player Lilith\amip.txt"
パスがダブルクォーテーションで括られることに留意してください。
  • ImageMagick等を使った別の方法もあるのですが、ここでは触れません。

AlbumJacket+を表示する(ジャケット編)


  • Config.exeを起動して、メーターの追加から「アクティブスクリプト」を追加し、「情報」タブの「スクリプトの選択」で「AlbumJacket+.vbs」を選択します。実行する関数はGetJacket。
その下にある「実行間隔を秒単位に変更」にチェックを入れ、任意の秒数に設定する。1秒間隔でもいいですが、それだとそこそこCPU負荷が高いので自分の好みと環境に合わせて設定しましょう。5秒ぐらいでも十分じゃないかと思います。
  • 次にメーターの追加から「テキストファイル」を追加し、「全般」タブの「表示タイプ」を「画像」に、「情報」タブの「参照先」を「C:\Program files\Samurize\AlbumJacket\currentjacket.txt」に、「表示行」と「表示行数」を「1」に。大きさは自由ですが、縦横比は1:1でないと見栄えが悪いです。
  • 設定を保存し、作成したiniをClient.exeに読ませます。
  • Winampで音楽を再生し、ジャケットが表示されたら成功です。
適当に曲を切り替えて、ジャケットが切り替わるか確認してみてください。
  • なお、当然の事ながらジャケット画像がない物に関しては取れませんので、動作確認の際は予めamazon にジャケット画像があるかどうか確認するのがいいかと思います。
あるはずなんだけど取れないという方はまずnp.txtを確認し、出力されているタグに問題がないことを確認し(表記の正確さではなく、サイト側の情報と一致しているか)、特に問題がないようならこちらを確認してください。手動でジャケットを追加したいという方はこちらを参考に。
  • 表示されるジャケットは、デフォルト設定では再生中のファイルと同じフォルダにアルバム名.jpgとして保存されています。全てのジャケットを一つのフォルダで管理したいという方はこちらを参考に設定してください。

AlbumJacket+を設定する(歌詞編)


  • 設定開始、と言いたいのですが、これもデフォで動きます。
  • ただ、ジャケットを取得してるAmazonやTOWER RECORDSと違い、歌詞を提供しているサイトは著作権の絡みか仕様変更が非常に多く、そのたびに歌詞が取得出来なくなります。設定が間違っている様子がないのに取得出来ない場合は現行のAlbumJacket+がサイトの仕様変更に対応出来ていない可能性が大です。その場合は有志制作者様方の修正を待って下さい。

AlbumJacket+を表示する(歌詞編)


  • Config.exeを起動して、メーターの追加から「アクティブスクリプト」を追加し、「情報」タブの「スクリプトの選択」で「AlbumJacket+.vbs」を選択します。実行する関数は「Getlyric」。
その下にある「実行間隔を秒単位に変更」にチェックを入れ、環境にあわせて適当な秒数を設定してください。5秒ぐらいでも違和感なく使えると思います。
  • テキストファイルを追加し、「情報」タブの「参照先」を「C:\Program files\Samurize\AlbumJacket\current.txt」に、「表示行」と「表示行数」は適当に。
  • 設定を保存し、作成したiniをClient.exeに読ませます。
  • Winampで音楽を再生し、歌詞が表示されたら成功です(環境によっては取得に少々時間を要する可能性があります)。
適当に曲を切り替えて、歌詞が切り替わるか確認してみてください。
  • なお、当然の事ながら歌詞がない物に関しては取れません。手動で歌詞を追加したいという方はこちらを参考に。
  • 表示される歌詞は、デフォルト設定では再生中のファイルと同じフォルダに再生中のファイル名.txtとして保存されています。全ての歌詞を一つのフォルダで管理したいという方はこちらを参考に設定してください。
  • ジャケットと歌詞を両方取りたい場合、スクリプトを二個使う必要はありません。実行する関数でGetBothを指定してください。
以上でAlbumJacket+を使う際の基本解説を終わります。お疲れ様でした。

