ARX CHALLENGERS BLOG技術者ブログ
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2023/09/06
こんにちは。maikoです 。
「手順書作成」の記事の次は、「サクラエディタ」についての記事を記載しようと思います。
私自身、社会人になるまで「サクラエディタ」を使用したことがありませんでした。
大学生のときはパソコンに付属のメモ帳を使用していました。社会人になり、作業をしていくうちに「サクラエディタ」というテキストエディタが存在していることを知りました。先輩たちから作業をしながら、「サクラエディタ」の使用方法についても教えていただきました。
今回は、初心者向けに、わたしが今までに経験してきた運用・保守作業で主に多く使用してきた8選の機能について記載しようと思います。サクラエディタをすでにインストール済みのかたは、「2.覚えておくと便利な機能(8選)」から参照していただけたらと思います。
サクラエディタのインストール手順を以下に記載します。
① サクラエディタを使用したいパソコンで、サクラエディタの公式URLにアクセスします。
アクセス後、「最新版ダウンロード」の「インストーラ、パッケージダウンロード」をクリックします。
公式URL:https://sakura-editor.github.io/
② 「sakura-tag-vx.x.x-...-Win32-Release-Installer.zip」をクリックし、ダウンロードします。
※画像はブログ作成当時のものであるのでインストール時は、最新のものをダウンロードしてください。
③ ダウンロードフォルダからダウンロードした「sakura-tag-vx.x.x-...-Win32-Release-Installer.zip」ファイルを解凍し、「sakura_installx-x-x-86.exe」をダブルクリックします。
④ 「セットアップに使用する言語の選択」画面で使用する言語を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
⑤ 「サクラエディタ セットアップウィザードの開始」画面で「次へ」ボタンをクリックします。
⑥ 「情報」画面で「次へ」ボタンをクリックします。
⑦ 「インストール先の指定」画面でインストール先を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
⑧ 「コンポーネントの選択」画面の「次へ」ボタンをクリックします。
⑨ 「設定保存方法の選択」画面の「次へ」ボタンをクリックします。
⑩ 「スタートメニューフォルダーの指定」画面で「次へ」ボタンをクリックします。
⑪ 「追加タスクの選択」画面からインストール時に実行する追加タスクを選択し、「次へ」ボタンを クリックします。
⑫ 「インストール準備完了」画面で「インストール」ボタンをクリックします。
⑬ 指定した場所にサクラエディタがインストールできたことを確認します。
※正常にツールがインストールできないときは、以下の画面のような「エラー」画面が表示されます。
上記の画面が表示された場合は、「sakura-tag-vx.x.x-...-Win32-Release-Exe.zip」をダウンロード してみると良いです。
ダウンロードした、「sakura-tag-vx.x.x-...-Win32-Release-Exe.zip」ファイルを解凍すると、
インストールせずにサクラエディタを使用することができます。
その後は、任意の場所にショートカットを作成することもできます。
インストールしたサクラエディタを、テキストファイルとして関連付ける方法を以下に記載します。
サクラエディタと関連付ける前は、「.txt」の拡張子がついたテキストファイルを開くと、
メモ帳がデフォルトで開かれます。
ファイルの関連付けをサクラエディタにしておくだけで、作業が一段と楽になります。
本設定は、「.txt」以外の拡張子についても設定できます。
「.txt」以外の拡張子についてもサクラエディタで開きたいものがある場合は、同様に設定してください。
① 「.txt」の拡張子がついたテキストファイルを選択し、右クリックをします。
② 「プログラムから開く」>「別のプログラムを選択」をクリックします。
③ 「このファイルを開く方法を選んでください。」画面で、「サクラエディタ」を選択し、
「常にこのアプリを使って .txtファイルを開く」にチェックをつけます。その後「OK」ボタンをクリックします。
④ 「.txt」の拡張子がついたテキストファイルがサクラエディタになったことを確認します。
覚えておくと便利な機能8選を記載します。
操作方法については、【操作方法】にて記載します。アドバイスは【アドバイス】にて記載します。
「折り返しを方法」を設定することで、サクラエディタ内に記載されている文字列が見やすくなります。
「右端で折り返す」を選択すると、サクラエディタの画面サイズに合わせて、
エディタ内に記載されている文字列を右端で折り返してくれます。
【操作方法】 設定>折り返し方法>右端で折り返す
【アドバイス】
・上記の設定は一時的なものになるため、サクラエディタを閉じると設定がもとに戻ってしまいます。
