アップルが正式にiPhoneやiPod touchのサードパーティアプリ開発をサポートするのなんて待てない!という方へ。
iPhoneやiPod touchを「jailbreak」して好きなアプリを入れる方法を、ここに改めてまとめます。冬の夜長にどうぞ。
注1 : 紹介する方法は、今のところMac経由iPhoneでしか試してません。jailbreakのために使うソフトはiPod touchやWindowsにも対応しているので大丈夫なはずですが、ダメかもしれませんので、ご注意ください。
注2 : 恐らく人によって微妙に環境が違ってくると思うので、ここで紹介した方法がうまくいかない方もいらっしゃると思います。保障はできませんので、自己責任でお願いします。そしてもし「書かれてる方法じゃなくて、こうやったら上手くいったよ」とのことがありましたら、ぜひコメントをお願いします!
注3 : ファームウェアを、1.1.2から1.1.1へダウングレードできない方々がいらっしゃるようです。もしダウングレードがうまく行かなった場合、速やかに1.1.2を再構築してください。これで一応元通りになります。残念なことにサードパーティアプリは入りませんが。
ファームウェアのバージョンチェックするiPhone(以下、特別に書き記す場合を除き、iPod touchも同じ)をドックにつなぎ、iTunesを開けます。で、iPhoneのファームウェアのバージョンをチェックします。ドックにつないだ状態で「サマリータブ」をクリックしましょう。そこにソフトのバージョンが表示されます。
もしファームウェアが1.0のどれか(1.0.0、1.0.1、1.0.2のどれか)なら、このたび紹介する、1.1.1にアップグレードしてjailbreakする方法をオススメします。いま1.1.1のファームウェアを使っている人は途中の手順を飛ばしてiPhoneまたはiPod touchをJailbreakするセクションから始めてください。
ダウングレードまたはアップグレードで1.1.1のファームウェアにする。最新のファームウェア、1.1.2を使っている場合、または1.0バージョンを使っている場合、まず1.1.1ファームウェアを入れましょう。1.1.1ファームウェアからはモバイルサファリ経由で劇的にカンタンにJailbreakが可能だからです。
まずは1.1.1ファームウェアをダウンロードしましょう。iPhone用はこちらで、iPod touch用はこちら。ファイル名の末尾がデフォルトでは「_Restore.ipsw」となっているはずです。ダウンロードしている間、iPhoneをリブートしてリカバリーモードにしておきましょう。手順は以下の通り。コンセントにつないだ状態で、iPhoneがリスタートするまで電源ボタンとホームボタンを同時押しします(スライドして電源オフにしないよう注意)。その後電源ボタンを離します。ホームボタンはそのまま押し続け、リカバリーモードになるのを待ちます。右のスクリーンショットをご参照ください。
まだファームウェアのダウンロードは続いていると思いますが、もちろんそのまま続けてください。待っている間、1.1.2Jailbreakファイルをここでダウンロードし、zip解凍しておいてください。
ファームウェアのダウンロードは終わりましたか? では次に、今ダウンロードしたファイルを使ってファームウェアを1.1.1にします。手順は以下の通り。まずiTunesを開きます。サマリータブをクリックしてファームウェアのバージョンを確認します。Windowsの場合はシフトキーを押しながらリストアボタン、またはMacの場合オプションキーを押します。保存した1.1.1ファームウェアを選択しリストアします。
このリストアプロセスが完了すると最後にエラーが出ますが心配しないでください。
ここまで来た後で、Windowsユーザーはwindows.batファイルを、MacユーザーはJailbreak.jarを実行してください。すると1.1.1ファームウェアのブートがはじまります。
Jailbreakの実行とうとう1.1.1ファームウェアからの超簡単jailbreakまで漕ぎつけました! あと少しです。
iPhoneからmobile Safariブラウザでhttp://jailbreakme.com/にアクセスし、「Install AppSnapp」のリンクをクリックします。サファリはすぐに終了しiPhoneのスライド画面に戻るので、いつもと同じようにアンロックします。アンロックした後ホームスクリーンにInstaller.appが表示されていれば成功。ちなみに僕がiPhoneで試してみた時、アンロックしようとしたらiPhoneがフリーズしてしまいました。iPhoneをリスタートしたらInstaller.appはちゃんと表示されました。Jailbreakと1.1.2へのアップグレードこれでJailbreakは成功したので、1.1.2へのアップグレードはもういいかなという気分になる人もいるかもしれません。確かに1.1.1と1.1.2では大筋でたいした違いはありません。ただ、最新のファームウェアを使いたい、バグ修正の恩恵をこうむりたい、というあなたは1.1.2にアップグレードしたいと思うかもしれませんね。そんな方は以下の方法をお試しくださいませ。
さあ、あとはiPhoneを普通にアップグレードすれば完了です。iTunesにつないでサマリータブからアップデートを選びます。ファームウェアを1.1.2にアップグレードし終わったら、Jailbreakを有効にする必要があります。1.1.2Jailbreakフォルダに戻って、Windowsユーザーはwindows.batファイルを、MacユーザーはJailbreak.jarを再度実行します。あとは同じです。
サードパーティアプリのインストールさっそく好きなサードパーティアプリをインストールしちゃいましょう僕の現在のお気に入りアプリを紹介しておきますので、参考にしてみてください。
- iPhysics : クレヨン風画面でボールを転がす
- NES : ファミコンエミュレーター
- gpSPhone : ゲームボーイアドバンスエミュレーター
- HuaRongDao : カッコいい箱入り娘?
- iSolitaire : ソリティア
- iPhoneHome : ダブルクリックをホームボタンで代用
- iFlickr : Flickrのブラウジング
- iFlix : オンラインDVDレンタルサービスNetflixを、iPhoneやiPod touch経由で使うツール
- iMapIdle : GmailなどのIMAPメールと連動して、リアルタイムでメールの到着をお知らせしてくれる
- Apollo : IMアプリ
- MobileScrobbler : Last fmの自分のアカウントにiPodで再生可能なファイルをどれでもアップロードできる
- WebSearch : 非常に速いウェブ検索。サイトをロードして検索ボックスを探してそこに入力して…という手間を省ける
- Colloquy : IRCクライアント
ADAM PASH(MAKI/いちる)
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