応用編まえがき


  • これ以降は応用編です。基礎編で既に十分だという方は目を通す必要はありません。
  • AlbumJacket.ini内を直接書き換えるため、失敗するとAlbumJacket+自体が動作しなくなります。正常に動作してるAlbumJacket.iniをバックアップしておくことを強く推奨します。
また、いったん躓くと原因を究明しようとしてもなかなか厳しい場合があります(正常に書き直してもフォルダが作成されない、ファイルが無い等のエラーがでる)。こういう時は正常に動作していた頃のiniに差し替え、作成したフォルダ等も削除してまっさらの状態に一度戻し、最初からやり直した方が問題解決の近道かもしれません。可能であるならば気負わずに一回PCの電源を落として精神的にもリフレッシュすることを勧めます。
  • iniをExplorer等からダブルクリックするとメモ帳で編集が可能ですが、メモ帳には必要最小限の機能しかないためお勧め出来ません。適当なテキストエディタを入手して、そちらを使って編集することを勧めます。個人的にはTeraPadあたりがお勧めですが、好みの差が大きいので自分でいろいろ試してみて下さい。
(06/08/16版から設定部分がAlbumJacket+.vbsから独立してAlbumJacket.iniになりました。 iniをTeraPadで普通に開いても自動でvbsとして色分けしてくれないので、開いたあと表示→編集モードでVBを選択してください)

  • 05/12/02版の仕様変更に伴い、パスの指定に関して初心者には少々難解な部分があります。
基本的には「x=1ならx+1=2」と同じです。AlbumJacket.ini内の「共通設定」でSamurizeDir = "C:\Program Files\Samurize\"と記述されているので、以降SamurizeDirと書かれているところは全て"C:\Program Files\Samurize\"として扱われます。それだけです。以降のAlbumJacketDirも同様に扱います。
例えばAlbumJacket.ini内にAlbumJacketDir&"currentalbum.txt"と書かれていたら、"C:\Program Files\Samurize\AlbumJacket\currentalbum.txt"と同じなんだなと考えて下さい。
  • なお、基礎編にも少し書きましたがLilith等を使用してSamurize関連のフォルダにどうしても必要なtxtが作成出来ないような場合、以前のようにフルパスで記述しても動作します。05/12/02版以前のものを見て参考にするといいかと思います。ダブルクォーテーション等を忘れないようにして下さい。

MiniBrowserを使う

解説


  • uziq氏作成のMiniBrowserを使用して、歌詞を表示させます。
通常のテキスト表示と違い、スクロールバーでスムースなスクロールが可能と言う利点があります。
また、a`のような特殊な記号も出せたりします。
反面、フォントの変更や文字サイズ、背景色や画像の使用設定などはhtmlのタグを使うので、タグの仕様を全く知らないと少々辛いかもしれません。
MB_Sample.jpg
(サンプル画像のまわりの青は壁紙の一部です)

MiniBrowserをダウンロード/インストールする


  • まずこちらのリンクからPluginPakの最新版を入手し解凍し、中から出てきた自己解凍ファイルを実行してください。
サンプルやスキン等いろいろ出てきます。全部Samurizeフォルダにコピーしてもいいのですが、とりあえず最小限のインストールということで、Pluginsフォルダ内にあるMiniBrowser.dllを C:\Program files\Samurize\plugins\にコピーしてください。
以上でMiniBrowserのインストールは終了です。
(注:Windowsは初期設定ではdllファイルが見えません。フォルダオプションから設定を変えてください)

