全般
中国やヨーロッパでは紀元前から戦争に用いられてきた武器。
一般には「クロスボウ」と呼ばれ、日本では「ボウガン」とも呼ばれる。古くの日本や中国では「弩(読みは「いしゆみ」、もしくは「ど」)」と呼ばれていた。
弓は堅い弦を腕で引き絞って、その状態のまま狙いを定めるため、強靭な筋力と集中力、長期間の訓練が必要だったのに対し、自動弓は筋力と集中力等を必要とせず、素人でも扱えるという利点がある。
しかし、短矢の装填時間が長く、20~30秒かけて1発しか放てないため乱戦では無力化してしまう点、そして精密機械なためすぐ壊れるといった欠点もある。
- そのため、史実の戦争においても弩部隊が弓部隊に大敗した事例もある。
いわゆる銃の歴史を先取りしたようなもので、運用法も銃に近かった。
銃が発達した後も、消音目的の狙撃武器として、歩哨や軍用犬を狙うために20世紀半ばまで用いられた。
また短矢に限らず手榴弾などを投擲する目的で、自動弓に似た機構の武器が使われていたこともある。
WWII頃に暗殺用のボウガンがあったそうな。
有効射程とかもはや弓じゃないけど、いわゆる「弩」よかは撃ちやすいらしいが。
- 音がしないと言う理由で狩りとかに使われたりするしな。
ちなみに今でも軍隊でボウガンを正式装備として採用している国は結構存在する。 - 東西冷戦時は米ソ両国で特殊部隊用に特殊装備満載のクロスボウ(ボウガンは登録商標。自動弓の普通名詞はクロスボウである)が核兵器やらステルス戦闘機・爆撃機やらの陰に隠れまくりながらもそれなりの数が開発された。
FF12以前から弓の種類としてボウガンが含まれていたが、
FFT等ではこちらの種類に分類されるようになった。
FF6のオートボウガンがまさに「自動(装填・連射)弓」であり、ある意味先駆けといえるか。
(これより先にクロスボウなども登場していたが、性能的に弓との差はなかった)
カテゴリではないが、弓の一種としてはFF4から登場している。
FF11
遠隔攻撃の一派で、クロスボウ&ボルト(クロスボウ用の矢)が該当する。射撃スキルで扱う。
弓、銃との違いは威力と攻撃間隔、そして追加効果。
威力はこの3者の中でもっとも低めであるが、ボルトの種類(とそれに付いている追加効果)が豊富。
FF12
両手ボウガンという分類。
射程10。物理回避率+5%。CT28。クリティカル率7%。
パリィ無視。
風が吹いていると基本命中率が50%に低下する。
- 数値上の威力は弓に劣り、対になるシャフトも弓のアローとは違って属性攻撃ができないが、状態異常を与えるシャフトが多く、強い。
パンネロ、バルフレアは攻撃後硬直が何故か他のキャラより長いという謎の仕様がある。
通常プレイではそんなに問題になるほどでもない長さ(0.17秒)だが、LV制限やタイムアタックをやる場合は注意。ジョブで装備に制限がかかるZJS版は特に。- 風が吹かない状況下でならば火力は十分。
事前情報さえあれば相手に通る状態異常をそれなりのダメージとともに延々とかけ続けてくれる便利な武器。
- 風が吹かない状況下でならば火力は十分。
力依存武器。
パリィ無視の特性を持っているが、屋外では風の影響を受けやすい。
遠隔武器はCTが遅いものが多いが、両手ボウガンのチャージ速度は平均以上ある。
強風さえなければ、短いCT・パリィ無視で安定した火力を発揮する強力な遠隔武器。
屋外では銃や弓、屋内ではボウガンと使い分けるのが基本。
インターナショナル版では時空魔戦士の専用武器となっている。
強風で性能が左右されるため、本来は環境に応じて使い分ける武器なのだが、ライセンスの制約が厳しいインターナショナル版では扱いに困る武器になった。
とはいえハンティングボウやペネトレーターが同クラスの攻撃力を持つ他の武器に比べ入手がかなり早いため、中盤あたりで属性強化ファイラ等と共に猛威を奮う。
エルトの里まで行けば強風無視の瑪瑙の指輪が買える他、時魔は重装可能なのと結構な数の力アップがあるので強力。
強風無視が必要ない時はブレイザー等で更なる威力アップを狙える。
『両手ボウガン』一覧はこちら
FF15
本編ではファントムソードの飛王の弓がこれに当たる。
DLC「オンライン拡張パック:戦友」では武器カテゴリの一つにクロスボウがある。
FFT
