メールの送受信ができない原因と対処法【2024年最新版】

メールの送受信ができない原因と対処法【2024年最新版】

パソコンのメールを利用していると、「メールの送受信ができない」「設定を確認しても分からない」などの悩みに直面することがあるかもしれません。

実は、メールの送受信ができない原因は、さまざまなことが考えられます。

そこで今回は、メールの送受信で不具合が発生するいくつかの原因と対策についてご紹介します。

パソコンでメールの送受信ができない不具合が生じたら

メールの送受信で不具合が生じたら

メールの送受信トラブルで考えられる原因はさまざまですが、メールの送受信ができない場合、まず確認しておきたいことはインターネット接続です。

インターネットをつないだばかり、あるいはパソコンを新調したばかりの場合は、環境設定がうまくいっていない可能性があります。

インターネットの仕組みを理解することにより解決できるトラブルも多くあるため、インターネット接続の基本的な仕組みから確認しましょう。

インターネットの仕組み

メールはインターネットを利用して行いますが、インターネットを家庭用の固定回線で使用するためには「インターネット回線」と「インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)」両方の契約が必要となります。2015年から、回線とプロバイダ料金が一括になっている料金プランのサービスが開始されましたが、支払いがまとまっていても回線とプロバイダの両方と契約していることに変わりはありません。

回線とプロバイダは、それぞれ違う役目を担っています。回線はその名の通り、自宅とインターネットを線でつなぐ役割で、プロバイダは回線を通してインターネットにつなぐためのIDやパスワードを発行している門番のような役割をしています。つまり、どちらに不具合があってもインターネット接続は不可能ということです。

周辺機器の設定

回線とパソコンをつなぐために、回線終端装置・モデム・ルーターなどの機器を使用します。使用する機器は回線により異なりますが、これらの機器がないとパソコンと回線をつなぐことはできません。

一般的には、プロバイダのIDやパスワードをルーターに設定することによりインターネットにつなぐことができます。CATVのように、ケーブルモデムそのものが認証を行っている場合は、モデムをつなぐだけでインターネットにつながるケースもあります。

モデムやルーターの電源切れ、LANケーブルの抜け、接続不良が起きている場合は、当然インターネットにはつながりません。

インターネットの接続がなければメールの送受信ができないため、インターネットの接続や周辺機器に問題がないか確認しましょう。

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パソコンでメールの送受信ができない原因と対処法

メールの送受信トラブルの原因と対策

メール送受信トラブルの中には、送信か受信どちらかができない場合とどちらもできない場合もあるでしょう。

その場合、下記が原因として考えられます。

  • メールアドレスの入力ミス
  • 送信先の容量オーバー
  • 添付ファイルが大きすぎる
  • 迷惑メールフィルター
  • サーバー障害が起きている
  • インターネットにつながっていない
  • ドメインが失効、プロバイダの契約が切れている
  • 「受信メールサーバーに接続できません」というアラートが出る
  • セキュリティー対策ソフト
  • メールソフトの設定ミス

上記原因別の対策をそれぞれご紹介していきます。

メールアドレスの入力ミス

メールアドレスの入力を間違えている場合は、メール送信後に「無効なメールアドレスです」「invalid email address」などのエラーが返ってきます。送信相手のメールアドレスを入力する際に、1文字でも間違えて送ってしまうとメールは相手に届きません。半角と全角に誤りはないか、不要なスペースなどが入り込んでいないかを再度確かめた上で再送信してみましょう。※ほとんどのメールサービスでは区別されません。

ドット(.)とカンマ(,)、数字の「0」とアルファベットの「O」などは、特に間違えやすいため注意が必要です。また、送信相手がアドレスを変更している可能性も考えられます。メール以外の方法で確認してみましょう。

送信先の容量オーバー

メールサービスごとに異なりますが、それぞれに通常容量制限が設けられているため、容量をオーバーしてしまっている場合は送信メールが相手に届きません。

サーバーにメールのコピーを置く設定にしていると、保管しておく期間も設定することが可能です。期間が過ぎた場合は自動的に削除されますが、この期間を長く設定している場合、サーバーに多くのメールがたまってしまうため容量オーバーとなってしまう可能性があります。

