山形)カッカッカー、異形の「加勢鳥」たちが上山に舞う

上月英興
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 山形県上山市の民俗行事「加勢鳥」が11日、市内中心部であった。ワラをかぶった異形が人気で、五穀豊穣(ほうじょう)や商売繁盛といった御利益にあやかろうとする市内外の人たちでにぎわった。

 今回の加勢鳥は34人で、半数近くが初参加。「ケンダイ」というミノに、雪わらじという身なりで「カッカッカーのカッカッカー」と輪になって舞を披露。商店主らがひしゃくで「祝い水」をかけると笑顔を見せていた。

 加勢鳥9回目という米国ニュージャージー州出身の英語講師、アマンダ・ジェームスさん(31)は「ここでしか会えない友達がいて楽しいです。今年はそんなに寒くないですね」。例年より多めに水をかけたというパン屋の松田泉さん(64)は「人口減の中で頑張っている若い人を応援したいですし、商売繁盛ということで水をかけないと落ち着かないです」と話した。(上月英興)

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