祝い花

暖かい色が印象的で可憐な「ポピー」の紹介

ポピーは、ケシ科ケシ属の植物で、およそ150種が世界で広く分布しています。
私たちがよく見かけるのはアイルランドポピーと言われるシベリアンヒナゲシです。
中にはモルヒネが採取される品種もあるので、こういった品種となると個人的に栽培することは禁じられています。
草丈は20~90cmで茎が長く、先に10cmほどの大きな花を咲かせ、赤やピンク、黄、白、複色などの色が見られます。
開花時期は4月~7月にかけてで、春になると道端にポピーの花を見かけることも多く、春を感じる花でもあります。
昭和記念公園や秩父高原はポピーの一大群生地として全国的にも知られています。


■水やりについて

ポピーは基本的に根腐れを起こしやすい植物ですので、土が乾いてからたっぷり水やりをする方法にとどめましょう
根腐れを起こしてしまうと回復はできませんので、注意する必要があります。


■肥料について

肥料についてはそれほど必要ではありません。
肥料が多すぎると耐久性のない弱い株になってしまいます。
植え付けの際にゆっくりと効く粒状の肥料を土に混ぜておくと良く、葉にツヤがなくなった場合や黄色に変化してしまった場合は液体肥料を追肥すると良いでしょう。
そのため、肥料はできるだけ控えめにして強い株に育て上げましょう。


■日当たりについて

日光が良く当たる場所で育てると良いです。
日にしっかり当たると大変丈夫に育つからです。
ただし、多年草のタイプは高温多湿に弱い品種もあるため、夏は風通しの良い場所に置いておくと良いでしょう。
土の表面に腐葉土を敷いておくと地面の温度が上昇するのを防げます。


■病気や害虫について

病気:灰色カビ病
梅雨の時期になると特に発生しやすくなります。
花びらに褐色の小さな斑点のシミや茎や葉に灰色のカビが生える病気です。
日当たりや風通しをすることで予防できます。
害虫:アブラムシ
春から秋にかけて新芽や茎、若い葉や葉裏に発生します。
見つけたらすぐに駆除すると良いでしょう。