記事に移動

【2023年韓ドラ総決算】イケメン同士のアツイ関係!今年のBESTブロマンス・カップル5組を発表

旬な俳優2人のライバルでありソウルメイトであるいちばん萌える関係性。

By
a collage of a man

早いもんでもはや11月、今年も「今年の(いろんな)ベスト」を出すシーズンになってきましたってことで、今回の『推しのイケメン』は、今年配信開始した作品の中から「ベスト・オブ・ブロマンス」を、渥美の独断と偏見でピックアップしてみました!「韓国ドラマったらブロマンスだろ」って言っても過言でないので、ああこれも、あああれも、と迷いましたがみなさんはどんなかな~。ぜひハッシュタグつけてリポストして下さい!と編集に無断で提案!年末の忙しい時期に忌々しいこともめっちゃ多いですがーーまるっきり正反対の二人が、時にぶつかり合い、時にブンブン振り回されながら、でも愛してるって展開に、ひとときのホッコリぽわわーんを味わってくださいませ!

「推しのイケメン♡ハマる韓ドラ」を記事一覧を見る

1

『D.P. -脱走兵追跡官- シーズン2』 チョン・へイン&ク・ギョファン

a couple of men sitting at a table with food
Netflix

軍隊内のイジメを告発した衝撃作『D.P.』のシーズン2は、ひえええ~~~!!という驚愕の事件で終わったその後から始まったわけですが、今回も前作同様チョン・ヘイン(『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』って久々に書いたわ!)&ク・ギョファン(『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』)「+α」のブロマンスが楽しめる作品になっております!

a group of men in military uniforms
Netflix

イジメで自殺した兵士チョ・ヒョンチョルの唯一のアニヲタ仲間のぽっちゃり兵士ムン・サンフン(『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』)による兵舎内での銃乱射事件で幕を閉じた前シーズン。特に事件で衝撃受けたギョファンは除隊寸前に失語症になっちゃっているにも関わらず、失意のヘインくんを「僕はいなくなるのに、そんなんで大丈夫か」と心配したり、除隊前の有給消化中についヘイン君からの電話を待っちゃったりする、もはや遠距離交際の女子としか思えない行動です!そして、すったもんだで自ら脱走兵になっちゃったヘインくんに、「ヘインくん(とは言ってませんけども!)を守れるのは僕以外にいません!」って『101回目のプロポーズ』か!武田鉄矢か!(昭和ネタ)みたいなセリフほざいて、除隊返上でヘインくんを探し始めるんですね!これ愛だろ愛!

a person in military uniform talking to another man in a suit
Netflix

でも今回の『D.P.』のブロマンスの見どころは、おっさん専科の私に言わせれば、二人の上官キム・ソンギュン(『恋のスケッチ 応答せよ1988』)と准将ソン・ソック(『カジノ』)なんですよ!ええそうなんです、決して仲良くなかった二人はシーズン1のラストでとんでもないこと起こした無能な上司のお陰で、完全に仲間意識が芽生えてまして、ラストなんて下士官だけど年上のソンギュンに対しソックちゃんがじゃれつくというラブラブぶりを見せてくれます!

ADの後に記事が続きます
a group of people walking in a large room with many people
Netflix

っていうのも今回のソンギュンのかっこいい兄貴っぷりは半端ないんですね。韓国語では「子供たち」のことを「エドゥル」っていうんですが、ソンギュンは二人組を「エドゥル」と呼んで身を案じ、キューンとした(想像です)ソックもそれに続き、みたいな感じで「4兄弟化」。ラストにはボロボロになりながら懸命に頑張るマンネ=ヘインくんを、兄ちゃんたちみんなが身を投げだして守る!ヘイン君の愛されマンネぶりすげーな!という展開になります!ラストは号泣ですけど、ほんとのほんとのラストカットでは「報われた」って気持ちになりますので、ぜひここ見落とさないで下さい!シーズン3希望!

※Netflixにて独占配信中。

2

『弱いヒーロー Class1』パク・ジフン&チェ・ヒョヌク

a group of boys posing for a picture
©Content Wavve Corp.

この連載でもその他でもあらゆるところで「私の今年のベスト1」と言いまくってる本作ですが、皆さんもう見てくれたかなっ!?見てない?ええええ、羨ましいぞ!ぜひこの機会に見ていただきたいと思うのは、この作品の作り手は『D.P.』の人なんで、痛い痛い痛いせつなすぎー!!というブロマンスの傑作でもあります!それも「ブロマンスの三角関係」なのよあなた!

