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折口信夫 没後70年 親族やファン墓参 羽咋

2023年9月4日 05時05分 (9月4日 10時53分更新)
 没後70年になる羽咋市ゆかりの民俗学者、折口信夫の命日の3日、親族や折口ファンら三十余人が同市寺家町にある同市出身の養子春洋(はるみ)との父子墓に参った=写真
 参列者はタブノキの葉を供え水をかけて手を合わせた。折口が教員を務めた国学院大の小川直之・名誉教授(70)が「タブノキは霊力を強め、水によって蘇生を願う」と解説。折口が自らの墓についてつづった詩「きずつけずあれ」を朗読した。
 松江市、福祉施設職員坪倉真樹子さん(48)は「折口に興味があって没後50年から通っているが、コロナ禍で来られず4年ぶり」と感慨深げ。春洋のおいに当たる藤井春幸さん(75)は「折口さんを直接知る人は少なくなったが、動ける範囲で供養を続けたい」と話した。
 墓は、春洋が1945年に硫黄島で戦死したのを嘆き、折口が49年に春洋の生家藤井家の墓地に建てた。53年の折口没後に折口の遺骨も納められた。(松村裕子)
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