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ロンドン・クリティクス・サークルの授賞式にて

養女ディラン・ファローが幼い頃、性的虐待をしていたことを出演したテレビで、自ら改めて語ったことから批判を浴びているウディ・アレン。グレタ・ガーウィグやティモシー・シャラメ、コリン・ファースなど多くの俳優が彼の作品に出演したことを後悔したり、「二度と彼の作品には出ない」と声明を発表している。またウディの最新作『A Rainy Day in New York(原題)』に出演したセレーナ・ゴメスも、ギャラ以上の金額をセクハラ被害者を支援する基金「Time's Up」に寄付している。

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2016年9月 映画『Wonder Wheel(原題)』の撮影中だったウディ・アレンとケイト・ウィンスレット

そんななか、ケイト・ウィンスレットも彼の作品に出演したことを後悔していることを匂わせている。1月28日(現地時間)にロンドン・クリティクス・サークルの授賞式に出演したケイトは、特別賞のディリーズ・パウウェル賞を受賞。スピーチで「一緒に仕事をしなければよかったと思う人たちと仕事をする、そういう間違った決断をしたことを後悔しています」とコメント。

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『Wonder Wheel(原題)』にはジャスティン・ティンバーレイクも出演

「何も言わないことは、勇気ある女性や男性たちの苦悩をより大きくすることにしかならないのは明らかです。性的虐待は犯罪です。判断をするのは法律ですが、私たちはどんなに小さな声であっても聞き、聞くのをやめてはいけないのです」と涙を抑えながら語ったそう。ケイトはアレンの名前を出してはいないけれど、2017年に公開されたウディ監督作『Wonder Wheel(原題)』に出演したばかり。アレンとの仕事について語っている可能性が大。

これはThird partyの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

本作に出演した直後には「ウディ・アレンは素晴らしい監督」「彼の家族については何も知らない。映画に出演する俳優としては、一歩距離を置いて”本当でも嘘でも何も知らない”と答えるだけ」とコメントしていたケイト。だけど、その後に起きたセクハラ告発のムーブメントの結果、「何も知らない」では許されなくない状況に。今後、アレンの作品に出演したがる俳優が激減するのは間違いなさそう。


Photo: Getty Images Text: Yoko Nagasaka