AlbumJacket+の設定を変更する


  • 注:設定するAlbumJacket+は全く弄っていない状態の物を想定しています。
  • AlbumJacket.iniをテキストエディタ(メモ帳等)で開きます。
以下の箇所を変更します。
    • currentLyric = AlbumJacketDir&"current.html"
 (初期状態ではcurrent.txtになってるのでcurrent.htmlに変更する)
    • UseMiniBrowser = True
 (初期状態ではFalseなので変更する)
    • MiniBrowserTemplate = AlbumJacketDir&"template.html"
 (初期状態のままでOK。指定したパスにtemplate.htmlがあることだけ確認する。存在しない場合はこちらを参考にして作る)
    • MiniBrowserInstance = """C:\Program Files\Samurize\Client.exe"" i=lyric reload"
 (コメントアウトされている場合、行頭のクォーテーション(')を削除してコメントアウトを解除する。パスはそのままでOK。ただしi=lyricだけは各人の環境によって違うので修正する。i=「MiniBrowserを表示させるインスタンス名」。インスタンス名ってなんだ?というレベルの人は、多分i=Default)
 以上です。その他の設定は初期状態のままです。

AlbumJacket+の設定が成功しているか確認する


  • Config.exeを起動し、メーターでスクリプトを追加してAlbumJacket+を選択します。関数はGetLyric。更新間隔は適当に環境に合わせて。一秒でも構わないですがあまり早すぎるとトラブルの元かも。
Winampで音楽を再生し、テストボタンを押してください。
その後current.htmlをダブルクリックして普通のブラウザで開き、中に歌詞が書き込まれているか確認してください。書き込まれていれば完全に成功です。

MiniBrowserを表示する


  • Config.exeで「メーターの追加」→「文字列」で文章を追加し、「一般」タブで「表示タイプ」を「視覚プラグイン」に、「表示」タブの「プラグインの選択」で「Minibrowser.dll」を選択し、「設定」ボタンを押してください。
(ちなみに日本語化してると設定画面の文字が化けます。一時的に言語をEnglish.lngにしてください)
  • 設定する箇所はほとんどありません。
BrowserWindowを選択し、HomePageにC:\Program Files\Samurize\AlbumJacket\current.htmlを指定します。そして、Show Scrollbarsにチェックを入れてください。以上です。
MB_Config.jpg
(設定画面の下の方はグレーアウトしているため切り捨ててあります)
設定を保存し、Client.exeで先ほど作ったiniを読み込ませてください。
MiniBrowser内に歌詞が表示されていれば成功です。
  • そのまま別の曲を再生して、歌詞が自動で変わるか確認してください。
もし変わらないようであれば、恐らくMiniBrowserInstanceの設定がおかしいです。修正してください。

補記


  • MiniBrowserの外見を変更するにはtemplate.htmlを編集するしかありません。
template.htmlをメモ帳等のテキストエディタで開き、タグを打ち込んでいってください。
タグに関しては数が膨大なこともあり、ここでは具体的に触れません。
解説しているサイトはたくさんあるので、そちらを当たってください。
  • 背景の完全透過は出来ませんが、壁紙の同じ位置をコピーして、template.htmlを編集して背景に設定すると擬似的な背景透過になります。
MB_Example.jpg

  • MiniBrowserのせいなのかAlbumJacket+のせいなのかは不明ですが、MiniBrowserを表示しているクライアントがフリーズすることがわりと頻繁にあるという報告もあります。
タスクトレイのSamurizeアイコンを右クリックしても反応がないような場合、帰ってくることはないと思いますので、タスクマネージャから該当するClient.exeを停止させ、改めて起動させてください。

  • スクリプト側のMiniBrowserのリロードをコメントアウトで切って、 →MiniBrowser Instance =をコメントアウト
プレイヤーの再生時間のメーター作る→一般タブにある通知機能使ってAlert 0追加値「0:03」。通知のタイミング「値になったときに」「コマンドを実行する」実行するコマンド「client.exe i=xxxxxxx reload」これで安定するようです。
ただし、歌詞をネット上から取得する際は取得するまでの時間がまちまちすぎるので使えない&歌詞を取得できたのかわからない欠点もある模様です。

