冬の積雪から松を守った雪つりの縄を取り外す庭師=金沢市の兼六園で
春らしい陽光が差し込んだ金沢市の兼六園で十五日、冬の風物詩「雪つり」の取り外し作業が始まった。二十二日までに園内のマツやツツジなど約八百カ所の雪つりを外し春を迎える。
兼六園の庭師ら十二人は、高さ約十メートルの「巣ごもり松」から作業を開始。はさみを使って約三百本の縄と、マツと同じ高さの芯柱(しんばしら)を協力して木から外した。
金沢城・兼六園管理事務所によると、一月の初めにまとまった雪が降ったが、雪つりを施していた木に大きな被害はなかった。
横浜市から観光で訪れた金子陽子さん(47)は、携帯で作業の様子を写真に撮り、楽しんでいた。「こんな光景に出合えると思わなかった。良い物が見られて春の訪れを感じた」と笑顔だった。
金沢地方気象台によると、金沢では十五日の最高気温が一五度と四月上旬並みの暖かさだった。(郷司駿成)
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