チョウバエを駆除するなら、幼虫の段階での駆除が必須！幼虫の駆除方法を解説

浴室や台所、トイレなどの水回りでよく見かけるチョウバエ。人に対して不快感を与えるだけでなく、飛び回って壁などに止まり食品を汚染するなどさまざまな被害をもたらします。大量に繁殖するため、幼虫の段階で駆除をすることが大切となります。チョウバエの幼虫の駆除方法を知り、適切に駆除していきましょう。

チョウバエの一生

チョウバエはシンク下や排水口など、汚れがあり湿っている場所に卵を産み付けます。種類によって違いはありますが、2日ほどで卵が孵化し、10～15日の幼虫期間後に蛹（さなぎ）になり、さらに2～4日後に羽化して成虫になります。成虫の寿命は最長で14日間で、一生に産む卵の数は200～300個です。

発生時期は4～11月頃で、5～6月に発生のピークをむかえます。ただし、暖房が常時使用される建物内ではチョウバエにとって適切な温度が保たれるため、時期を問わず年中発生します。

チョウバエの幼虫を駆除・予防しないと起こる被害

チョウバエは一度の産卵で大量の卵を産むため、幼虫の駆除・予防をせずにいると成長したチョウバエが大量発生してしまいます。成虫は水場だけでなく周辺にも飛びまわり、人に不快感を与える存在となるのです。
また、細菌が付着した体で食品の上にとまり、食品や調理器具を汚染することもあります。

チョウバエの幼虫が発生する環境

チョウバエの幼虫は汚れのある不衛生な環境で発生し、汚泥状の有機物を餌にして成長します。そのため、髪の毛や石鹸カスなどが残りやすいお風呂場や洗面台、キッチンの排水口や排水管の中はチョウバエが特に発生しやすい場所といえます。

浴室内で成虫を見かける場合は浴槽の空洞部分の底にたまる泥に幼虫が繁殖していることがあります。
他にもトイレの水洗タンクやキッチンの三角コーナーなどで繁殖することがあります。

厨房の場合は、油脂や野菜くずが下水に流れることを防ぐグリストラップの中で繁殖することがあります。

チョウバエの幼虫の駆除・予防方法

ここからはチョウバエの幼虫の駆除方法、予防方法をご紹介します。

水回りをキレイにする

水回りを普段からこまめに掃除して、幼虫のエサになる汚れを溜めないようにしましょう。

シンクや排水口の掃除は、洗剤を付けたスポンジやブラシで汚れを除去し、水で洗い流しましょう。

飲食店など店舗の場合、グリストラップの掃除は、まず第1槽のゴミを取り除きます。次に第2槽の油脂や汚泥をひしゃくなどでかき出します。最後に、第3槽の排水管（トラップ管）の蓋を外して、ブラシなどで排水管の内側の汚れをこすって落としましょう。

お湯をかける

殺虫剤がない場合はお湯をかける方法があります。浴槽下など、手の届かないところに幼虫がいる場合もお湯をかけて流します。ただし、これらはあくまで応急処置です。

パイプクリーナーで清掃する

チョウバエが発生しやすいお風呂場や洗面台、キッチンの排水管はパイプクリーナーで汚泥を取り除くのも一つの方法です。

殺虫剤を使う

チョウバエの殺虫剤には成虫用と幼虫用があります。幼虫を駆除するには幼虫に効くタイプの殺虫剤を使用しましょう。

殺虫剤は、排水管の中など手の届かないところに噴霧すると効果があります。幼虫がいる場所を狙って効果的に使いましょう。

侵入を防ぐ

集合住宅や近隣に商業施設・飲食店がある場合は、近くで発生したチョウバエが家に侵入してくるケースがあります。
幼虫の侵入を防ぐためには排気口に網をかけておきましょう。他にも、普段から窓や網戸をこまめに閉めたり、排水口を定期的に清掃したりすることで、室内への侵入を防げます。侵入経路が明確な場合は、その場所に忌避剤を噴きかけましょう。

チョウバエは幼虫の段階で徹底駆除すべし！

チョウバエの幼虫は汚泥状の有機物を餌に成長します。そのため、餌となる汚れを放っておかず、常にキレイにしておくことが幼虫予防の一番の方法です。日頃からこまめに掃除を行うようにしましょう。

チョウバエの幼虫の駆除・予防を確実に行いたい方は、プロに依頼することをオススメします。ダスキンのチョウバエ駆除サービスでは、プロが現地に伺い、被害状況や生息状況などを確認。調査結果をもとにお見積りします。

サービス初回はチョウバエの成虫を駆除。2回目以降に4週間に1回の周期で幼虫を定期的に駆除することで、チョウバエのいない環境をつくります。
大きな特徴は、液体の薬剤と違って飛び散らない「泡施工」。複雑な配管内に浸透し、奥に潜む幼虫を駆除します。薬剤は人間への影響や毒性が低いため安心です。チョウバエにお困りの方は、ぜひ一度ダスキンにご相談ください。