4年前に大学を中退した22歳の「佐藤達広」は職業“無職”。親の仕送りで悠々自適に暮らす彼はいわゆる「引きこもり」でした。
しかし、父親のリストラを境に徐々に生活に暗雲が立ちこめ、自分の不憫な状況は組織「NHK(=日本ひきこもり協会)の陰謀だと妄想を始めます。そんな彼の元に謎の美少女「中原岬」が引きこもりから脱却させる謎の「プロジェクト」の遂行のため現れ・・・。今回は、そんな謎過ぎるヒロイン「中原岬」の魅力について紹介します。

【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】

■清楚な黒髪ショートが可愛い!

 黒髪ショートの美少女キャラは数多く存在しますが、岬ちゃんは1、2を争うと言っても過言ではないでしょう(独断)。
黒髪ショートで清楚キャラの岬ちゃんは18歳(高校中退)。眩しいくらいの清純さを放つそのルックスは見ているだけで幸せな気分になります。ワンピースに日傘姿の登場シーンなど、まさに天使の一言です。

■年上に対してもお姉さんキャラ

 見た目はとっても童顔ですが、佐藤くんに対しては常に甲斐甲斐しくお世話をするお姉さんキャラ。カウンセリングという名目で毎晩佐藤くんにプログラムを施す一方で、料理を作ってあげたり掃除をしたりしてくれます。

 佐藤くんがネットゲームにハマってますます家から出てきてこなくなった時は、あの手この手で外へ連れ出そうと努力し、恥ずかしがりながらも猫耳をつけるシーンまで・・・。

また、佐藤くんが母親に強がって「婚約者がいる!」などと大法螺を吹いてしまった時には、年齢差のある佐藤くんの婚約者に見えるよう、精一杯大人びた格好で振る舞います。その姿にまたぐっと来るのです。

■でもどこか不幸そうで守ってあげたくなる!

 佐藤くんに対しては“頼られキャラ”でいるように振る舞っている岬ちゃんですが、実は佐藤くんに施しているプログラムは、岬ちゃんの過去のトラウマが深く関係しています。佐藤くんの前ではいつも気丈に行動しているものの、過去の経歴の話が持ち出されたり、昔の知り合いに遭遇した時に見せる焦った表情や儚げな表情は、とにかく守ってあげたい衝動に駆られます。

 引きこもっている自分の家に美少女がやってきて、しかも自分のためにいっぱい努力してくれるなど、自分の身に置き換えたら最高ですよね。アニメも原作小説も、コミカライズ版も比較的話数が短く、特にアニメの岬ちゃんの声優牧野由依さんの声はハマり役です。
まだ見たことのない方は是非、「中原岬」の魅力をご自身の目でお確かめ下さい。

【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】

★記者:boti(キャラペディア公式ライター)

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