受信メールを定期的に削除したり、サーバーにコピーを置く設定を解除したりすることで解決できます。しかし、送信は通常通りできることが多く、容量がオーバーしていることには気がつきにくい傾向にあるようです。

添付ファイルが大きすぎる

結構な頻度であるエラー原因の一つが、添付ファイルが大きすぎるというものです。

使用しているメールサービスにもよるのですが、「Error: message file too big」のようなエラーが送信者に返ってくることが多いです。

添付ファイルの容量を減らして再度メールを送信してみましょう。

迷惑メールフィルター

迷惑メールのフィルターを設定している場合は、受信メールが何らかの理由で迷惑メールとして振り分けられたり、削除されたりする可能性があります。この場合、受信ボックスに届くように、手動で受信設定を行うことがもっとも確実です。設定方法はプロバイダによって異なるため、それぞれのサポートページを参考に設定するようにしましょう。

サーバー障害が起きている

サーバー障害が起きている場合、メールサーバーやインターネット接続が停止してしまいます。利用中のプロバイダに、障害・メンテナンス情報を確認してみてください。

突然送受信できなくなってしまった場合は、情報の掲載に時間がかかってしまう場合もあるため、しばらく時間をあけてから確認してみましょう。

インターネットにつながっていない

インターネットに接続されていないために、メールが送れないこともありえます。

インターネットにつながっていないとメールを送ることができないのは当たり前と思うかもしれません。

しかし、有線であれば、何かの拍子にケーブルが抜けてしまうこともありますし、無線であれば、何かしらの不具合によって一時的にインターネット接続が切れてしまうこともあります。

一度、インターネットの接続状況を確認してみてください。

ドメインが失効、プロバイダの契約が切れている

メールアドレスのドメインとは、@以降の部分を指し、どこのサーバーを通してメールを送受信しているのかを判断します。ドメイン名はプロバイダや会社の名前になっていることが多く、ドメインが失効している場合やプロバイダの契約が切れてしまっている場合、メールの送受信は突然できなくなります。このようなケースはまれですが、もしも契約が切れていた場合は再契約が必要です。

「受信メールサーバーに接続できません」というアラートが出る

「受信メールサーバーに接続できません」というアラートが表示されてるとアカウントの設定がうまくいってない可能性が高いです。

アカウント管理のページから、アカウント名とパスワードを再度設定し直してください。

セキュリティー対策ソフト

セキュリティー対策ソフトのインストールやファイアーウォール設定の変更などを行った場合、送受信ができなくなる場合があります。セキュリティー対策ソフトに関する何らかのアクションを起こした後から急にメールの送受信ができなくなった場合は、一時的に変更前の状態に戻してみましょう。再度メールの送受信テストを行い、ソフトが原因だと考えられる場合はサポート窓口に問い合わせることをおすすめします。

メールソフトの設定ミス

メールの設定には、「メールアドレス」と「パスワード」、契約しているプロバイダから受け取る「POPサーバー」、「SMTPサーバー」の4つの基本情報が必要です。何らかの原因で設定がずれてしまったり、プロバイダ側の設定が変わったりした場合、メールの送受信に不具合が生じます。

再設定を行ってからメールの送受信を確認してみてください。

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Windows 10 「メール」アプリでのメール設定方法

Windows 10で使用できるメールソフトのひとつにMicrosoft純正でWindows 10の標準アプリとされている「メール」があります。

MicrosoftといえばHot mail やWindows Live Hotmail、Outlook.comというメールがありますが、「メール」ではプロバイダーから提供されるメールやGmail、Yahoo!メールなども使用することができます。