ドラマの主役は、成績優秀なパク・ジフン(『コッパダン~恋する仲人~』)、ケンカの強いチェ・ヒョヌク(『二十五、二十一』)、金持ちお坊っちゃまホン・ギョン(『悪鬼』)の高校生3人組。校内のたちの悪いいじめられっ子に絡まれたことをきっかけに仲良くなり、さらに力を合わせてこれを撃破したことで、学校内で一目置かれる「弱いヒーロー」になっていくわけですが、このことが逆に3人の関係に微妙な歪みを作っていくわけです!3人っていいバランスになることも多いけども、2人と1人になっちゃうこともあるわけで、この3人は(イケてる、ジフンとヒョヌク)と(金持ってるだけの、ホン・ギョン)になっちゃうわけですね!

a man wearing gloves
©Content Wavve Corp.

『弱いヒーロー』は『D.P.』のクリエイターが作ってるんで似たところが多いんですけど、このイケてる2人「頭脳派の陰キャ=ジフン」と「ひょうひょうとした肉体派=ヒョヌク」の関係は『D.P.』の二人とそっくりの楽しさで、他人を信じず、寄せ付けまいと身を固くするジフンに、空気を読まず能天気にずかずか踏み込んでゆくヒョヌク、そのあまりの悪びれのなさにジフンは怒る気も失せる……みたいな感じで、めっちゃ可愛い。

ADの後に記事が続きます
a person wearing glasses
©Content Wavve Corp.

そんな二人に憧れて(同時に、その裏返しのコンプレックスを抱えながら)近づいたホン・ギョンは、特にヒョヌクへの報われない恋心をこじらせて、地獄の「憎いさ百倍」ロードを突き進んでいっちゃうんですね。ホンギョンは「愛情」を知らない境遇に育ってて、それゆえに承認欲求が強いわけですけど、それがヒョヌクへの思いを通じて暴発する、いやもうほんとに、こんなに切なくて痛々しいブロマンスがかつてあっただろうか!つう話なんですよ(号泣)!

a man standing outside
©Content Wavve Corp.

3人の他にも『D.P.』からは私の大好きなシン・スンホ(世子様@『還魂』)が出てまして、3人を追い詰めてゆく半グレ集団の兄貴分を演じてるんですけど、全てことが終わった後のジフンとの関係がこれまたすごくイカしていて、ポワーンとなりますぅ。シン・スンホってめっちゃいい声なんだよね~。その辺もお楽しみ下さい!ブロマンスと全然関係ないけども!

※Huluで独占配信中

3

『バッド&クレイジー』 イ・ドンウク&ウィ・ハジュン

a man and a woman walking
Courtesy via tvn

韓国のブロマンスって「おちゃらけ型破り&ガンコなカタブツ」というコンビが多いんですが、この作品の組み合わせはタイトル通り「悪いやつ&頭おかしい」という組み合わせのアクション・コメディ。爆笑に次ぐ爆笑の、個人的には今年のベスト・オブ・ブロマンスです!

ADの後に記事が続きます
これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
【KNTV】バッド・アンド・クレイジー(放送中)
【KNTV】バッド・アンド・クレイジー(放送中) thumnail
Watch onWatch on YouTube

主人公の二人は、権力に媚びまくりのチンケな悪徳警官イ・ドンウク(『トッケビ』)と、彼の前に突如現れた謎のクレイジーな肉体派「K」ことウィ・ハジュン(『シスターズ』)。大物国会議員が絡むある殺人事件が起こり、警察上層部の命令でこのもみ消しをすることになったドンウク、そんな折も折、彼の前に唐突に現れたのがライダースーツに身を包んだ見ず知らずの筋肉野郎ハジュンです。でもって現れるたびに意味不明&問答無用にドンウクをボッコボコにするわけです!「お前、警察だろ!!!」と言いたくなるめっちゃ卑劣なヘラヘラ野郎=ドンウクを、ハジュンがwithビッグスマイルでおちょくるようにボッコボコにする状況がめっちゃカタルシスで、サービスシーンも兼ねてたはずのサウナのシーンとか、ハジュンにぶっ飛ばされて鳩が豆鉄砲で完全にワケワカメなドンウクがタイルの上をシャアーーーーーッ!と滑る場面とか、ヘコヘコしてるドンウクの眼の前でハジュンが大物国会議員の顎に飛び蹴り食らわす場面とか、飲んでた牛乳噴いたがな!!

