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細野晴臣、小坂忠さんを悼む「非常にショックだった。自分もどうなるか…」デビュー50周年記念展で

2022年5月21日 19時22分

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照れながら自身のドキュメント映画について話す細野晴臣

照れながら自身のドキュメント映画について話す細野晴臣

 ミュージシャンの細野晴臣(74)が21日、埼玉県所沢市のところざわサクラタウンで、デビュー50周年記念展「細野観光1969―2021」開催を記念して限定上映された2本のドキュメンタリー映画「NO SMOKING」(2019年)と「SAYONARA AMERICA」(2021年)の舞台あいさつに出席。69年にデビューしたロックバンド「エイプリル・フール」のメンバーで4月29日に亡くなったシンガー・ソングライター小坂忠さんを悼んだ。
 細野は「この年代の人たちはやっぱり健康を害したりすることが多くなってきて、つい先日も友達だった小坂忠が亡くなって非常にショックだった。それぞれの生命力に委ねるしかない。自分自身もどうなるか分からない。できる限りやっていきたい」と告白。
 「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」で共に活動し、がんから復帰した坂本龍一(70)について問われると「みんなも元気でやってほしいなと思ってます」とエールを送った。
 19年に50周年を迎えたことには「長くやっていれば当たり前」とクールに答えた細野。だが映画でも描かれている19年の米国公演などを振り返り「今だったらできない。幸いな時期にやれて良かった」とコロナ禍で一変した現状に戸惑いの表情を浮かべた。
 今後の活動については「いまアルバムを準備しつつある」と明かしたが、コロナ禍の影響や変化にも触れながら「やはりグローバルな波に乗っかっている音はできないので、非常にパーソナルな音楽を作っていくしかない。アメリカの音楽が大好きで、日本で生まれてくる音楽と自分との距離がすごくあって僕は少数派。少数派はいた方がいい。日本、外国問わず自分自身の音楽をやっていきたい」と話した。
 6月24日には大阪・中之島の大阪市中央公会堂で久々のライブが控えているが、細野は「自分にとってはリハビリ。ライブをやるのがすごく不安で怖い」と率直な心境を吐露した。

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