上市町大岩の大岩山日石寺の滝開きが11日、同寺であり、県内外の参拝者約60人が滝に打たれて心身を清めた。

 白装束を身に着けた参加者は、高さ約5・5メートルの六本滝で、落水に打たれながら手を合わせた。黒部市の山内大輔さん(39)は「今年は40歳になる節目の年なので挑戦した。想像よりも水が冷たくなかった」と話した。父親と訪れた富山市の此和倖花(このわゆきか)さん(11)は「滝の勢いが強かったけど、1分ぐらい入れた」と笑顔を見せた。

 滝行の前に、井桁に組んだ木や来場者が願いを書いた「添え護摩木」を燃やしてお経を唱える「柴燈(さいとう)護摩」が行われた。恒例の火渡りは雨で中止した。