「メール」の設定方法

  1. まずはデスクトップ左下にあるWindowsのマーク(これを「スタート」と呼びます。)をクリック。
  2. スタート画面から「メール」を選択します。
  3. [アカウント]と表示される画面が開くので、「+アカウントの追加」を選びます。
  4. 「アカウントの選択」が表示されました。
  5. Outlook.com、Google(Gmail)、iCloud(Apple)を使用する場合はそれを選択します。他のメールを使用する場合には、6.に進んでください。
  6. 「詳細セットアップ」をクリックします。プロバイダーから提供されているメールなどはすべてこちらを選びます。(これ以降はプロバイダーのメールの説明となります。)
  7. 「インターネット メール」をクリック。
  8. 「インターネット メール アカウント」をそれぞれ入力していきましょう。

  9. 「メール アドレス」:メールアドレスを入力します。 例.yamada-taro@〇〇〇.com
  10. 「ユーザー名」:プロバイダーから提供されているユーザー名を入力します。
  11. 「パスワード」:プロバイダーから提供されているユーザー名を入力します。
  12. 「アカウント名」:メールソフトで表示される名前です。自分がわかりやすものを付けることができます。
  13. 「この名前を使用してメッセージを送信」:差出人を意味しています。送信者名として表示されるので受信者に見られても問題のない名前をつけましょう。
  14. 「受信メール サーバー」:メール契約時に発行される書類や画面で確認しましょう。例.mail.〇〇〇.com
  15. 「アカウントの種類」:プロバイダーから指定されている種類を選択します。設定できるのはPOP3とIMAP4のいずれかです。
  16. 「送信メール サーバー」:受信メールサーバーと同様に、メール契約時に発行される書類や画面で確認しましょう。例.mail.〇〇〇.com
  17. 「送信サーバーは認証が必要」「メールの送信に同じユーザー名とパスワードを使う」「受信メールにSSLを使う」「送信メールにSSLを使う 」は、プロバイダーからの指定に沿って、それぞれ選択しましょう。
  18. ここまでできたら「サインイン」をクリックして、次の画面で「完了」クリックして設定完了です。
  19. 設定後には送受信テストをして確認するようにしましょう。

メール設定がうまくいかないときのチェックポイント

  • 受信サーバーと送信サーバーが異なっているのに同じ文字列を入れている
  • ユーザーIDとメールアドレスが逆になっている
  • 1文字足りない

Windows 11 「メール」アプリでのメール設定方法

Windows 10と同様にWindows 11にも「メール」アプリがインストールされています。

下記がその設定方法になります。

Windows 11の「メール」アプリでのメール設定手順
  1. 画面下のWindowsマークをクリック
  2. 「メール」をクリック
  3. 歯車アイコンの「設定」をクリック
  4. 「アカウントの管理」をクリック
  5. 「詳細設定」をクリック
  6. 「インターネット メール」をクリック
  7. メールアドレス、ユーザー名、パスワードなど各項目を入力し、チェック項目にもチェックを入れます
  8. 「完了」をクリック

最後に「メール」アプリを立ち上げてメールの送受信ができることを確認して完了です。

サポートをプロに依頼するのも一つの対処法

記載の対処法でメールトラブルが改善しない場合、メールアプリの不具合やシステムトラブルなど複数の原因が組み合わさっている可能性もあります。

メールアプリの再インストールやシステムの復旧で改善するかもしれませんが、失敗すればメールデータが全て消えてしまう可能性もあります。

自力の改善が難しいとお考えの場合はパソコンやメールデータを守るためにも、プロのパソコン修理業者のPCホスピタルにご依頼いただくことをおすすめいたします。

PCホスピタルはパソコンのメールが送受信できない時のサポートが可能です

今回はメールの送受信で不具合が生じた場合に考えられる、さまざまな原因と対策についてご紹介しました。

メールの送受信トラブルに関してはメールソフトの不具合やパソコンの故障、ウイルス感染など、さまざまな原因が考えられます。

メールトラブルでお困りの場合はぜひPCホスピタルにサポートをご依頼ください。

PCホスピタルのパソコン修理概要
修理対応 出張/持込/宅配
対応エリア 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県
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料金 パソコン修理 3,300円~ + 基本料金 8,800円~11,000円

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PCホスピタルと量販店・個人経営・メーカーの違い

PCホスピタルは事前見積もりの料金のみで追加料金は発生しません
監修

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

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