お笑いコンビ“カミナリ”のふたりが、YouTubeチャンネル“カミナリの記録映像【公式】”にて『デスクリムゾン』をプレイする動画を前編・後編に分けて公開した。

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 『デスクリムゾン』は1996年にエコールソフトウェアより発売されたセガサターン用“暗黒ガンシューティング”。さまざまな伝説を残しているゲームである。どんな伝説かは、当時のファミ通クロスレビューの点数が“40点満点中13点”であることから察してほしい。

 今回の動画は、現在プレミア価格が付き、入手困難となっている本作を、中古商品を買取・販売する駿河屋が提供する形で実現。何かといわくつきの本作の魅力を、視聴者へとポジティブにお伝えするという趣旨でプレイが始まった。

カミナリが『デスクリムゾン』をプレイするYouTube動画を公開。予備知識ほぼゼロながら「(扉)赤くなくない?」など、的確なツッコミを連発

 しかし、相手はあの『デスクリムゾン』。オープニング映像から突っ込まざるを得ない演出の応酬に、ふたりはお笑い芸人としての本領を発揮。ふたりともほぼ予備知識ゼロでありながら「パワーポイントレベルだな!」「戦場に行かなそうなヤツの声だな」など、ツッコミを連発する。

 本オープニング映像の語り草のひとつである、なんの変哲もない階段に対して主人公・コンバット越前が放つ謎のオーバーリアクションにも、逃さずツッコミ。さらに、1回目はスルーしたものの、その後も何度かくり返したオープニング映像の視聴では“赤の扉”に対して「赤くなくない?」と、ツッコミを入れる。

カミナリが『デスクリムゾン』をプレイするYouTube動画を公開。予備知識ほぼゼロながら「(扉)赤くなくない?」など、的確なツッコミを連発
カミナリが『デスクリムゾン』をプレイするYouTube動画を公開。予備知識ほぼゼロながら「(扉)赤くなくない?」など、的確なツッコミを連発

 ゲーム本編の異様な難度の高さにも、やはり突っ込む。ゲームオーバーになるたびに見せられる“ECOLE(エコール)”のロゴや、ステレオ/モノラルの変更しかできない“充実したオプション”、そしてまさかの“STAGEのスペルミス”にも、ひとつひとつ、的確かつ丁寧にツッコミを入れて回る。

カミナリが『デスクリムゾン』をプレイするYouTube動画を公開。予備知識ほぼゼロながら「(扉)赤くなくない?」など、的確なツッコミを連発
カミナリが『デスクリムゾン』をプレイするYouTube動画を公開。予備知識ほぼゼロながら「(扉)赤くなくない?」など、的確なツッコミを連発

 しかしプレイを続けるうちに、ふたりは上達のたびに先へと進めるようになる本作の絶妙(?)なゲームバランスに、夢中になっていく。「BGMがカッコイイ」「あらゆる人が喜ぶゲーム作りをしている」など、細部へのこだわりも気に入り出したようだ。

 とはいえ、理不尽極まりない難易度を誇る“デス様”を前に、結局ステージ1をクリアすること叶わず、本企画は終了……と思いきや、後編の動画ラストには驚きの告知が。なんと渋谷伝承ホールにて“『デスクリムゾン』のステージ1を全員の力を使ってクリアする”ことを目的としたライブを開催すると言うのだ。

 なお、このライブのチケットは販売後、即完売している。とはいえ『スーパードンキーコング2』のBGMを堪能するライブものちほど一部がYouTubeにて公開されているので、このたびのライブも、YouTubeでの公開があるかもしれない。チケットを購入できなかったカミナリファン、そして『デスクリムゾン』ファンは、今後の動向をチェックしよう。

 “カミナリの記録映像【公式】”では先月も『スーパードンキーコング』シリーズなどのBGMを手掛けた作曲家、デビッド・ワイズ氏に会うためイギリスに向かい、突撃インタビューを行うなど、ゲームファン要注目の動画を公開している。

※画像は“カミナリの記録映像【公式】”の動画をキャプチャーしたものを使用

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