イタリアのサルト・デル・カーネ山から見た、噴火で夜空を照らすエトナ山。
Etna Walk/By Giuseppe Di Stefano & Marco Restivo/Handout via REUTERS
- エトナ山はイタリア・シチリア島の火山だ。
- ヨーロッパで最も活発な火山でもある。
- 最新の噴火では溶岩が上空高く噴出した。
ヨーロッパで最も活発な火山が再び噴火している。
イタリア・シチリア島のエトナ山が噴火し、溶岩と灰がシチリアの空に噴出した。
BBCによると、この火山は2023年に入って数カ月おきに噴火しているが、過去10年間は継続的に活動を続けているという。
エトナ山の最新の噴火の雄大な光景を見てみよう。
それは見逃せない光景だ
雪に覆われたエトナ山から溶岩が噴出している。
Etnawalk, Giuseppe Di Stefano/AP
エトナ山は通常、年に数回噴火するため、観光客を誘導する方法も確立されている。 2023年には2月、5月、8月、そして11月に噴火した。
その近くにいるなら、なおさらだ
エトナ山の噴火では、多くの人が住む周辺に火山灰がまき散らされる。
Etnawalk, Giuseppe Di Stefano/AP
スミソニアン・マガジンによると、エトナ山のすぐ近くには約100万人が住んでいるという。
必要に応じて除去作業が行われる
イタリアのサルト・デル・カーネ山から見た、噴火で夜空を照らすエトナ山。
Etna Walk/By Giuseppe Di Stefano & Marco Restivo/Handout via REUTERS
2021年にAP通信が報じたところによると、火山灰や火山岩が周辺都市に降った場合、住民は道路を清掃して火山灰を袋詰めにする。
火山灰や火山岩は過去にも都市に飛散したことがある
噴煙を上げるエトナ山。
Etna Walk/By Giuseppe Di Stefano & Marco Restivo/Handout via REUTERS
しかし、住民によれば、そのようなことは滅多に起こらない。2021年、ある住民は、地元の人々が「ラピルス」と呼ぶ珍しい「石の雨」について語った。
「生まれてこのかた一度も見たことのないものでした」とペダーラの住民、レティツィア・オリヴィエリ(Letizia Olivieri)はAP通信に語った。
火山灰は交通に問題を引き起こす可能性がある
サンタルフィオ村近くから見たエトナ山の噴煙。
Salvatore Allegra/AP
2023年初め、火山の噴火により、滑走路が火山灰で覆われ、近くの空港が閉鎖されたとスカイニュースが報じた。
しかし、火山学者にとってはワンダーランドだ
夜空に溶岩を吹き上げるエトナ山を眺める観光客。
Giuseppe Di Stefano/AP
スミソニアン・マガジンは、この火山は世界で最も科学的に監視されている火山のひとつだと報じている。
火山学者のボリス・ベーンケ(Boris Behncke)は同誌の取材に対し、「ここは火山学者にとって、まさにプレイグラウンドなのです」と語っている。