パピヨン(字幕版)
パピヨン(字幕版)

フランクリン

6 件のカスタマーレビュー
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マックウィーンとホフマンに泣ける「大脱走」と双璧の脱獄映画永遠の名作
「猿の惑星」「パットン大戦車軍団」の巨匠フランクリン・J・ファフナー監督による1973年公開作で、ベストセラーとなった実話の同名伝記に基づく監獄脱走映画の名作。 主演スティーブ・マックウィーン、助演ダスティン・ホフマン、音楽ジェリー・ゴールドスミスに加え、「ローマの休日」も手掛けて自らも刑務所体験のあるダルトン・トランボ脚本と豪華布陣ならではの傑作。...続きを読む
「猿の惑星」「パットン大戦車軍団」の巨匠フランクリン・J・ファフナー監督による1973年公開作で、ベストセラーとなった実話の同名伝記に基づく監獄脱走映画の名作。
主演スティーブ・マックウィーン、助演ダスティン・ホフマン、音楽ジェリー・ゴールドスミスに加え、「ローマの休日」も手掛けて自らも刑務所体験のあるダルトン・トランボ脚本と豪華布陣ならではの傑作。
特に主人公パピヨンのスティーブ・マックウィーンは10年前のヒット作「大脱走」以来再びの脱獄犯役で、演技は既に板に付いているが、大脱走とは比較にならないほど孤独で陰惨なストーリーで、20分追加収録されたBlu-rayでは二時間半にわたって執念深く何度も脱獄劇を繰り返す様が凄まじい。
舞台は第一次大戦後のフランスで始まり、殺人罪の冤罪で終身刑となったパピヨンが、南米大陸北部のフランス領ギアナ流刑地の強制労働収容所に送られてからの、凡そ20年以上の獄中生活を綴っている。
自由を追い求める冤罪の男の渇望をマックウィーンが見事に好演し、特に二年間の独房シーンでの瀕死の姿は脳裏から離れない鬼気迫る演技だろう。
国債偽造犯で捕まり、隠し現金でパピヨンを助けるダスティン・ホフマンも期待通りの緻密な演技で応え、まさに一蓮托生の名優二人の友情は生半可な言葉では語れない深さがある。
途中には何人かの仲間が加わるが、その多くが悲劇に終わり、決して生きて出た者がいない南海の収容所での絶望を際立たせる。
現代作品から見ると全体的に展開はスローだが、その間合いを長く感じさせないのが本作の凄いところ。横暴な看守は当たり前。囚人を食い物にする出入り業者、脱走者を追うハンター、そして密告者らが二人を阻む。そして演者の繊細な表情や仕草、太陽と暗闇のコントラスト、鉄格子の先に見える海原の輝きなど、静かなシーンにこそ緊張感と悲壮感が漂うからだ。
決して痛快さや劇的さはないが、実話に裏付けられた人間の深みが体全体で理解できる魂に響く傑作だ。
リマスター映像は鮮やかで美しく、二種類の日本語吹替も楽しめるBlu-rayは感動を再現してくれ、本当に時代には感謝です。早逝したスティーブ・マックウィーンがもう少し活躍していたらと心から悔やまれる、脱獄映画の永遠の名作です。
名作1974
...Boys from Brazil(1978年) スフィンクス - Sphinx(1980年) イエス・ジョルジョ - Yes, Giorgio(1982年) ライオンハート - Lionheart(1987年) ウェルカム・ホーム - Welcome Home(1989年) 外部リンク[編集 | ソースを編集] フランクリン・J・シャフナー - インターネット・ムービー・データベース(英語)続きを読む
ひとつのカットの中にたくさんの線が、事物が映っていて美しい。。

