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スノーフレイク株急落、見通しが市場予想下回る-新CEO指名

  • 元グーグル幹部のスリダール・ラマスワミ氏がCEOに就任する
  • 2-4月期の製品売上高見通し、市場予想を大きく下回る

クラウド技術を活用したビッグデータの保管・分析サービスを提供する米スノーフレイクの株価が28日に急落した。同社が公表した見通しがアナリスト予想を下回った。フランク・スルートマン最高経営責任者(CEO)が退任することも明らかにした。

  同日の発表資料によると、注目度の高い製品売上高は2-4月(第1四半期)に7億4500万-7億5000万ドル(約1120億-1130億円)の見通し。ブルームバーグ集計データによると、アナリスト予想平均は7億6950万ドルだった。通期見通しも予想を大きく下回った。

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元グーグル幹部のスリダール・ラマスワミ氏がスノーフレイクCEOに就任する
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

  多くの企業がソフトウエア購入を控える中で、スノーフレイクの売上高の伸びは2023年に大きく鈍化した。コスト最適化と呼ばれるこのトレンドはアマゾン・ドット・コムやマイクロソフトといったクラウドサービスのプロバイダーにも影響を与えた。だが、業界をリードする両社は最近、顧客の間でこうしたコスト削減の動きが後退し始めたことを示唆している。 

  スノーフレイクのてこ入れという課題は、CEOを引き継ぐ人工知能(AI)担当上級副社長のスリダール・ラマスワミ氏が担うことになる。同氏はグーグルの元幹部。

  業績見通しの発表を受け、同社の株価は通常取引後の時間外取引で一時、20%余り下落した。これは同業他社の重しとなり、データドッグやモンゴDB、クラウドフレアなどが軒並み下げた。

原題:Snowflake Plunges After Missing Estimates, Naming New CEO (3)(抜粋)

 

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