連載
インディーズゲームの小部屋:Room#65「VDrift」
本作にはWindows版のほか,Mac OS X版やLinux版なども存在するが,本稿ではWindows版を元にしている点をご了承いただきたい。
主なゲームモードは,「Practice Game」と「Single Race」の二つ。前者はその名のとおり,ライバルカーのいないコースで走行練習を行うモード,後者は最大3台のライバルカーとレースを行うモードだ。どちらのゲームモードでも,実車と実在のコースをモデルにした7車種,5コースの中から,好きなものを自由に選択できる。車名などは実名ではないが,車の運転は年に数回するかしないかという筆者でもどこかで見覚えがあるものばかりで,カーマニアならばすぐにピンとくるだろう。
またもう一つ,「Auto-X」というモードがあるのだが,これの使い方がちょっとよく分からない。どうやら自分でエディットしたコースで遊べるモードのようだが,筆者の探し方が足りなかったのかマニュアルが見つからず,肝心のコースエディットのやり方がよく分からないのだ。気になる人は,各自で研究してみてほしい。
ということで,ここではPractice GameとSingle Raceを遊ぶための,必要最低限の操作方法を紹介しておく。
アクセル:↑
ブレーキ:↓
サイドブレーキ:Spaceバー
ハンドル操作:←/→
シフトアップ:W
シフトダウン:S
カメラ変更:F1〜F5
ポーズメニュー:Esc
“リアル系”を謳っている多くのドライブシミュレータと同様,本作の特徴はとにかく操作がシビアという点にある。コーナーではきっちり減速しなければ,余裕でコースアウトもしくはスピンしてしまう。VDriftというタイトルにも現れているように,本作ではドリフトシミュレータとしての側面にも力が入れられており,練習次第で華麗なドライブを満喫できそうだ。筆者は真っ直ぐ走るのもやっとなので,今回ムービーはなし。なぜならば,恥ずかしくてとてもお見せできないからだ。
一部,ドライバーの腕や頭が車から飛び出していたり,明らかに車の外に座っていたりするモデルがあったり,車同士の接触判定がなかったりという,未完成な部分も残されているが許容できる範囲だろう。フリーで遊べるドライブシミュレータとして,広くオススメしたい。また本作は現在も開発が進められており,今後の発展にも期待したい。
■「VDrift」公式サイト
http://vdrift.net/- この記事のURL:
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