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『野球賭博』ピート・ローズ氏「自分にも通訳がいてほしかったな」大リーガーとNFLの二刀流だったブーティー氏のSNSに登場

2024年3月26日 11時47分

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MLB公式球

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 ドジャースの大谷翔平選手が25日(日本時間26日)、ドジャースタジアムのクラブハウスで水原一平氏の違法賭博疑惑について声明を発表。賭博に関与したことはなく、水原氏に口座から金を盗まれ、うそをつかれたと語った。大谷の通訳を務めていた水原氏は20日、チームを解雇されていた。
 もの申すことがあったのは、ピート・ローズ氏(82)だ。大リーガーとNFLのQBと二刀流だったジョシュ・ブーティー氏は同日、X(旧ツイッター)を更新。添付された動画で、ある男性が「やあ、みんな。素晴らしい友、ピート・ローズとマーチ・マッドネス(NCAA男子バスケットボール大会)観戦を楽しんでいたところだ。最近の野球界について話していたんだが、言いたいことがあるそうだ」と紹介すると、横にいるローズ氏が「ええと、70、80年代に自分にも通訳がいてほしかったな。そうすれば、自由になれたのに」と、ほぼ無表情のまま爆弾発言を投下。相手の男性は、「ということだ。ヒット・キング(安打王)より」と結んだ。
 スポーツバーとおぼしき場所で撮影され、ローズ氏はライトグレーのスエットシャツに白いレッズの帽子姿だ。
 「自由」の部分は、正確には「スコット・フリー」と言っているが、自由のメタファーであることは明白だ。「スコット・フリー」はアメリカン・コミックス『ファンタスティック・フォー』の悪役「ミラクルマン」の別名。元マジシャンで、催眠術を使って幻覚を見せられるという設定だ。
 通算4256安打はメジャー記録のローズ氏は1989年、レッズの監督時代に野球賭博に関わったとして球界から追放処分を受けた。当初は否定していたが、後に賭博を告白。引退後も野球などの賭博を続けていると明かし、現在も処分は解かれていない。2020年は「私は自分のチーム(レッズ)の勝利だけに賭けた。間違いを犯したが、野球を汚しはしなかった」と語っている。
 スキャンダルが発覚した20日、AP通信は「ピート・ローズ以来、球界で最大の賭博スキャンダル」と報道。元ギャンブル依存症の著名ラジオホスト、クレイグ・カートン氏も「この騒動以来、みんながある人物の名前を口にしている。それはピート・ローズだ」と報じていた。

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