絵画のようだ。

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監督作品[編集 | ソースを編集]
七月の女 - The Stripper(1963年)※劇場映画デビュー
最後の勝利者 - The Best Man(1964年)※ゴア・ビダール作の戯曲が原作
大将軍 - The War Lord(1965年)
ダブルマン - The Double Man(1967年)
猿の惑星 - Planet of the Apes(1968年)※アカデミー名誉賞受賞
パットン大戦車軍団 - Patton(1970年)※アカデミー作品賞ほか7部門受賞
ニコライとアレクサンドラ - Nicholas and Alexandra(1971年)※アカデミー美術賞ほか2部門受賞
パピヨン - Papillon(1973年)
海流のなかの島々 - Islands in the Stream(1976年)
ブラジルから来た少年 - The Boys from Brazil(1978年)
スフィンクス - Sphinx(1980年)
イエス・ジョルジョ - Yes, Giorgio(1982年)
ライオンハート - Lionheart(1987年)
ウェルカム・ホーム - Welcome Home(1989年)
外部リンク[編集 | ソースを編集]
フランクリン・J・シャフナー - インターネット・ムービー・データベース(英語)
スティーブ・マックイーンよ、永遠に★
...あまりに綺麗なロケーション! 70ミリの大画面で見たのもあるのでしょうが、 とても新鮮な感覚で、いまだに「パピヨン」を見ると、その時の衝撃が蘇ってきます★ 誰でも、そのような「映画」があると思うのですが?♪ 今回のDVD、グッドな特典で嬉しく思います☆ この映画を見事なものに造ってくれた、フランクリン・J・シャフナー、ジェリー・ゴールドスミス、 そして、スティーブ・マックイーン・・・永遠に♪続きを読む
没後30年以上経つんだ!と、改めて月日の重みを感じます☆
個人的に、一番最初にファンになった映画スターが、スティーブ・マックイーン♪ 
TV放映で見た、「大脱走」「荒野の七人」「砲艦サンパウロ」「人食いアメーバの恐怖」
どれを見ても、とにかくカッコ良く、まさに「画」になるスターでした★ 
そして、初めて映画館で見たマックイーンが、この名画「パピヨン」でした・・・☆ 
あまりの感動に、三日ほど食事がのどを通らなかったのを覚えています「笑」
その銀幕に映っていたのは、それまでのカッコイイだけ? のマックイーンとは違いました。
淡々と語られる壮絶なストーリー、ドガとの友情、生への執着、そして、それを取り巻く、
あまりに綺麗なロケーション! 70ミリの大画面で見たのもあるのでしょうが、
とても新鮮な感覚で、いまだに「パピヨン」を見ると、その時の衝撃が蘇ってきます★
誰でも、そのような「映画」があると思うのですが?♪
今回のDVD、グッドな特典で嬉しく思います☆
この映画を見事なものに造ってくれた、フランクリン・J・シャフナー、ジェリー・ゴールドスミス、
そして、スティーブ・マックイーン・・・永遠に♪
こんな映画だったのか・・・
...驚愕と失望いう言葉が当てはまります。 演出が粗い、チグハグ、映像美のかけらも感じられない・・・ 監督のフランクリン・J・シャフナーは「パットン大戦車軍団」では、良い 仕事をしたと思いますが。 中学生くらいの多感な時期に観れば、肯定的なメッセージをもらえる映画 かもしれません。 自身がトウの立った大人になってしまったのでしょうかね。 マックイーンからは演技派として認められたいというオーラが見えます。  「大脱走」で頂点に登りつめ、アクション俳優のイメージを拭いたいあがき が感じられます。...続きを読む
子どもの頃観たっきりで、おそらく30年ぶりくらいにじっくり観ました。
ラストシーンだけは、強烈に脳裏に焼きついていました。つまり断崖から
猛り狂う海原へ主人公が飛び込むというシーン。

さて、30年ぶりくらいに観て感じたことは、感動や衝撃という表現よりも
驚愕と失望いう言葉が当てはまります。

演出が粗い、チグハグ、映像美のかけらも感じられない・・・
監督のフランクリン・J・シャフナーは「パットン大戦車軍団」では、良い
仕事をしたと思いますが。

中学生くらいの多感な時期に観れば、肯定的なメッセージをもらえる映画
かもしれません。

自身がトウの立った大人になってしまったのでしょうかね。
マックイーンからは演技派として認められたいというオーラが見えます。 
「大脱走」で頂点に登りつめ、アクション俳優のイメージを拭いたいあがき
が感じられます。