Tfssを使う

解説


  • Tfssを使用し、MiniBrowserと同じくテキストをスクロール出来るようにします。
MiniBrowserと違い擬似的なスクロールのため、ボタンを押すと画面が切り替わる感じになります。
MiniBrowserに比べて反応は鈍いですが、実用には十分だと思います。
Samurizeの装飾が普通に使えますので、他のメーターとの外見上の親和性も問題ありません。
Tfss_Example.jpg
(サンプル画像がアレなんですが、あまり気にしないでください。装飾は自在です)
  • リンクあたりで少々難解な呪文が出てきますが、順番にやっていけばさほど大きな問題は出てこないと思います。

Tfssをダウンロード/インストールする


  • こちらからTfssをダウンロードし、解凍して出てきたTfss.jsとTfss.wsfをC:\Program files\Samurize\scripts\に移動させます。
  • C:\Program files\Samurize\scripts\内に新しいフォルダを作り、名前をTfssとして下さい。
以上で下準備は終わりです。

Tfssを設定する


  • 先ほど作ったC:\Program files\Samurize\scripts\Tfss\内に新しくテキストファイルを作ります。
名前はlyric.txtとしてください。
  • 作成したlyric.txtを開き、次の三行を記入し、保存します。
    • TFSS=001
    • vlines=10
    • file=C:\Program Files\Samurize\AlbumJacket\current.txt
 (vlinesはSamurize上で一度に表示させる行数ですので、環境に合わせて変更してください)
  • Tfssの設定は以上です。

AlbumJacket+の設定を変更する


  • 注:設定するAlbumJacket+は全く弄っていない状態の物を想定しています。
  • AlbumJacket.iniを開き、以下を変更します。
TFSS = True
(初期状態ではFalseなので変更する)
TFSSPath = """C:\Program Files\Samurize\Scripts\Tfss.wsf"" //nologo //job:NsUpdate Lyric"
(初期状態ではパスがC:\Program Files\Samurize\TFSS\Tfss.wsfなので変更する。ダブルクォーテーションを削除したりしないように注意)
以上です。

AlbumJacket+の設定が成功しているか確認する


  • Config.exeを起動し、メーターでスクリプトを追加してAlbumJacket+を選択します。関数はGetLyric。更新間隔は一秒でも構いませんが、短すぎると負荷が高いので環境にあわせて数秒間隔にする方がいいかと思います。
Winampで音楽を再生し、テストボタンを押してください。この時、初回に限りTfssからメッセージが出ます。
Tfss.jpg
メッセージが出たら成功です。そのままOKを押してフォルダを作成させて下さい。
C:\Program files\Samurize\scripts\Tfss\にLyricというフォルダが出来ていること、中に九個のテキストファイルが出来ていることを確認してください。
  • ちなみにキャンセルを押すと、フォローが面倒な状況になるようなので、一応気をつけて下さい。

歌詞の表示


  • 先ほどのAlbumJacket+.vbsを作ったiniに、そのままメーターを追加していきます。
  • テキストファイルを追加し、参照先はC:\Program Files\Samurize\Scripts\tfss\Lyric\_V1.txtにします。表示行は1、表示行数は先ほど作ったlyric.txt内に記載したvlinesの数値に合わせてください。
メーターの縦の大きさは、表示行数で指定した行が全部収まるように調節すること。
また、ワードラップを使用して表示しきれなかった行を自動で改行させる場合は、かなり余裕を持って縦のサイズを見繕わないと表示が入りきらずに下の方が見切れるので注意してください。
ワードラップなしで横サイズにちゃんと収まるように歌詞のテキストを整形するのが一番いいと思いますが…

