2011年にウィリアム王子と結婚して以来、イギリスのみならず世界中の女性たちを魅了し続けているキャサリン妃。挙式から8年が経った今もなお、アメリカではスタイルアイコンとして絶大な人気を誇り、彼女が身につけたものは即完売しています。
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Kate Middleton Is Even More Influential Than Meghan Markle in the U.S.
―ブランドの価値を独自に調査するイギリスの会社『ブランド・ファイナンス(Brand Finance)』が発表した調査結果によれば、「ケイト・ミドルトン効果」がアメリカの消費者に与える影響はいまだに大きく、彼女が着用したアイテムを手に入れようと、開店前のお店に行列ができてしまうとのことです。
しかも、彼女と同じくロイヤルファミリーの仲間入りを果たしたメーガン妃よりも、経済効果は絶大なのだとか…。
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調査では、1515人のアメリカ人を対象にアンケートを実施。英国王室や王室メンバーについて質問をしたところ、ロイヤルファミリーのなかで最も影響力があるのは、「キャサリン妃とメーガン妃」でした。
1位のキャサリン妃は、イギリスブランドに身を包めば、アメリカの消費者の購買欲が37.6%高まることが明らかとなっています。服やジュエリーはもちろんのこと、彼女が愛用するインテリアグッズや車までもが注目を集めています。
一方のメーガン妃も、アメリカの消費者の購買欲を35%アップさせており、2位にランクイン。ちなみにメーガン妃の夫ハリー王子は31.9%、キャサリン妃の夫ウィリアム王子は27%と、ランクはそこまで高くありません。
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でもこの調査、実は2018年の9月に行われたものになります。
メーガン妃がオセアニア歴訪でバリエーション豊かなスタイルを披露し、第一子の妊娠を発表した今、再度調査を行えば、違う結果になるかもしれません。
ちなみにチャールズ皇太子の70歳の誕生日に、メーガン妃がロンドンベースのブランド「ゴート(Goat)」のドレスで登場すると、ブランドへの注目度が急上昇。「ゴート(Goat)」のマネージングディレクターであるカルパ・シャーさんは、「英国王室のメンバーが『ゴート(Goat)』のピースを着用すると、すぐに売り上げが大幅にUPします。メーガン妃だろうとキャサリン妃だろうと一緒です。2人のおかげで、私たちのブランドをより多くの人たちに知ってもらうことができました」とコメントしています。
とは言え、キャサリン妃の人気には彼女が、「未来の国王妃」であることも関係している可能性があります。
書籍『プリンセス・ケイト 英国王室への道』の著者であるクラウディア・ジョセフさんは、『ヴァニティ・フェア』誌に対し「英国王室の一員になったメーガン妃は現在、キャサリン妃からスポットライトを奪っていますが、彼女がキャサリン妃を超えるほどの人気者にはなるとは思えません。なぜならキャサリン妃は、3児の母として、そして、未来の国王妃として世界に愛されているからです」と指摘しています。
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いずれにせよ、ブランド・ファイナンス社が行った調査から、英国王室がアメリカでも大人気なのが分かります。
他のイギリス出身のセレブと比較しても、キャサリン妃やメーガン妃の方が、歌姫アデルよりも好きと答える人の方が多かったのです。しかも、ウィリアム王子、キャサリン妃、ハリー王子、メーガン妃の4人はなんと、エリザベス女王やザ・ビートルズのポール・マッカートニーよりも人気。
アンケートに回答した人たちの3分の2は、4人のことを「like(好き)」もしくは「love(愛している)」と答えたそうです。
ブランド・ファイナンス社のディレクター、アレックス・ヘイ氏は「ロイヤルファミリーは、英国の象徴としてブランディングにも貢献しています。イギリスのラグジュアリーブランドに与えるインパクトは大きいと思います。王室メンバー、特にキャサリン妃&メーガン妃がブランドのアイテムを着ることにより、まるで魔法のように一気にそのブランドの人気が高まります」と語っています。
アメリカでも爆発的な人気を誇るなんて、さすがキャサリン妃&メーガン妃。同じ調査を来年実施した場合は、どんな結果になるのか、ぜひ見てみたいものですね。
From Harper’s BAZAAR
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Translation / Reiko Kuwabara