モンゴル元大統領がモンゴル帝国の地図を投稿 プーチン氏へ皮肉か
浪間新太
モンゴルのエルベグドルジ元大統領が12日、X(旧ツイッター)で、かつて広大な版図を誇ったモンゴル帝国の地図を引き合いに、ウクライナ侵攻を正当化するロシアのプーチン大統領の発言への皮肉を込めたとみられる投稿をした。投稿は13日現在で2万回以上リポストされて拡散している。
エルベグドルジ氏は12日、Xに、ロシアの一部がかつてのモンゴル帝国に含まれているように見える地図を投稿し、「プーチン氏の話の後で、モンゴルの歴史的な地図を見つけました。心配しないでください。我々は平和で自由な国です」とコメントした。
プーチン氏は8日に公開された米FOXニュースの元看板司会者タッカー・カールソン氏によるインタビューで、「ウクライナは歴史的にロシアの一部だ」と主張し、ウクライナ侵攻を正当化していた。
エルベグドルジ氏はロシアのウクライナ侵攻について、ウクライナ支持の立場を表明してきた。投稿はプーチン氏の発言を受けてのものとみられる。(浪間新太)
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