FFTにおける武器のカテゴリーの1つ。いわゆるボウガン。
弓と比べて威力が劣る代わりに片手で扱えるため、盾が装備できる。
また矢の軌道が弓が放物線なのに対して、自動弓は直線となっているため、射線が通らないとミスとなる。
- 余談
現実のボウガン(クロスボウ)は、人間の腕力では引くことのできない硬い弦を
“てこ”や滑車の原理を利用した装置で引くことで、強力な矢を放つことが可能である。
勿論そのような機械仕掛けの弓を片手で扱うことは不可能である。
FFTの自動弓はよほど小型で単純な構造なのだろう。- 尚、ボウガンとはクロスボウを販売しているメーカーの名前らしい。
- 飛距離も威力も明らかに弓に劣っているから、火力を捨てて扱いやすさに特化した武器種なんだろう。
ヘルプメッセージと矛盾が出る武器もあるけど……。
- ハンドクロスボウと言う片手で使えるタイプのクロスボウもある事はあるぞ。
小型で扱いやすい反面、威力や飛距離、それに命中精度と言う点で大型のものに劣るのが難点だが。
弓使いのアビリティに自動弓装備可能がありながら弓装備可能がないというのが未だに納得いかない。
- ナイトに騎士剣装備可能がないのと同じで専用装備という位置付けなんだろう。"弓を使える"からこその弓使いなんだし。
- クロスボウ自体、弓使いとしての練度が低い兵士が使いやすいように開発されたものなので、多少の訓練で他の兵種が扱えるのは違和感ない。
そういやどこらへんが「自動」弓なんだろうか?
片手で扱えるんだし自動で矢がつがえられるんじゃないの?
どういう仕組みかは知らんが。
- 設定的な考察をすると、五十年戦争で駆り出された素人でも簡単に扱えるように開発された弓なんじゃないかな。
自動弓のヘルプメッセージを見ると複雑な機構が備わってるものもあるようだし
当時のイヴァリースの技術水準ではまだ発展途上の武器だったんじゃないかと。
障害物に引っかかるわ味方に引っかかるわはずれることもあるわで使いにくい。
障害物を飛び越えていける弓や、射程の広さゆえに射線を確保しやすく必中でもある銃を使おう。
- 実際のところ弓と銃の悪いとこ取りでしかない。
- 弓の性質も銃の性質も持ち合わせておらず、自動弓の性質は弓、銃よりも辞書に近い。
射程は3~4。自分中心に2マス内の範囲は直接指定できない。但し長弓と違って直線軌道のため、
2マス内にいる敵も、その奥の範囲を指定すれば攻撃を当てることができる。
また、高低差があっても障害物さえ無ければ敵を攻撃できる。
最強武器が攻撃力10であったり、PSP版でも新武器が追加されなかったり、上記の通り使いづらかったり、
何かと不遇な気がする装備。
威力はWep.Power×物理AT 。
speedは無関係なので注意しよう。
- 3章半ばでねじりだすきブレイサーのAT+7セットがそろうとき、一瞬弓の性能を超えるときがある。
- ためるとの相性もこちらの方がいい。
- 銃のダメージはステータスに左右されず、弓はSpeedが、辞書・竪琴は魔法ATが足を引っ張りがち。
その為ドーピングで物理ATを高めると遠隔武器の中で最強になる時期がある。(武器攻撃力が低いのでSpeedや魔法ATの強化が完了すると逆転される。)
サポートアビリティでどの職でも装備できるようになるので一般的ではないが使う余地は充分ある。その場合は精神統一と併用できない点に注意。 - 黒本ではSpeedに優れた忍者にお薦めする記述があるが、ダメージ計算式は上述の通りSpeedは関係しない。強力な二刀流を潰すことになるうえに忍者には「投げる」があり、こちらの方が手軽に強力なダメージを出せるためわざわざ持たせる意味は無いといってよい。せいぜいがギルとアイテムの節約くらいだが終盤ギルは余りがちになる。
とにかく重要なのは盾が装備できるところ。
ほかの遠距離武器にはなかなかない特徴である。
- せめて遠近二刀流キャラとか出来たらまだ使い道もあったかなぁ…って思う。
片手専用にしないでほしかった - 銃も普通に盾と併用できるんですがそれは…
PSP版だとこれがヒットした時に処理落ちする。
ただし上記のアルガス戦では処理落ちしない。なぜだ。
『自動弓』一覧はこちら
FFTA・FFTA2
分類としては剛弓に含まれる。
クロスボウ系でも普通に山形に飛ぶのは不思議。