スクロールボタンを作る


  • リンクさえ作れれば画像だろうとなんだろうと構わないのですが、今回は▲に上スクロール、▼に下スクロールを割り当てます。
  • メーターの追加→文字列でテキストを追加し、「表示」タブにある"The text of your choice..."と書かれた部分を▲に変えます。同様の手順で▼のメーターを作ります。
ちなみに断るまでもないですが、日本語使えるフォントじゃないと化けます。
  • ▲のメーターを選択し、「入力」タブで「入力コントロール」にチェックを入れ、「追加」を押します。「入力ウィザード」が起動しますので「リンク」を選択して「次へ」を押し、「リンク先」に
wscript.exe //job:U "C:\Program Files\Samurize\Scripts\Tfss.wsf" /tfs:lyric /p:1
と記入します。「次へ」を押し、割り当てたいマウスアクションの左にあるチェックボックスにチェックを入れ(普通は左クリックあたりでしょうか)、「完了」を押せば設定は完了です。
同様に▼のメーターにもリンクを作り、リンク先は
wscript.exe //job:D "C:\Program Files\Samurize\Scripts\Tfss.wsf" /tfs:lyric /p:1
とします。
全て完了したら設定を保存して、client.exeで読みこんでください。

Tfssの動作確認


  • Winampで音楽を再生し、歌詞ファイルが表示されていることを確認したら、 ▼をクリックして、次のページが表示されることを確認してください。
次に、同様に▲をクリックして、前のページに戻れるかも確認してください。
問題がなければ終了です。お疲れ様でした。
  • なお、クリックしても反応がない場合、こちらを参考に設定を見直してみてください。

補記


  • リンクを作るときに/p:nでnページ移動するわけですが、これを/l:nに差し替えることでn行スクロールするようになります。
表示行が10行のとき、/p:1と/l:10は同じように見えますが、17行のテキストを表示させるとき、前者が一回のクリックで11~17行を表示するのに対し、後者は08~17行目を表示します。
お好みの方を選んでください。
  • XPの場合は最初から WSHのバージョンが5.6なので問題ありませんが、2000の場合バージョンが古くTfssが動かない可能性があります。
コマンドプロンプトでcscriptと打って実行すると、
Microsoft (R) Windows Script Host Version 5.6
と言う具合にバージョンを確認出来ます。
古い場合はこちらから最新版を入手してインストールしてください。
  • 解説されている機能はTfssの一部です。設定すれば他にもいろいろ出来るので、興味のある方は同梱されていたTfssReadme.htmを参照して下さい。
  • 初期設定にミスってどうしても必要なファイルが生成されないという方は、
TFSSPath = """C:\Program Files\Samurize\Scripts\Tfss.wsf"" //nologo //job:NsUpdate Lyric"
の最後のLyricを適当に変え(例:kashi)、変えた語句にあわせて
C:\Program files\Samurize\scripts\Tfss\
に設定ファイルを作り(上記の例ならkashi.txt)、実行してみてください。
  • 設定は合ってるはずなのにどうしても動かない場合、一回OSを再起動させたら動いたという報告もありました。

ImageMagickを使う

解説


  • AlbumJacket+でジャケットを表示する際、画像に対してリサイズ・フォーマット変換等を行います。
言葉はあまりよくありませんが、Samurizeがpngしか扱えなかった頃の遺物とも言えます。
現在では特に必要ないと思いますが、ジャケットのリサイズがSamurizeでやるより綺麗と言えなくもないので(微妙)インストールから使い方までをご紹介。
hikaku.png
(サンプルは左から順に、200x200のジャケット画像(jpg)をSamurize上で96x96に縮小し画像として表示した物、同画像をメーターとして表示した物、 ImageMagickで96x96のpngに変換し画像として表示した物、同画像をメーターとして表示した物です。違いがわからない方、わかるけどどうでもいい方は本当にこの先を読む必要はありません)

ImageMagickをダウンロード/インストールする


  • 追記。既に下記を参考にImageMagickをインストールした方には関係ないのですが、これからインストールする方へ。
5.5.7-Q8より新しいバージョンである6.xx系列では03の手順が不要になっています(02は必須)。非常に楽なので6.xx系列を使用することを勧めます。

