投稿日:2014/11/04
(最終更新日:2023/07/12)
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の治療例
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)というシミがあります。
これは、遅発性太田母斑とも言われているシミで、アザの一種とも言えます。
「普通のシミ(老人性色素斑)」や「肝斑」に間違われて診断・治療されることが多く、他のクリニックでレーザー治療を受けても良くならなかったという相談を受けることがあります。
シミの治療は適切な診断が最も大事で、間違った診断は間違った治療法につながり、「何度治療してもよくならない」、「治療したら、余計にシミが濃くなった」という事態を引き起こします。
もう一つ大事なことは、その医療機関に適切な医療機器があるかということです。
常に患者様にとってベストの治療をまず提案するのが、臨床医として最も大事だと考えていますが、他のクリニックでは実際はそうではないと思える例がしばしばあるようです。
身近な例で言いますと、局所的な老人性色素斑に対して、フォトシルクプラスに代表されるIPL治療をすすめるクリニックです。老人性色素斑は適切なレーザー(Qスイッチヤグレーザー532nm)で適切な照射を行いますと、ほぼ1回で除去できます。これをIPL治療で行いますと、5回以上はかかります。もちろんIPL治療のメリットもありますし、Qスイッチヤグレーザーのデメリットもありますが、大事なのはまずベストな治療としてQスイッチヤグレーザーという治療方法があることを患者様に提案することです。Qスイッチヤグレーザーは非常に高価な医療機器であるために、設備しているクリニックが少なく、設備していないクリニックがIPL治療をすすめている気がしてならないのです。
少々話が逸れてしまいましたが、シミの治療に大事なのは、適切な診断と適切な治療なのです。
それでは、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)のモニター写真をご紹介します。
治療前の状態です。
普通のシミ(老人性色素斑)と比較して、茶色ではなく、灰色がかっているのがADMの特徴です。
Qスイッチヤグレーザー1064nmにて1回治療後
治療後はかなり薄くなっているのがわかると思います。ADMの場合、完全な除去のためには、通常3回程度の治療が必要です。
シミの治療については
船橋美容HP「シミ治療のポイント」
青山美容HP「シミ治療のポイント」
もご参照ください。
美容整形外科・美容皮膚科
千葉・船橋中央クリニック
東京・青山セレスクリニック
元神賢太
アザ, レーザー, しみ治療, ADM, 後天性真皮メラノサイトーシス, 遅発性太田母斑
ブログTOPに戻るカテゴリーから探す
- 目
- 鼻
- プチ整形
- その他の顔の治療
- 美肌治療
- にきび治療
- アンチエイジング・若返り
- 小顔・輪郭治療
- 豊胸・バスト
- 痩せる方法
- 院長日記
- わきが・多汗症
- タトゥー除去
- 女性の薄毛
- レーザー脱毛
- ほくろ・いぼ除去
- その他
- Articles in English
人気記事ランキング
-
1位
2024/02/26
【女性がセックスでイク】オーガズムの全てを医学的に徹底解説!
-
2位
2024/01/26
唇のブツブツ:フォアダイスの原因・治し方・予防等について
-
3位
2023/12/30
数の子天井、ミミズ千匹の名器とは??
-
4位
2024/02/10
顔汗・頭の汗がすごいのはなぜ?病態と止める方法について
-
5位
2023/12/21
膣痙攣でペニスが抜けなくなるか
最新記事
千葉エリアで治療をご希望の方はこちら
〒273-0005
千葉県船橋市本町6-4-15
グラン大誠ビル 2F
責任者:元神賢太
最終学歴:H11年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H15年船橋中央クリニック開業
東京エリアで治療をご希望の方はこちら
〒107-0061
東京都港区北青山2-7-26
ランドワーク青山ビル7F
(旧ヒューリック外苑前ビル)
責任者:高林洋一
最終学歴:S43年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H28年青山セレスクリニック管理者