a cover of a book
Courtesy via tvn

ブロマンスの基本は一方が、「愛され」のもう一方に翻弄されるうちに変化していくところなんですけど、軟弱なワルのドンウクが、無邪気に凶暴なハジュンに怒られてるうちに、悪と戦う情熱を目覚めさせていくわけですね!何が可愛いって、ここまで躍動的で喜怒哀楽な姿見たことない!って感じのウィ・ハジュンが最高なんですけど、この間『最悪の悪』で取材した時の冗談連発ぶりを見ると、多分このドラマが素に一番近いんじゃないかって思います!でもって何やっても笑いに落としてくれる困り顔ドンウクの懐の深さ!ハジュンに「オレのこと好きでしょ?」とか「嫉妬してるの~?」とか笑顔でいわれて困り顔、狭いトラックに密着状態で閉じ込められて、ハジュンが「暑い~~!!」と何故かパンツ脱ごうとする時の「普通上から脱ぐだろ!」と叫ぶ困り顔、もう最高としか言いようがありません!

a group of men posing for a picture
aflo

ドラマのミソはドンウクが「いろんな意味で」本来の自分に目覚めてゆくお話で、二人の関係は前半2話目でわかるんですけど、なんでそうなったか?って話が、後半に起こる連続殺人事件で明らかになり、ここにきて暴走ハジュンが「シュン…」とする姿もめっちゃかわいい!ちなみに『グローリー』のイム・ジヨンの夫チョン・ソンイル、イム・ジヨンの親友キム・ヒオラも、サイコな役でが登場するのもサイコーです!

※U-NEXTにて配信中

ADの後に記事が続きます
4

『最悪の悪』 チ・チャンウク&ウィ・ハジュン

a group of men in a room
© 2023 Disney and its related entities

エリート警官一族のホープである女性警官イム・セミ(『天気が良ければ会いにゆきます』)と結婚したチ・チャンウク(『アンナラスマナラ -魔法の旋律-』)は、父親は薬物中毒で自分は田舎の元ヤンキーでコネなしの平刑事で、妻の親類にクソみたいに扱われる毎日。そんな中、その経歴を買った先輩から麻薬組織「カンナム連合」に潜入する話が持ちかけられ、二階級特進を条件に引き受けちゃうんですね。でもってカンナム連合のボスの右腕にまで上り詰めていくんだけども、そのボス=ウィ・ハジュンの初恋の相手が、実はチャンウクの妻イム・セミだった―――!という感じで、愛と潜入捜査の両方がハラハラ・ドキドキの展開になっていきます!

 
© 2023 Disney and its related entities

ドラマは、チ・チャンウクとウィ・ハジュンがイム・セミを真ん中に作る三角関係に、麻薬製造卸の中国の組織のスーパー高飛車お嬢様でチャンウク♡のキム・ヒョンソが絡み、四角関係になってゆくんですが!ポッと出のチャンウクがあれよあれよと出世しちゃうところとか、自分のために大怪我を追ったチャンウクに膝枕とか、どう考えても怪しいチャンウクよりイム・ソンジェ(『ムービング』)追い出しちゃうところか、ハジュンはどう考えてもチャンウクへのラブのほうが強いだろ!みたいな展開に。

two men standing in a room
© 2023 Disney and its related entities

一方のチャンウクは自分と似た境遇に生まれ育ったハジュンを、初恋の人とまっとうな人生を歩んでる自分が、もしかしたら歩んでたかもしれない別の人生みたいに見てるわけです!だからなかなかハジュンを切り捨てられず、その思いがもう最終話にほとばしります!

ADの後に記事が続きます
a man in military uniform talking to a man in a suit
© 2023 Disney and its related entities

ドラマは基本的にヤクザもの、つまるところすっげーホモソの世界なんで、全体として男同士の愛情のもつれがワシャワシャ!みんなヒョンニム=ウィ・ハジュン(たぶん一番若いけども!)のラブが欲しくて、嫉妬と裏切りがうずまきます!そういう中で『ムービング』でも『最悪の悪』でもヒョンニムを裏切る、非モテのイム・ソンジェっていう俳優がすっげー気になっています!