  • いきなり面倒な事が数多くありますが、くじけずに読んでください。
なお、このインストールに関するテキストはAlbumJacket+の旧版に同梱されていたImageMagick.txtを参考に整形したものです。
オリジナルを作成されたYahooNewsPlus.vbsの作者、◆HEKiPX/NnU氏に感謝を。
    • 01.ImageMagickをダウンロード。
 まずImageMagick.org に行き、Downloadから幾つかあるミラーサイトを選択し、binariesディレクトリへ移動して、ImageMagick-x.x.x-Qx-windows-dll.exeと言う名前の実行ファイルをダウンロードします(xはバージョン名なので可変)。

    • 02.ImageMagickをインストールする。
 先ほど入手したインストーラを起動し、そのまま進めます。
 途中"Select Additional Tasks"と言う項目が出てくるので、その際一番下の "Install ImageMagickObjectOLE Control for VBScript, Visual Basic, and WSH"と言う項目にチェックを入れて、そのままインストールを継続してください。
 IM_Inst.jpg
 インストール先は変更しても構いませんが、次のステップで混乱する可能性があるので、なるべくそのままでのインストールを勧めます。

    • 03.ImageMagickObject.dllをレジストリに登録する。
 スタート→ファイル名を指定して実行で、
 regsvr32 C:\Progra~1\ImageMagick-5.5.7-Q8\ImageMagickObject\ImageMagickObject.dll
 と入力して実行してください。その際、
 DllRegisterServer in C:\Progra~1\ImageMagick-5.5.7-Q8\ImageMagickObject\ImageMagickObject.dll succeed.
 という一文が出れば成功です。
 もしインストールしたフォルダをデフォルトから変えた場合(あるいはバージョンの問題でインストールしたフォルダが"ImageMagick-5.5.7-Q8\ImageMagickObject"でない場合)は、パスを該当先に変更してください。
 また、パスのどこかに半角スペースが混ざる場合、パスをダブルクォーテーションで括ってください。

 以上でImageMagickのインストールは終了です。お疲れ様でした。

AlbumJacket+の設定をする


  • 注:設定するAlbumJacket+は全く弄っていない状態の物を想定しています。
  • AlbumJacket.iniをテキストエディタ(メモ帳等)で開き、以下の箇所を変更します。
    • converter = "ImageMagick"
 (初期設定では"none"になっているので変更する)
    • currentJacket = AlbumJacketDir&"current.jpg"
 (初期状態ではコメントアウトされているので行頭のクォーテーションを削除する)
    • Compositefile = AlbumJacketDir&"lcd-hilite.png"
 (先に下の補足を読み、それでもなお使いたい人はコメントアウトを解除する。また指定したパスに該当する画像を配置すること)
    • MaxWidthとMaxHight
 (初期値は双方120。出力される画像の縦横サイズ。Samurizeで表示するジャケットサイズに合わせないと意味がないので、自分の環境に合わせて数値を変更)
    • 補足。
     + currentJacketの設定ですが、current.pngと変更することでpngでの出力が出来ます。
       最初にcurrent.pngが無いと動かないので、適当なpngを配置してください。
       可逆圧縮であるpngの方がオリジナルを保持するという観点からは上位のフォーマットなのですが、今回の場合多分双方に違いはないはずです。好きな方をお使い下さい。ただあくまで素人考えですので、もし自信を持っていずれかのフォーマットの優位性が言える方がいたら書き直してください。
     + Compositefileは、通常CDケースに入ってるかのような光沢を付加するために使用します。
       ただ、AlbumJacket+に添付されたファイルに存在しないため、いずこからか探し出してくるか自作する必要があります。
       そもそもSamurize側で同じようにジャケットに光沢を被せることが出来る上、こっちの方が融通が利くので積極的に使用する理由はあまりありません。
     + MaxWidthとMaxHightは、元となる画像の縦横比が1:1でない場合、出力画像も縦横比を保持します。
       Samurizeは通常設定だと領域に合わせて拡大しますが、メーターの「表示」タブにある「縦横比を保持する」にチェックを入れると引き延ばされずそのまま出力されます。
       ジャケットの仕様上大体1:1かそれに近いサイズだと思うので、あまり意味ないとは思いますが、知識として。

