convmv:日本語ファイル名のUTF-8への変換

Vine5からシステムの文字コードEUC-JPからUTF-8に変更になった。このため、日本語のファイル名が問題になる場合がある(テキストの文字コードとは別の話)。

ファイルマネージャのノーチラスでは、従来のEUC-JPのままでも問題なく表示されるが、各アプリケーションではファイル名の文字化けが問題になることもありそう。

日本語ファイル名のUTF-8への変換には「convmv」コマンドを使う。

cd 変換するファイルがあるディレクト
convmv -r -f euc-jp -t utf8 * --notest

「--notest」オプションで、実際に変換を実行。「--notest」無しならテストのみ。

「-r」オプションで、下位ディレクトリを含めてすべてのファイル名が変換される。「-r」無しなら、そのディレクトリにあるファイルのみ変換。

ファイル名ではなく「*」(ワイルドカード)指定することで、すべてのファイルが対象になる。

自分でファイル名を日本語にすることはないが、gripなどで音楽CDをHDDに取り込む際、アーチスト名や曲タイトルに基づいて自動的にファイル名が日本語になることもあるので、これまでにHDDに入れた音楽のファイルはUTF-8への変換の必要があるものもある。

andy