lpr コマンド群
UNIX (BSD 系) ではプリントアウト(プリンタに印刷対象データを送る)
ために lpr コマンド群を用いる.
- lpr [-Pプリンタ名][-#num]
指定したファイルをプリントジョブとしてプリンタに送り
印刷を開始させるコマンド.
プリンタ名を省略した場合の出力されるデフォルトプリンタは
環境変数 printer
で指定できる.
なにも指定していない場合は lp と云う名前のプリンタがデフォルトとなる.
- lpq [-Pプリンタ名][user ...]
指定したユーザのプリンタジョブが
プリンタのキューにどれだけジョブがたまっているかを調べる.
- lprm [-Pプリンタ名][-][job # ...]
印刷ジョブをキューから削除する.
一般ユーザが削除できるのは自分のジョブのみ.
- オプションを付けると自分のジョブ全てを削除.
- lpc [-Pプリンタ名]
lpd の管理. 一般ユーザは status サブコマンドのみ利用できる.
- status : プリンタの状態を見る.
- disable : lpr でそのプリンタを使えなくする.
- enable : lpr でそのプリンタを使えるようにする.
- stop : プリンタにデータを送るのを止める.
- start : プリンタにデータを送り始める
(lpd の小プロセスを起動).
- abort : lpd の小プロセスを終了.
- restart : abort してから start する.
- clean : キュー内のデータを全て消す.
- quit : lpc を終了する.
プリンタにトラブルが起きてプリンタの状態をリセットする場合,
dissable → abort (→ clean) → 作業 → start → enable
という手順を踏む.
履歴 1999/12/10 やまだ まなぶ