ジャケットを表示する


  • 通常時とちょっと手順が違います。
「メーターの追加」→「文字列」でメーターを追加し、「一般」タブで「表示タイプ」を「画像」、「表示」タブで「デフォルトの画像を使用」にチェックを入れ、参照先をC:\Program Files\Samurize\AlbumJacket\current.jpgにしてください。
(currentJacketの設定でpngを指定した場合は当然current.pngです)
  • あるいは適当な名前でC:\Program Files\Samurize\AlbumJacket\current.jpgとだけ書かれたテキストファイルを作り、currentjacket.txtの代わりにそれを指定する方法もあります。こっちの方が負荷が低いかも。
ImageMagickを使ってジャケットを表示する手順は以上です。お疲れ様でした。

補記


  • 気が変わってImageMagickをアンインストールする場合、アンインストーラを起動する前に「ファイル名を指定して実行」で
regsvr32 /u C:\Progra~1\ImageMagick-5.5.7-Q8\ImageMagickObject\ImageMagickObject.dll
を実行し、ImageMagickObject.dllのレジストリ登録を解除してください。
  • 以前はこれ以外にもImageMagickを使ったスクリプトがあったのですが、時代の趨勢か減る一方です。頑張っても見返りは少ないと思うので、無理っぽいなーと思ったら適度なところで切り上げてください。
  • Samurize1.61 ではあまり出ることのなかったcurrent.jpg使用中エラーが1.63では頻繁に出るようです。ImageMagickの使用を止めるとエラーが出にくくなるようなので、悩まされている方はすっぱりImageMagickでの表示を止めた方がいいかもしれません。

その他のテクニック

ジャケット画像のクロスフェード


  • かなり力業で、常用するにはいろいろと厳しい部分があると思いますが、一応不可能ではないので書いておきます。発想の手助けにでもなれば。
作業を一言で言うと、currentjacket.txtを監視させ、「値が変更された時」にtogglerunningを使ってフェードを設定したJacketA/Bを交互に表示させる、ということになります。
以下具体的な手順。
    • Baseとなるiniを作成し、AJ+.vbsとcurrentjacket.txtを配置します。 currentjacket.txtを表示させているメーター(不可視でOKです)に通知機能で「値が変更された時」に「コマンドを実行」でclient.exe i=JacketA togglerunning、同様にもう一つ監視する値を作り、こちらは実行するコマンドをclient.exe i=JacketB togglerunningとします。
 通知機能の監視は該当メーターの描画更新ごとに実行されるので、更新間隔は早い方が動作が転けづらい気もしますが、まぁそのまま1000msでいいんじゃないかなーと思います。
 Baseは初期状態で起動させておきます。インスタンス名は適当でOK。AJ+.vbsの実行間隔も適当に設定してください。
    • JacketAとなるiniを作成し、currentjacket.txtを画像で表示させ、普通にジャケットを表示させます。
 プロジェクトのオプションでフェード設定を有効にし、更新間隔を設定します。
 更新間隔は環境によって最適値があると思うのですが、まずBaseのそれよりも長いことが最低条件で、多少長めに取る方が誤動作は少ないはずです。とりあえず2000msぐらいで様子を見てください。 togglerunningを指定された時の動作を勘違いしていました。reloadと違い(と言うよりreloadが特殊)実行後描画更新を待たずにすぐ終了/起動されるので、ここの時間は長ければ長いほど有利です。特に問題がないようなら60000msとか指定しちゃってください。
 インスタンス名は適当でいいのですが、今回は例となるBase側で既にJacketAとしているのでそれに倣います。
 JacketAも初期状態で起動です。
    • JacketBを作成します。といっても内容はJacketA.iniと全く同一なのでiniは作らなくてもいいです。
 インスタンス名だけJacketBとし、JacketA.iniを指定しておいてください。
 こちらは初期状態で未起動です。
  • 以上で作業は終了です。このまま動かせば曲切り替え時にクロスフェードっぽく動くはず。
  • currentjacket.txtの情報更新とJacketA/Bの描画更新のラグを利用して実現してみたテクニックです。故に情報更新と描画更新タイミングが一致すると、画像が切り替わったあとにフェードしてしまいますが、滅多にないはず…
動作のサンプルムービーはこちら(Samurize Part40 - 774氏制作)。 テクニック/クロスフェードも参考にしてみてください。