※ディズニープラス スターにて全話独占配信中

5

『悪の心を読む者たち』キム・ナムギル&チン・ソンギュン

two men in suits
courtesy of SBS

ええとこの連載で紹介するにはちと地味め、と言われてしまうかもしれませんが、この作品は今年前半のベストに入れてもよかった!と思っている傑作です!ええと、韓国警察史上で初のプロファイラー、キム・ナムギル(『アイランド』)を主人公に、猟奇殺人鬼たちとの戦いを描いたサイコスリラー、というんでしょうか!

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
【KNTV】悪の心を読む者たち ハイライト
【KNTV】悪の心を読む者たち ハイライト thumnail
Watch onWatch on YouTube

ナムギルは小さい頃にちょっとした事故にあうんですけど、そこで彼を助けてくれた女性がある日殺されちゃうんですね。で、その死体発見現場の見物人の中に「犯人らしき男」を目撃します。それ以来、ある種の罪悪感とともに「悪を見つめる男」として刑事になるわけですが、時は90年代で韓国警察が犯人をぶん殴ることで自供を強要させていた時代で、理論派で内向的で感情をほとんど表に出さない(つうよりは出せない)ナムギルは、そういう流れにガンコに抗って犯行現場の状況や証拠から犯人の思考を読み解こうとがんばる。でもってそれが科学捜査班のチン・ソンギュン(『悪鬼』)の目にとまるわけです。この人はかねてからアメリカの警察にあるらしいぜ!っていう犯罪行動分析班を韓国に作ろうと、プロファイラーに向いてそうなナムギルをスカウト。ここにマンネのリョウン(『輝くウォーターメロン』)が加わり、マッチョな暴力刑事たちに「んなもんで犯人が捕まるかっつうの」とバカにされながら、犯罪行動分析班がスタートするわけです!

ADの後に記事が続きます
a man and a woman standing in front of a black background
courtesy via SBS

さっさとブロマンスの話をせえと思いますが、このドラマのすごいところは、ほとんどが実際の事件をモデルにしていて(プロファイラーが書いた小説が原作)、主人公はその犯人になりきって事件を頭の中で再現していくわけですが、これがめっちゃ怖いわけです。まだこの理論自体が確立されていない時代にこういう仕事に携わるのは、ある意味凄い危険なことなんです。っていうのも、哲学者ニーチェが言うように「深淵を見つめるものは、深淵に見つめられてる」ってわけで、悪を見つめすぎると悪に取り込まれてしまうことがあるわけで、悪を憎む余り、ある部分で悪に同化していくキム・ナムギルの苦悩っていうのが、ものすごく繊細に描かれているんですね!はいそこで来ましたブロマンスなんですけど、それを気遣う上司=チン・ソンギュンが、本当に本当に素晴らしいヒョンニムなんですね!!

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
「悪の心を読む者たち」2023年2月3日(金)TSUTAYA先行レンタル開始!
「悪の心を読む者たち」2023年2月3日(金)TSUTAYA先行レンタル開始! thumnail
Watch onWatch on YouTube

そもそもコミュ障気味のナムギルを理解して自分のチームに引き入れ、次々と手柄を挙げさせ、でもややもすれば3日も4日も徹夜して根を詰めちゃうナムギルの、肩をぽんぽんって叩いて力を抜かせてあげる、ナムギルがその瞬間に浮かべるさみしげな笑顔とかもうめちゃめちゃキューンとします!このドラマが凶悪事件を描きながら、どこか温かみが感じられるのは、この二人の愛情関係があるから!もはや全然関係ないけど、ナムギルとお母さんの関係も、ほっこりと暖かくて最高です!

私の大好きな「ちょっといい話請負人」のおじさん、キム・ウォネたん(『力の強い女ト・ボンスン』)、『ヴィジランテ』のキム・ソジンなど、俳優たちがそれぞれに自分の仕事をきっちりやっています!見逃ししたら損する作品です!

※U-NEXTにて配信中。

渥美志保の推しのイケメン♡ハマる韓ドラ

a collage of people

韓ドラのプロが解説!百想芸術大賞2024のノミニー注目作と受賞予測を総チェック

a man and woman posing for a picture

キム・スヒョン新作『涙の女王』主要キャストを代表作で徹底解説

a collage of people

パク・ヒョンシクに今夢中になれるおすすめ出演作BEST5

a man and a woman talking

『私の夫と結婚して』がヒット中! 恋と復讐を描いた韓国ドラマBEST5

ADの後に記事が続きます
ADの後に記事が続きます