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舘ひろし『舘プロ』設立へ 所属は「今のところ私一人」石原プロから「映画作りの火は引き継いでいく」

2021年3月18日 05時00分

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新事務所の立ち上げを報告した舘ひろし

新事務所の立ち上げを報告した舘ひろし

 俳優の舘ひろし(70)がこのほど、個人事務所「舘プロ」を4月1日に設立することを発表し、本紙などスポーツ紙の取材に応じた。長年所属していた事務所「石原プロモーション」が解散し独立することになった舘。映画製作を目的に設立された石原プロのように、映画作りにかかわっていきたい考えを明かした。石原裕次郎さんや渡哲也さんらが情熱を注いできた「映画作りの火は引き継いでいきたい」と“石原プロイズム”を踏襲していく。
 昭和を代表するスター・裕次郎さんが1963年に設立した石原プロに、舘が入所したのは83年。渡さんや神田正輝(70)らとともに同プロの俳優としてドラマや映画で輝かしい実績を積み上げてきた。しかし、舘にとって昨年は波乱の年となった。7月に石原プロが、設立日にあたる今年1月16日に“解散”することを発表。舘は当初、解散後の身の振り方について「渡次第」と語り、尊敬してやまない渡さんと行動を共にするとみられていた。しかし、8月に渡さんが亡くなったことで“方向転換”を迫られる。
 舘は昨年末ごろから石原プロ解散後について考え出したという。「自分は『どこかで映画作りをしていきたいな』というのがあった」と自身の今後をイメージしたときに新事務所設立に考えが至った。事務所の名称は「自分の名前をつける気はなかった」と言うが、「いつの間にか、みんなが呼ぶようになっていた『舘プロ』に決まった」と照れ笑いする。自身がモチーフとなった事務所のロゴも公開。「みんながかっこいいと言ってくれる」と出来栄えに満足そう。裕次郎さんや渡さんの墓前にはコロナ禍が収まり次第、事務所設立の報告をする予定だという。
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