宇宙テーマ 研究解説 浜ホトフェア 2日目 東大特別教授ら講演

 浜松ホトニクスが浜松市中区のアクトシティ浜松で開いている総合展示会「フォトンフェア2023」は2日目の17日、東京大カブリ数物連携宇宙研究機構の村山斉特別教授と、宇宙飛行士の野口聡一さんが「ダークマター(暗黒物質)」、月面開発など宇宙を題材にそれぞれ特別講演した。

ダークマターについて講演する村山斉特別教授=17日午前、浜松市中区のアクトシティ浜松
ダークマターについて講演する村山斉特別教授=17日午前、浜松市中区のアクトシティ浜松
ダークマターについて講演する村山斉特別教授=17日午前、浜松市中区のアクトシティ浜松
ダークマターについて講演する村山斉特別教授=17日午前、浜松市中区のアクトシティ浜松
ダークマターについて講演する村山斉特別教授=17日午前、浜松市中区のアクトシティ浜松
ダークマターについて講演する村山斉特別教授=17日午前、浜松市中区のアクトシティ浜松

 村山特別教授は、正体が分かっていないダークマターの研究を紹介した。解明できれば、誕生直後の宇宙の姿が分かることや、加速器でダークマターをつくる研究を解説。「ダークマターに合えれば宇宙がどう始まり、なぜわれわれが存在できるかに迫ることができる」と語った。浜ホトのセンサーが使われる「すばる望遠鏡」で、解明に向けて進むスミレプロジェクトを説明した。
 野口さんは月に水がある可能性が分かって以降、各国で月面開発の機運が高まっていると指摘した。持続可能な宇宙開発に対応するために宇宙飛行士らの多様性が進んでいると強調、「日本人が月に降り立つのもそう遠くはない」と見通した。
 (浜松総局・白本俊樹)

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