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金澤弦楽四重奏団ベートーベン全曲シリーズ 第3弾

2023年6月10日 05時05分 (6月10日 10時21分更新)
ベートーベンの弦楽四重奏曲全曲演奏に挑む金澤弦楽四重奏団(昨年12月の公演から)=金沢市本町の市アートホールで

ベートーベンの弦楽四重奏曲全曲演奏に挑む金澤弦楽四重奏団(昨年12月の公演から)=金沢市本町の市アートホールで

大曲2曲に挑む 20日、金沢

 ベートーベンの弦楽四重奏曲の全曲演奏を続けている金澤弦楽四重奏団の第三回公演が二十日午後七時から、金沢市本町の市アートホールである。昨年スタートした全十六曲演奏の折り返しで、第七番「ラズモフスキー第一番」と、ベートーベン全楽曲の中で最高傑作ともされる第十五番という大曲二曲に挑む。
 メンバーは、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)で中核を担う青木恵音(あやね)さん(第一バイオリン)、若松みなみさん(第二バイオリン)、古宮山由里さん(ビオラ)、ソンジュン・キムさん(チェロ)。
 ラズモフスキー第一番は、ロシアのウィーン大使だったラズモフスキー伯爵に献じて名前のついた三曲のうちの一曲。第十五番は最晩年に書かれた五楽章からなる傑作。病気で作曲を中断していたのを再開して、「リディア旋法による、病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌」とタイトルをつけた三楽章を加えたとされている。
 コンサートは十七日午後二時から東京・渋谷美竹サロンでもある。
 金沢公演のチケットは、前売り三千円(当日三千五百円)、学生二千円。県立音楽堂チケットボックス、香林坊大和プレイガイドで。予約・問い合わせは、宮城音楽事務所=(電)090(4323)7943=へ。

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