2023年8月9日~8月15日にトレンド入りしたのは“島袋光年”と“しまぶー”。15年前、『週刊少年ジャンプ』で連載していた『トリコ』作者の名前です。8月14日に『ジャンプ+』で島袋先生の読み切りマンガ『ヤバイ』が掲載されたことを受け、トレンド入りを果たしました。

※以下、『ヤバイ』のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください!

トリコ1(ジャンプコミックス)

しまぶー新作マンガのタイトルはその名も『ヤバイ』

 8月14日に『少年ジャンプ+』に掲載された『ヤバイ』は、『トリコ』作者である島袋光年先生の新作マンガ。『トリコ』とは『週刊少年ジャンプ』で2008年~2016年まで連載されていたマンガですが、その生誕15周年を記念して描き下ろされたのが今回掲載された『ヤバイ』です。これを受けて作者の名前である“島袋光年”や愛称の“しまぶー”が続々とトレンド入りを果たしました。

 マンガの主人公は“影響力が強すぎる罪”で死刑宣告を言い渡された“ザ・ヤバイ”のバンドメンバー・謝花桃多武(じゃはな ももたぶ)です。死刑宣告後、「最後にライブをやりたい」と申し出た桃多武たちのラストライブはどうなるのか? さらにその死刑宣告の裏には仕組まれた陰謀がほの見えるのですが、それはいったい何なのか……。

 まさかのラストに度肝を抜かれること間違いなしの奇抜なストーリーです。

『ヤバイ』がヤバイ!? 『トリコ』作者の島袋先生が渾身の新作マンガを描きおろし!【トレンドワード解説】
『ジャンプ+』公式サイトより

 バンド“ザ・ヤバイ”のライブシーンは激しい勢いを感じる圧巻の描写です。また主人公をはじめとした登場キャラの名前の奇抜さ(裁判長の名前が“ジョン・コインブラ・スズキ・マッカートニー”など)も印象的。『世紀末リーダー伝タケシ』の小次郎の本名が“ヤヤヤンヤヤーヤンヤヤヤヤンヤヤヤヤンーヤヤヤヤヤンヤンヤ・のぶたか”だったことが記憶に蘇ります。

 作中に登場するモブキャラの多さもファンのあいだで話題に。ページいっぱいに描かれたモブキャラの中には、なんとトリコやタケシなどが描かれておりX(旧Twitter)でも盛り上がっていました。そんな遊び心もたっぷりと散りばめられた『ヤバイ』。見逃してしまった方はいま一度チェックしてみてはいかがでしょうか?