Ⓒ松竹

2024年4月29日(月) 18:30~19:25

<時代劇>『鬼平犯科帳 第4シリーズ』

次回の放送予定

2024年4月29日(月) 18:30~19:25
第12話「埋蔵金千両」

毎週(月) 18:30~19:25

 一人暮らしの浪人・太田万右衛門(中丸忠雄)は、下女として雇った農家の娘・おてい(中島唱子)に手をつけ妾にした。
 一年後、大病を患い死期が近いと悟った万右衛門は、おていを呼び絵図面を見せ、驚くべき告白をした。それは、「自分は小金井の万五郎という大泥棒だった。図面の場所に千両の隠し金がある。その金の半分をやるかわりに、信州の利兵衛という男を連れてきてほしい」という内容だった。利兵衛はただ一人、息子の消息を知っている男だ。息子を探して残りの金を与えたい、というのだ。
 おていは、百姓女の姿で旅に出る。数日後、万右衛門がかかっている医師の辻桃庵(寺下貞信)が連れてきた中山宗仙(大前均)という者の指圧治療で、万右衛門は奇跡的な回復をした。喜んだ万右衛門は、お礼に五十両をはずむ。
 風邪で寝込み、桃庵にかかった長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、この話を聞き、浪人がそんな大金を持っていることを怪しみ、部下に調査を命じた。病気が治った万右衛門は、金のことを話したことを後悔した。利兵衛も大悪党…金を独り占めされると思った万右衛門は、病み上がりの体ながらも、千駄ヶ谷から小金井への旅に出る。
 金の隠し場所に着いた万右衛門は愕然とした。大きな穴が掘られ、金は跡形もなかったのだ。絶叫した万右衛門は、穴の中で息絶える。後を付けていた佐嶋忠介(高橋悦史)と沢田小平次(真田健一郎)にはよく分からない幕切れであった。
 一方、平蔵はおていの身元を洗うよう命じる。おていは実家に帰っていた。純朴なようでどこか怪しいと思った佐嶋は、家の前で張り込む。すると、深夜におていは籠をしょって家を出ていき…。

出演者・スタッフ

<出演者>
長谷川平蔵:中村吉右衛門
かめ:朝比奈潔子
佐嶋忠介:高橋悦史
松永弥四郎:宮川不二夫
沢田子平次:真田健一郎
おてい:中島唱子
竹内孫四郎:中村吉三郎
山崎国之進:中村吉次
長谷川久栄:多岐川裕美
太田万右衛門:中丸忠雄
与兵衛:多賀勝一
ナレーター:中西龍
ほか
<スタッフ>
原作:池波正太郎(文芸春秋刊)
企画:市川久夫 鈴木哲夫
プロデューサー:能村庸一 佐生哲雄
音楽:津島利章
脚本:古田求
監督:舛田明廣
制作:フジテレビ 松竹株式会社
制作協力:京都映画株式会社

番組概要

 中村吉右衛門の当たり役として、平成元年から平成10年までの10年間で133本放送し好評を得てきた『鬼平犯科帳』。今回は第4シリーズをお届けする。
 いつの世にも悪は絶えない…。徳川幕府は火付盗賊改方という特別警察を設けていた。凶悪な賊の群れを容赦なく取り締まる為である。独自の機動性を与えられたこの火付盗賊改方の長官こそ長谷川平蔵。人呼んで鬼の平蔵である。その平蔵の活躍を描いた人気時代劇!(全18話)

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