設定を維持したい場合は、以下の手順を実施してください。
① 「設定」>「タイプ別設定」を選択します。
② 「タイプ別設定」画面で「レイアウト」の「折り返し方法」を「右端で折り返す」を選択します。
その後「OK」ボタンをクリックします。
選択した文字数をカウントすることができます。文字数は、サクラエディタ画面の左下に表示されます。
全角1文字も半角1文字も同じ1文字としてカウントします。
(画像例:3chars(3文字))
サクラエディタに入力されている文字の文字コードを確認することができます。
文字コードは、サクラエディタ画面の右下に表示されます。
(画像例:UTF-8)
サクラエディタ内に入力されている文字の文字コードから別の文字コードへ変更することができます。
サクラエディタ内に記載している文字すべてを選択し、変更したい文字コードへ変えることができます。
※画面はUTF-8になります。
※画面はSJISコードへ変更しました。
【操作方法】変換>文字コード変換>設定したい文字コード
【アドバイス】
・サクラエディタファイルを保存するときにも、文字コード変換を実施することができます。
① 「ファイル」>「名前を付けて保存」を選択します。
② 「文字コードセット」で変更したい文字コードを設定します。
③ 「保存」ボタンをクリックします。
四角形(長方形)で範囲選択をすることができます。
矩形選択することで、選択した部分のみの削除や貼り付けなどを行うことができます。
【操作方法】
① 範囲選択の開始位置にカーソルを合わせます。
② altキーを押しながら、マウスカーソルもしくは↑↓→←キーで範囲を選択します。
③ 矩形範囲を使用することで、固定長の文字列を削除・貼り付けなどすることができます。
(画像例:矩形範囲で選択した箇所の文字列を削除)
(画像例:矩形範囲で選択した箇所の文字列を別のサクラエディタへ貼り付け)
検索したいキーワードを「条件」画面に入力すると、条件に入力したキーワードを検索することができます。
【操作方法】
① 画面上部の検索>検索>もしくは、Ctrl + Fキーで検索画面を表示します。
「条件」に検索キーワードを入力します。
② 「上検索」か「下検索」ボタンをクリックします。
③ 「条件」に入力したキーワードがあれば色がつきます。
【アドバイス】
・サクラエディタの上部にある を押すと、「上検索」か「下検索」ボタンをクリックしていることと
同じ操作ができます。
・サクラエディタ内に複数の文字列が記載されている場合は、「検索」画面から操作するより、
をクリックして操作したほうが楽な時もあります。
置換したいキーワードを「置換」画面に入力すると、「置換前」に入力した文字列を
「置換後」の文字列へ置換することができます。
【操作方法】
① 画面上部の検索>置換>もしくは、Ctrl +Rキーで置換画面を表示します。
「置換前」に置換前のキーワードを入力します。
② 「置換後」に置換後のキーワードを入力します。
③ 「上検索」か「下検索」ボタンをクリックします。
④ 「置換」ボタンをクリックすると、1つ1つ置換後のキーワードに置換することができます。
「すべて置換」ボタンをクリックすると、すべて置換後のキーワードに置換することができます。
【アドバイス】
・サクラエディタの上部にある を押すと、「上検索」か「下検索」ボタンをクリックしていることと同じ操作が
できます。サクラエディタ内に複数の文字列が記載されている場合は、「置換」画面から操作するより、をクリック
して操作したほうが楽な時もあります。
・ を使用する以外にも、「F3」キーや「Shift + F3」キーでも「上検索」か「下検索」ボタンをクリックしていること
と同じ操作ができます。
複数のファイルを対象として、一括で条件に一致しているキーワードが存在している場所を抜粋して
表示することができます。
【操作方法】
① 画面上部の検索>Grep>もしくは、Ctrl +Gキーで置換画面を表示します。
以下の項目に該当する内容を記載し、「検索」ボタンをクリックします。
・条件:grepしたい条件を入力します。
・ファイル:grepしたいファイルを入力します。
「*.txt(.txtと拡張子がついているファイルすべて対象)」などのワイルドカードも使用することができます。
・フォルダ:grepしたいフォルダを入力します。
・除外ファイル:除外したいファイルを入力します。
・除外フォルダ:除外したいフォルダを入力します。
② 「検索」ボタンをクリックします。
③ 「grep結果」が表示されます。 該当する行をダブルクリックすると、自動的にファイルにアクセスされます。
④ 上記③のファイルにアクセスされ、grepの条件に記載したキーワードの該当箇所にカーソルが 当たります。
今回は、わたしが今までに経験してきた運用・保守作業で主に多く使用してきた
サクラエディタの機能8選について紹介しました。
今回紹介した機能のほかにもサクラエディタでは、ブックマーク機能、条件別に文字の色をつけたり、
背景色をつけたりと様々なことができます。
また、サクラエディタではhtmlやプログラムファイルなども作成することができます。
今回紹介させていただいた機能について機会があればぜひ、試していただけたらと思います。
ありがとうございました。
maiko