ルイ・ドガをダスティン・ホフマンが演じる必然性もないでしょう。
「真夜中のカウボーイ」「卒業」「クレイマー・クレイマー」「トッツイー」などは
彼でなくてはなりませんが。
「パピヨンの冒険」というタイトルの活劇だと思いました。 
重苦しいテーマがなぜか軽い。

感動を期待して、肩透かしを食らいました。 残念です。
不撓不屈の男を描いた硬派な映画です。
正確には個人的に★3.5個の評価です。 監督は「猿の惑星(’68年)」、「ブラジルから来た少年」のフランクリン・J・シャフナーです。 昔何かの本で「マックイーンが不撓不屈の男を演じたらとても魅力的だ。」と言っている評論家がいましたが、本作はまさにその言葉がピッタリの映画です。 ストーリー展開には少し納得がいかないところもありましたが、映像はすばらしく、主人公を襲う苦難、それに絶対屈しない主人公には感動しました。細かい所では斬首刑のカメラアングルが好きです。...続きを読む
正確には個人的に★3.5個の評価です。
監督は「猿の惑星(’68年)」、「ブラジルから来た少年」のフランクリン・J・シャフナーです。
昔何かの本で「マックイーンが不撓不屈の男を演じたらとても魅力的だ。」と言っている評論家がいましたが、本作はまさにその言葉がピッタリの映画です。
ストーリー展開には少し納得がいかないところもありましたが、映像はすばらしく、主人公を襲う苦難、それに絶対屈しない主人公には感動しました。細かい所では斬首刑のカメラアングルが好きです。
ダスティン・ホフマンの名演技も素晴らしいですが、中盤と終盤のマックイーンの演技はまさに圧巻です。
地味な作品ですし、脱走物としては知的さはあまり感じませんが、ハードな男の生き方を描いた作品なので、「北国の帝王」、「暴力脱獄」みたいな作品をお好きな方にはお薦めです。
なお、終盤のマックイーンの顔はマルコム・マクダウェルに似ていると感じました。
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脱獄物のベスト1か?
...ゴキブリを口にするシーンなどには脱帽です。他の脇役陣も、揃って健闘しています。ストーリーも変化に富んでいて、次の展開が予測できません。この辺は監督の手腕ですね。フランクリン・J・シャフナーは、名作「サルの惑星」(第一作)でもメガホンをとった実力派 そこらの凡人監督とは一味違う切れ味です。記憶にある、これまでに観た脱獄映画を列挙しますと・・「俺たちは天使じゃない」55年、「大脱走」63年「脱走特急」65年、「暴力脱獄」67年、「手錠のままの脱獄」60年代初頭?、「シャーシャンクの空に」94年...続きを読む
いやあ 面白かったですね! 2時間20分は長いですが、あっという間でした。最近観た洋画の中でのトップかも知れません。何時ものようにアマゾンプライムビデオを物色していて、本作のリメイク版を見つけました。しかし当方の興味は73年の旧作です。半世紀も前の20歳代に少年アニメ誌に連載されていて、大変面白く読んだのです。その後映画化されたことも知ってはいて、そのまま忘れていたのですが、現役時代と異なり、時間はたっぷりある今回 観ることにしました。感想としては、まず スティーブ・マックイーン(従来は、特に傑出した俳優という認識ではありませんでした)とダスティン・ホフマンの主役二人が共に持ち味を生かした良い出来です。特にマックイーンの鬼気迫る演技…独房でのゴキブリを口にするシーンなどには脱帽です。他の脇役陣も、揃って健闘しています。ストーリーも変化に富んでいて、次の展開が予測できません。この辺は監督の手腕ですね。フランクリン・J・シャフナーは、名作「サルの惑星」(第一作)でもメガホンをとった実力派 そこらの凡人監督とは一味違う切れ味です。記憶にある、これまでに観た脱獄映画を列挙しますと・・「俺たちは天使じゃない」55年、「大脱走」63年「脱走特急」65年、「暴力脱獄」67年、「手錠のままの脱獄」60年代初頭?、「シャーシャンクの空に」94年、オー・ブラザー!00年、となりますが、本作品はこれらの傑作群を抜くベストと愚考いたす次第です。長文失礼しました。