曲が変わった時だけスクリプトを実行する


  • 基礎編で紹介した方法は「AlbumJacket+.vbsを数秒ごとに毎回起動する」というやり方ですが、いくらキャッシュ的な機構が働いているとはいえ、必要もないのにスクリプトを起動するというのはPCへの負荷の面であまりいい話ではありません。そこで、曲が変わった時にだけAlbumJacket+.vbsを実行するように改造してみます。
  • 副作用として、曲変更からジャケット/歌詞の更新までのラグも最小にすることができます。
  • この方法は、AlbumJacket+.vbs 2008/04/15版以降で対応しています。対応しているAlbumJacket+を入手してください。
  1. まず、テキストファイルメーターでnp.txtの4行目、演奏中のファイルのパス部分を表示させます。監視するだけですから、表示する必要がなければ透過度0にしたりして見えないようにしておきましょう。
  2. 通知機能にチェックを入れ、新しい通知を作成します。「値が変更された時に」「コマンドを実行する」とし、実行ファイルは以下の例のように指定します。パスは適宜書き換えてください。

     WScript "C:\Program Files\Samurize\Scripts\AlbumJacket+.vbs" //B "GetBoth"

 これで、np.txtの4行目に変化があった時だけGetBothが実行されます。その他の関数を実行する時は、末尾のGetBothを書き換えてください。 
  • もし演奏停止時にジャケットを消したり歌詞を書き換えたりしているのであれば、np.txtの4行目の監視では不十分です(4行目には最後に演奏したファイルのパスが常に書き込まれるため、演奏停止が識別できない)。その場合には、np.txt全体を表示させて監視すれば問題なく動作するでしょう。ご自身の使い方に合わせて設定してください。

CustomSearchStrの使い方


08/04/24版から追加されたCustomSearchStrとは、曲名の一部を内部的に無視して歌詞の取得を行う機能です。…と言ってもわかりづらいと思いますが…たとえばシングルCDを買うと、

  1. A面曲
  2. B面曲
  3. A面曲 (instrumental)

といったように、インストを含めて3曲入っていることが多いですね。A面曲とA面曲のインストでは同じ歌詞を表示すべきですが、今までの AlbumJacket+では、A面曲の歌詞しか自動で取得/表示することが出来ませんでした。歌詞サイトに問い合わせる際、タイトルをそのまま使用していたためです。

CustomSearchStrに「(instrumental)」と指定して3曲目を再生すると、AlbumJacket+は曲名を「A面曲」として歌詞サイトへ取得を試み、保存時には「A面曲 (instrumental).txt」として保存してくれます。

CustomSearchStrでは、正規表現を使うことが出来ます。正規表現の書き方については正規表現メモなどをご覧ください。
例として、以下のような設定をすると汎用的に動作します。

CustomSearchStr = "\s[(<-~\[].*[)>-~\]]$"

この正規表現を日本語で説明するならば『「空白」1文字の直後に「(<-~[」のうち1文字があり、その後「)>-~]」のうち一文字が見つかるまで進み、その後ろに文字がないこと』といった感じでしょうか。例えば曲名が

  • 僕らをつなぐもの <instrumental>

ならば

  • 僕らをつなぐもの

となりますし、

  • 風景 (Acoustic Session with 富田ラボ)

であれば

  • 風景

という曲だとして歌詞を取得することができるというワケです。難しいですね!

FAQに続く

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最終更新:2013年04月28日 00:54
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